サザナミインコの飼い主の寄稿
我が家は南向きで日当たりもよく、何もしなくても日光浴はバッチリ!と思っていたのですが…
実はインコに正しい日光浴ができていなかったことを、獣医さんからのアドバイスで知りました。
インコの日光浴の勘違いと獣医さんから教わったアドバイス
サザナミインコのぴよちゃんのいる部屋は南向きで日当たりがよく、夏は部屋に直接日が入らず、冬は部屋の中ほどまで日が射す好環境でした。
部屋の掃除の時に日光浴をさせようと外に出すと、その直後から延々と呼び鳴きをするので、思うように日光浴ができていませんでした。
私が視界から消えてしまうためか、呼び鳴きの音量はかなりのものだったのです。
冬は室内でもケージまで日が射してくるので、外に出さなくても日光浴はバッチリ!と思っていました。
私はガラス窓を閉めたままでも日光浴が出来ていると思っていたのです。
インコに元気のない原因のひとつはカルシウム不足と言われて…
ぴよちゃんをお迎えして2年ほどたった頃、元気がないぴよちゃんを主治医の先生に診ていただいたところ、換羽期と発情期が重なったことで体力を消耗しているのかも…と診断されました。
その健康診断でぴよちゃんのカルシウム値が低いこともわかり、これも元気がない原因のひとつかも…と言われたのです。
カルシウム値を上げるためにカルシウムとビタミンを混合したサプリを処方してもらうことになり、サプリのほかに適度な日光浴が必要とのアドバイスもいただきました。
そのときに現状をお話しすると先生から
日光浴が足りないとビタミンDが作られずカルシウムが吸収されない

カルシウムが吸収されるしくみ
カルシウムを効率よく吸収するためには ビタミンDと共に摂取することが効果的ですが、そのビタミンDを作るために 日光浴で紫外線を浴びることがよいのです。ですが、ガラス窓は紫外線を通しにくいので、自然の日光浴で体に作られるはずのビタミンDが作られない。
部屋で日光浴をするときは窓を開けて、レースのカーテン越しがいちばんです。もし日当たりがよすぎるなら、必ずケージの中に日影を作って移動できるようにしてあげてくださいね。
ケージごと外に出す「日向ぼっこ」には、先生は否定的な考えだ…とも言いました。
直接日が射さなくても、明るい自然光ならレースのカーテン越しでも大丈夫。外に出すことは、直接日光を浴びることができるメリットよりも、リスクの高さが上回るのでおすすめできません。
リスクとは、猫やカラスに襲われることで起きる怪我やロストの危険。野鳥などが近づく感染の危険。うっかり長時間出してしまって熱中症や寒さで体調を崩してしまうなどの危険。昔は日光浴というと鳥かごを物干しなどに吊るしているのをよく見かけましたけどね(苦笑)
先生のお話しを聞き終わる頃には、私も外に出す日光浴はもう止めようと考えていました。
実は私も、いつも部屋にいるぴよちゃんを外に出すのは なんとなく不安でもありました。
レースのカーテン越しで日光浴ができると聞き安心したのですが、日中は仕事に行ってしまうと窓の開け閉めやケージの移動ができないので、必要な日光浴の時間に足りないのでは?と思ったのです。

私は自宅に戻るとすぐにネットで探して購入しました。
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主治医の先生は、日頃からインコの健康や病気についてとても丁寧に説明をしてくださるのですが、この時はかなり熱心に外で日光浴をさせるリスクについてお話しされていたように思います。
普段は日光浴ライトを利用しつつ、私が在宅の時はケージの位置を少しずらしてレース越しに日光浴させたり(ビビリなのでたくさん動かすのはダメだった) UVライトと自然光の日光浴を臨機応変に行うことにしました。
日光浴中の気持ちよさそうに寝ているぴよちゃんの姿は、私にとって何よりの癒しと「元気の素」
そして日光浴したぴよちゃんの頭のモフモフの匂いもお日様の匂いがして、私は大好きでした。

