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インコのアクリルケースとは?購入前に確認すべきメリットデメリット

そもそもインコ用「アクリルケース」とは?

ここでいうところのインコ用アクリルケースは「アクリルケージケース」を指します。

こういった 「小鳥をそのまま入れる鳥かご」ではありません。

小鳥の入った鳥かごを丸ごとそのまま収容するアクリル製のケース のことです。

インコのアクリルケース

via:アクリル工房

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インコのアクリルケースとは?購入前に確認すべきメリットデメリット

インコのアクリルケース

 

アクリル製のケースは透明度が高いので、部屋の雰囲気を崩さず インテリアの邪魔にならず。

ケージをただ室内に置くだけよりも格段に見栄えが良いので人気があります。

中にいるインコも外がクリアに見えるため、視覚的にはストレスを感じづらいですし、飼い主とのコミュニケーションも取りやすいことはメリットです。

インコ用アクリルケースは保温+ストレスレスな環境を鳥に提供する

インコのアクリルケース

生まれた国や暮らしていた地域によって インコの気温への耐性は異なりますが、室内で飼っている飼い鳥であれば保温は基本的に必要です。

たとえばオカメインコの場合、健康な成鳥であれば 温帯地域(北海道以外)なら耐寒性にはほとんど問題がなく過ごせます。

無加温でひと冬を無事に過ごせることも珍しくはありません。

ですが、そんな健康体の成鳥でも 急激な冷え込みなどの「寒暖の差」には体調を崩してしまう個体がたいへん多いです。

そのため季節の変わり目や寒暖の差が大きすぎる時には 保温が必要になる場合もあります。

また 老鳥になると調整能力が落ちていきますので、雛鳥ほどではないにしても 保温による温度調整が必須になります。

そういった場合には保温状態をキープする目的で インコ用アクリルケースを利用する方が多いです。

インコ用アクリルケースは鳥のストレス軽減にもおすすめできる

インコのアクリルケース

インコ用アクリルケースはアクリル板で覆われているため、保温対策に適しています。

インコが日常を過ごしているケージを丸ごとアクリルケースに収納できるので、小さなプラケースや水槽に移動させられるよりも だいぶ鳥のストレスが軽減されます。

アクリルケースの中に 内部の気温に見合ったワット数のペットヒーター(保温電球)とサーモスタットを設置することで、ケース内の温度を一定にキープできるため安全・安心です。

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ただしアクリルは意外と耐熱性が弱いので、ヒーターを取り付けるのであれば少し大きめのワイドタイプや 電球のワット数の調整が必要となります。

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インコをアクリルケースに入れたままでは日光浴の効果は得られない

インコのアクリルケース

窓ガラス越しに入ってくる光に当たっても日光浴効果は得られませんが、

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窓ガラスと比べるとアクリルのほうが紫外線の透過率は低いのです。

つまりアクリル越しでも日光浴の効果は得られません。

amazonだったかな…アクリルケースを販売しているショップの店員が「透明なのでそのまま日光浴できますよ」みたいなコメントを掲載している商品説明を見たことがありますが、それ、間違いです。

さらに覚えておかなければいけないのは、そもそもアクリルは紫外線に弱いものだということ。

紫外線に弱いのだから室内で使う鳥用紫外線ライトだって当てるわけにもいきません。

アクリルは紫外線で劣化(黄変)が早く進みますから 直射が当たらない所にケースを設置する必要がありますし、アルコールや薬品類にも弱い性質があります。

経年により変質・変色もしますし、伸縮素材でもあるので水濡れや水洗い・温度差や湿度差の大小により扉部分が反ってしまうこともあります。

インコのアクリルケース

冬の室内で窓ガラス越しの日光をインコに当てるのでは明るい光を浴びているだけで、本当の意味での「日光浴」にはなっていません。

インコを日光浴目的でキャリーケースに入れて外に連れ出すとか、網戸越しに日光浴させるなど、紫外線が浴びられていることを常に意識しながら日光浴をさせる必要があります。

室内で紫外線ライトを使うなら アクリルケースからケージを出して疑似日光浴をさせればいいですね。

インコのアクリルケース

鳥類は飛ぶために骨がスカスカで軽いのが特徴なので、パニックを起こしたときに骨折する危険性が高いのです。

日光浴不足は骨折はもちろん卵詰まりなどの原因にもなり得ますから、定期的な日光浴をさせることで 鳥体内でビタミンDを生成するサポートをしてあげる必要があります。

どうしても愛鳥に日光浴させることが難しい場合は、室内でUVB紫外線ライトを使うのがおすすめです。

ただしライトは鳥の真上から照射するようにしてください。ケージの横にセットして横から光を当てるのは厳禁です。

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インコ用アクリルケースの防塵効果はメリットでありデメリットでもある

インコのアクリルケース

オカメインコや白色オウムを飼っていて空気中に舞う脂粉に悩まされている方もいるのではないでしょうか。

そもそも気管支系が弱かったりアレルギーを持っている人は ペットを飼わない方がいいですが、インコを飼い始めてから鳥アレルギーを発症することもあります。

そういった場合はアクリルケースが防塵面では有効ですので、空気清浄機と併用して対策してみるのもひとつの方法です。

またアクリルケースは鳥の羽や餌カスの飛び散り防止にもなるので、普段の掃除がラクになるというメリットもあります。

インコのアクリルケース

…と、良いことばかりを挙げてきましたが、ここで一度 鳥の立場に立って想像してみてください。

締め切られ密閉されたアクリルケース内の空気はどんな感じですか?あなたはそんな空間にずっといつづけられますか?

アクリルケースは複数の空気穴が空いていますから 通気口をふさがなければ酸欠の事故が起こることはほとんどありませんが、当然 中の空気は淀んでいます。

そんな中で インコはずっと自分の脂粉を吸い続けているわけです。

それによって鳥でも鼻・喉などの粘膜に影響を及ぼしたり、呼吸器系を病む確率が高まります。

だから、アクリルケースはよほどの事情がない限り保温目的以外では使わない方が良い…と私は考えています。

鳥なんだから大丈夫!…なんて思いますか?そんなことはありません。

鳥も人も汚れた空気を吸い続けたら病むことは同じですよ。

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インコをアクリルケースに入れるなら、部屋の空気を入れ替えるのと同じく、ケースの中も定期的に換気してあげる必要があります。

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