ペットショップスタッフの寄稿です
ペットショップには、インコを購入するために多くのお客さんが来店されますが、中には「この人にはインコを売りたくないな」…そんな人がいます。
ペットショップ店員の本音!こんなお客さんにはインコを売りたくない
第1位:インコ飼育に必要なものを買ってくれないお客さん
インコ飼育には必要な用品を
揃えるのにお金がかかりますが
…と思っているお客さんも多く、
いざ飼うインコが決まって
飼育用品のご案内を始めると
…と断られることもよくあります。
特にインコのヒナをお迎えする場合は
保温ヒーターは必須アイテムですが、
値段が高いために予算の都合で
断られてしまうことが多くあります。
…との不安もよぎりますが、
なすすべはありません。
第2位:インコを誕生日プレゼントにするお客さん
意外と多いのが、
友達へのプレゼントとして
インコを買っていくお客さんです。
私はペットショップで働くまで
「動物をプレゼントにする」発想が
ありませんでした。
練習にちょうどいい動物なんていませんよね(-ω-;)練習になるのは飼育書をよく読んでシュミレーションしたり他の方のペットに触れさせていただいたりでしょうか 飼った事が無い方は知識が無いだけなので悪気は無いのでしょうね…
— まったくモー助 (@mmousuke) December 11, 2016
子どもへのプレゼントとして、
自分も一緒にお世話をする前提で
親御さんが買うのならわかるのですが
…というお客さんには売りたくないです。
インコの売買契約をするときは
飼育方法や注意点をお伝えしたうえで、
なにか不安に思う点はないか?を尋ね
安心して飼育が始められるように説明します。
しかしインコをプレゼントとして
買いに来るお客さんは、
新しい飼い主(友達)一緒に来店していません。
とても不安に感じます。
初めまして。今まで何度か、飼いきれなくて放棄されてた子を引き取りました。文鳥やセキセイだと生体価格が安いから、贈り先の都合を聞かないままサプライズプレゼントに買う人もいるんですよね。これ冊子にして、鳥のいるペットショップで配布してほしいくらいです。
— 綾@るりのはね (@ayatakainko1028) December 8, 2016
第3位:そもそもインコに無関心で意味不明なお客さん
ほとんどのお客さんはインコを飼うとき、
色や見た目だけでなく、
その子がどんな性格なのかなど、
数羽いるインコたちを見比べて
時間をかけて慎重に1羽を選びます。
しかし中には
これから迎えるインコに
無関心なお客さんもいます。
私が接客したた中でいちばん驚いたのは
…と声をかけられたことです。
正直なところ、こういうお客さんが
インコに愛情を持ってお世話してくれるのか?
疑問であり、不安です。
第4位:インコを飼うことを家族に反対されているお客さん
インコ飼育に反対している家族がいるのに
インコを買いにくるお客さんも一定数います。
インコが餌を蒔き散らして周囲を汚したり、
放鳥すれば糞をして部屋を汚すことも。
インコ飼育に反対する人が、
これらの問題を受け入れてくれるのか?
おそらくこれは喧嘩の火種となるでしょう。
第5位:人の話を聞かない・聞こうともしないお客さん
インコを飼うつもりで
来店しているお客さんには
インコの飼い方を知らない人がほとんどです。
それでも契約時にしっかり説明を聞いて、
飼育方法を理解してくれなら良いですが、
話を聞いてくれない人も中にはいます。
それでもスタッフは
最低限必要なことは
お客さんに必ず伝えていますが、
その後に問題が発生したときに
…とクレームをつけられて
困ることもあります。
ペットショップ店員の本音!こんなお客さんにインコを飼ってほしい
第1位:インコの飼育経験があるお客さん
初めてインコを飼う人でも
大切に育ててくれる方は多いですが、
インコの飼育経験がある人に飼ってもらえると
こちらも安心して販売することができます。
SNSなどでお喋りをしたり
踊ったりするインコを見て、
「かわいいから」と衝動的に
インコを買いに来るお客さんは多いです。
そういう人は飼育方法も知らずに飼いはじめ、
インコが思う通りにならないと
「イメージしていた生活よりも大変!」
をやっと理解して、挙句の果てに飼育放棄
…が巷では増加しています。

飼育経験者はインコのかわいい一面だけでなく、
お世話をするうえで大変なことも経験しているので
「飼ってみたらイメージと違った!」
と無責任に手放す可能性は限りなく低いです。
第2位:インコの飼育方法を事前に勉強してきているお客さん
「飼育方法は勉強してきました!」
というお客さんに出会うとホッとします。
私の接客経験の中で最も印象深いのは
小学生の女の子が母親と一緒に
インコを買いに来店したときのことです。
その女の子はずっとインコを飼いたくて
飼育本を読んで勉強してきたそうです。
挿し餌を作るときの温度まで完璧に理解していて、
ここまでインコの飼い方をマスターしている
小学生に出会うのも初めてでした。
このようなお客さんにお迎えしてもらえると
「良かった!」と思います。
第3位:インコを大好きなお客さん
何度もペットショップに足を運んでいたり、
インコとの接し方も上手なことがうかがえて
「本当にインコが好きなんだろうな」
と見てわかるお客さんには
ぜひインコをお迎えしてほしいと思います。
もちろん好きなだけでは飼育はできませんが、
このようなお客さんは飼育用品の準備はもちろん、
飼育環境が整っている状態で来店することが多いです。
インコが可愛がってもらえそうな
お客さんの元へ行くことが決まると、
ホッと安心します。
第4位:インコ飼育について質問してくるお客さん
インコの契約が決まり、疑問点を質問してくるお客さんは
…と思い、安心します。
初めてインコを飼うのに
「なにか不安な点やわからない点などありますか?」と聞いても
「大丈夫です」としか言わないお客さんは
「本当に大丈夫なのだろうか!?」と心配になります。
第5位:インコにお金をかけることを惜しまないお客さん
店員たるもの、
お店の売り上げを上げて
会社の利益に貢献することが求められます。
契約時にどれだけ
用品を売ることができるか?を重視して
接客することが求められます。
もちろん必要ないものを
勧めることはありませんが、
あると便利なグッズは
ひと通りご案内します。
たとえば通院時に必要となるキャリーケースや
水浴び用の容器など。
必要最低限のものだけを
買うお客さんが多いのですが、
中には私が勧めるものを
すべて買ってくれる方もいて
インコにお金をかけるのを惜しまない
お客さんに飼ってもらえたインコは、
幸せに暮らしていけるだろうなと
安心できます。