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インコの保護にも必須「おいで」のしつけトレーニングを教えておこう

コの保護にも必須「おいで」のしつけトレーニングを教えておこう

インコの保護

インコのしつけを始めるのは中雛くらいから。中雛は巣立ち準備期から生後半年くらいまでの幼鳥をさします。

たとえばオカメインコの場合は一人餌になるのが遅い子が多く、個体差はありますが「巣立ち準備期」は挿し餌が切れる前後の頃です。

飛び立つための羽ばたきの練習が始まったり、周囲の環境になじんできて活動的になる頃でもあり、それはまさに鳥の「社会勉強」が始まる時期です。

自然界では 鳥の雛は外敵から身を守る本能が備わっているので しばらくは巣の中でじっとしていて なかなか表に出てこない時期があります。

次第に巣から出てこようとしたり、羽を広げて羽ばたいてみたり…を繰り返す頃から 親鳥から自立して生活するための知識を身につけるために どんどん好奇心旺盛になっていきます。

この時期がインコ全般のしつけの最適期です。

雛の好奇心がむくむく湧きあがる時期になると 仲間と一緒に暮らすルールを覚えるために いっしょに遊んだりケンカをしたりと どんどんやんちゃになってきます。

そしてその中から、鳥自身が生き抜いていくための様々なルールを学んでいきます。

インコの保護

やんちゃ期のインコは持ち前の好奇心から家電のコードなどを咬んだりすることもあります。

それを人が正していくには あくまでやんわりと、鳥を怖がらせないようにする必要があります。

鳥同士でルールを学ぶのはむずかしくないですが、人が鳥にルールを教えてあげるのはなかなか大変なことです。

言葉が通じないし、インコも種によっては気性がまちまちなので「これが絶対!」というラインもない。

叱り方・たしなめ方を考えながら、ぴしゃり!と叱らずに、相手の性格に合わせながら、やんわり・じわじわと歩み寄っていく必要があります。

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インコの最初のしつけに「おいで」トレーニングがおすすめ

インコの保護

中雛のうちはケージは単なる住まいでしかありませんが、これが成鳥になると状況は一変します。

インコたちにとって ケージは「自分たちだけの聖域」「唯一無二のテリトリー」

成鳥になって縄張り意識が強くなると、オスでもメスでも、特に発情期には 飼い主がケージに近づくだけでも 威嚇してくることがあります。

それを防ぐため…というか、なんとなく効果があるような気がするので、うちではケージの出入りの時に決めた合図を、幼鳥時代に教えます。

名前を呼んで指を差し出すとか、言葉や擬音「ピー」でも何でもいいので、なにかひとつ合図を決めて、ケージから出すときにはその合図を発しながら指に止まらせることを繰り返していきます。

これを繰り返すと「合図があればケージから出られる」を悟るので、反射的に指に止まるようになります。

「おいで」トレーニングの変形バージョンですね。

インコの保護

おいでトレーニングはケージの出し入れ時だけでなく、放鳥した時にも少量のごほうび(おやつ)を使って教えることができます。

ごほうびのあげすぎは健康によくないですが、しつけを入れるには、おやつがいちばん効果がありますね。

インコが行ってほしくない場所に行った時の呼び戻しも、おいでトレーニングが入っていればスムーズですし、ロスト時にインコを保護する時にも絶対役立ちます。

また、家族でインコを飼っている場合は、みんなで交代でおいでトレーニングをすると「オンリーワン」(誰か特定の人にだけなつく)を予防できるので一石二鳥です。

万一ロストした場合、外に逃げたインコは精神的にパニックなので、ベタなれの子でも捕まえるのは至難の業ですが、「オイデ」に呼応する習慣がついていれば、鳥を捕獲しやすくなる可能性が高まります。

芸は身を助く…ではないですが、ぜひ幼鳥のうちに「おいで」をマスターしておきましょう。

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「インコはどんなときに飛びたくなるの?」「何をつぶやいているの?」「どうして高いところからおりてくれないの?」インコの行動には理由があります。インコの気持ちに寄り添い、行動を理解し、幸せに暮らしてもらえるよう最新の情報を踏まえ、最高のお世話を紹介しました。
 

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愛鳥に元気で長生きしてもらうために。飼いはじめたときから知っておきたい、体・心のケアと「バード・ライフ・プランニング」のススメ。
 
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インコのひみつ

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必ず知っておきたいインコのきもち 増補改訂版 幸せな関係を築く58のポイント

インコの素晴らしさは、飼ってみないとわからないでしょう。そして、インコほど「愛にあふれている」素敵な生き物はいないと私は思っています。この本は飼い方よりもインコの気持ちを中心に書かれています。インコではない私たちが、インコの気持ちを正確に書くことはできませんが、愛鳥家の皆様からいただいた素敵な写真から、インコの表情や感情を感じ取りながらお読みいただけたら、とても楽しいのではないかと思います。
 
※ 本書は 2019年2月発行の「必ず知っておきたい インコのきもち 幸せな関係を築く50のポイント」を元に内容を確認し加筆・修正をしたほか、項目の追加および再編集をし、書名・装丁を変更しています。
 

▶しあわせインコライフ