オカメインコケージはステンレスがおすすめ!金属中毒予防と掃除楽々
鳥かごの網をカジカジ噛んだり舐めたりするインコには、安全性の高いステンレス製のケージがおすすめです。
ステンレスは鉄にクロムやニッケルを混ぜて作った合金でメッキ加工や塗装がされていません。表面は強力な被膜で覆われており、鳥がかじっても金属物質を摂取する可能性が少ないので、とても安全です。
被膜は傷がついても自然に修復する特性があるため、傷ついたところからサビが発生するのを防ぐ特性を持ちます。
オカメインコは尾羽が長く、全体長は30センチ前後、翼開帳は40センチ以上ありますので、1辺が465mm以上あるケージがおすすめです。
ステンレスケージは安全性の高さで銀色メッキケージより優れる
一般的なケージ(銀色メッキケージ)は防サビ用にメッキ加工や塗装がされた鉄製で、傷がついたところからサビやすいことや経年劣化によってメッキが剥がれることが大きなデメリットです。
インコは物をかじる習性があるため、劣化したケージをかじったときに剥がれた亜鉛メッキを飲み込んでしまうと、亜鉛中毒症(金属中毒)の恐れがあります。
【金属中毒】ステンレスケージを選ぶべきインコの健康上の安全性について
ステンレスケージ最大の優れている点はオカメインコの健康や安全性の問題です。
銀色メッキケージの金網は亜鉛メッキ後に三価クロムを塗装しています。これらは劣化してくると剥がれ落ちますし、当然インコの口に入るわけです。
銀メッキケージが古くなってくるとメッキの剥落物をインコが飲み込むことで、金属中毒症(亜鉛中毒)を起こすことがあります。
亜鉛剥落物の摂食が気になる人は迷わずステンレスケージで!
ホーエイは自社ホームページで「三価クロムは動物にも環境にもやさしい」とする一方で、こうも記載しています。
さらに安全性を求められるお客様はステンレス製ケージへ
安全性の受け止め方は飼い主さん次第ですが、亜鉛剥落物の摂食が気になるのであれば、はじめからステンレスケージを使うことをおすすめします。
ステンレス製だからといって半永久的に使えるわけではないですが、金属剥落物の誤食を予防する安全性を第一に考えるならステンレスを選ぶのがベストな選択です。
インコが金属中毒で両足麻痺!命が助かっても重い後遺症が残ることもある
ウチのミカヅキインコも、
金属中毒で両脚麻痺になりました。
温熱療法などで脚の回復も
視野に入れましたが難しいと診断され
断念しました。やはり腹這い生活なので初めは
褥瘡などもお腹に出来てましたので心配も。。クチバシを上手に使って移動したり出来るようになってからはこんな感じです pic.twitter.com/tUM5dC9ydK
— life915@みなっち🌙ミカヅキ (@life9155) December 21, 2021
オカメインコは他の小型インコよりも亜鉛中毒症(金属中毒)の発症が多くみられます。
亜鉛中毒症に陥ると急に元気がなくなり、緑色のフンをしたり、痙攣をおこします。
左は金属中毒の時のオカメインコの濃緑色便です。溶血することで血色素からビリベルジン産生が増えたのが原因です。右は食欲不振の時の緑便です。便量が少ないためにビリベルジンの色が濃くなることで緑色になります。同じ緑便でも色や量で、ある程度鑑別ができます。 pic.twitter.com/FTn4Ta8MGN
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) November 22, 2021
金属中毒のオカメインコの糞便です。金属中毒を起こすと溶血し、ビリベルジンの産生が増えるので、便が濃緑色となります。また尿酸も緑色から酷いと写真のようなオレンジ色になります。症状の重さは、食べた金属によりますが、金属の種類が分からないことも多いです。金属誤食には十分注意しましょう。 pic.twitter.com/V6SegUXzqI
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) June 14, 2020
中毒症は鳥の診療に長けた獣医師がいる病院で早めに適切な治療を施せれば命が助かりますが、治療が遅れたり放置すれば助かりません。
亜鉛中毒は金属成分が体内に蓄積していくことで、鳥の体にじわじわと中毒症状が現われます。目に見えるものではないので有毒物質が体内に蓄積しているなんて、体調不良が起こるまで誰も気づきません。
そのため気が付いた時には重篤になっていたり、ある日突然別れの日がくる恐ろしさがあります。
大切な家族の安全には万全の注意を払ってあげたいもの。これがオカメインコの鳥かごにステンレスケージをおすすめする所以です。
ステンレスケージは掃除が楽々なのも大きなメリット
ステンレス製ケージはフンなどの汚れがこびりつきにくく、簡単に拭き取れるのがメリットです。
ステンレスは水洗いなどで起こるサビの心配も少ないため、濡れると錆びてくる鉄製の銀色メッキケージより掃除も楽です。
鉄製ケージは汚れのこびりつきやサビが起こりやすいので、どんなに気を付けて取り扱っていても短期間での経年劣化は避けられません。
これは鉄製ゆえの宿命ですから金属中毒の予防のためには頻繁にケージを交換する必要があります。
ステンレスは丈夫で汚れに強いのが特徴ですが、雑に扱えばそのぶん劣化が早まります。
ケージを長持ちさせるだけでなく、ケージの劣化防止はインコの健康維持にもつながるので、手入れは正しく行いましょう。
柔らかい布で汚れを拭くか水洗いし、水洗いをしたあとに水気を拭き取ります。ステンレスは錆に強いですが、絶対にサビが出ないわけではないので、水気を残さないようにすることが肝心です。
オカメインコサイズの鳥のステンレスケージ
HOEI465オカメステンレス【日本製】
サイズ:W465×D465×H580mm
メッキケージを10年使ったらサビが出て、オカメインコがアレルギー反応が出て大変な目に遭いました。ステンレスなら見た目もきれいで、簡単にサビが浮いてこないから安心です。
オカメインコの健康を考えてケージにステンレスを選びました。465ステンレスは銀メッキケージより少し上に餌や水をセットする形です。ケージの重さはそれほど変わりないし、銀メッキケージにはついていた支柱パーツがなかったので、組み立てが楽でした。
さすがに国産品!何の不可もなし。大切な鳥のことを考えたらメッキモノよりステンレスです。
ステンレスはさっと拭くだけで汚れが落ちるので掃除が楽。健康被害を考えてステンレスにしたけど、長持ちしそうでうれしい。
前面の一部分が縦アミで、最初はオカメインコがとまどっていましたが、慣れたら問題なさそうです。オカメがかじっても錆びないから安心できます。465オカメよりもステンレスの方が組み立てが楽でした。
465オカメが部分的にメッキが剥げてしまい、そこを狙ってオカメインコが舐めるため、奮発してステレンスケージを買いました。時々緑色のフンをしていたことも気になっていたのですが、今はまったくそれがなくなりました。金属中毒に関係していたのかはわかりませんが、飼い主は気分的にも安心できるようになって良かったです。
うちの子はフルーツなどの甘いものを食べると鳥かごをなめる癖があったので、銀メッキケージではその部分が錆びてきてしまい、怖くなってステンレスケージに替えました。水と餌入れの場所が少し変わっていたので最初は怖がっていましたが、お腹がすいてきたら普通に餌を食べていました。
このステンレスケージは465オカメ(銀メッキケージ)の素材がステンレスになっただけではないです。前面扉が変更されているので、使いやすくていい。メンテナンスや耐久性、鳥の健康を考えたら、多少高価でもステンレスがおすすめです。
465オカメインコケージで 普段使いはステンレス、病院用にメッキケージを購入しましたが、ステンレスが良かった。つやが違うし、オカメは嘴を使って移動するから、それを見るたびにステンレスがいい!と思いました。
SANKO イージーホーム ステンレス37バード【中国製】
サイズ:幅380×奥行き430×高さ520mm
前のケージが1年経たないうちに錆びたので、セキセイインコ用にステレンスケージに買い替えました。組み立てが簡単で、餌入れが止まりやすくて、浅いので餌を食べやすいみたいです。
某社の商品の半額なので、ステンレスケージでこの値段なら、ある程度のことは納得して使っています。組み立てるとどこかが緩んでいたり、餌入れがきつくて出しにくいとかはあります。
金網にバリが残っているとのコメントをいくつか見ていたので心配していましたが、うちに届いたものは大丈夫でした。ただ2か所、擦っても取れない錆びのような黒ずみがありましたが、問題ない程度でした。
HOEI465 オウムステンレス【日本製】
サイズ:幅46.5×奥行き46.5×高さ66cm
HOEI 465 オカメ ステンレス プレミアム【日本製】
サイズ:幅48.3cm×奥行き49.5cm×高さ56cm
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HOEI ステンレスキャリープレミアム…中型インコ用キャリー【日本製】
サイズ:355 × 257 × 435mm
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