インコの飼育で困ることのひとつは脂粉が多く出ること。
脂粉とはケージの周りや放鳥の際に周囲に舞って家具などに付着したりする、インコ・オウムから出る「フケ」のような白い粉です。
オカメインコ飼いはオカメインコの脂粉を「オカメ粉」「オカメパウダー」なんて呼んでいたりします。
インコを飼っていて気になるのは脂粉だけではなく、日常的に飛ぶふわふわしたホワ毛、換羽期に抜けるたくさんの羽毛、そして「インコ好きにはたまらない!」とされるインコ臭…。
これらを即効で一掃してくれる文明の利器を厳選して5点 紹介していきます。
オカメインコの脂粉対策!空気清浄機・集毛機・脱臭機のおすすめ5選
オカメインコの脂粉対策に頭を悩ませている人は少なくないでしょう。
少し脂分を含んた白いパウダーの飛散を減らし、掃除を楽にするための方法は色々あります。
空気清浄機を使わない脂粉対策はこちら を参考にしていただくとして

ミクロレベルの空気清浄・集塵をより確実に・効率的に・健康的にするためには、やはり文明の利器に登場していただくのがおすすめです。
空気清浄機 シャーププラズマクラスターがオカメインコの脂粉対策におすすめ!
オカメインコ飼育をしている方には、空気清浄機を使用して 人も鳥もお互いにクリーンに快適に過ごせる工夫をしましょう!と声を大にしてお伝えしたいです。
私がオカメ飼いさんにおすすめしたい空気清浄機は、シャープ プラズマクラスター これは超絶おすすめです!
我が家は以前は別のメーカーの空気清浄機を使っていましたが、プラズマクラスターを使ってからは
…と感じていて、もはやほかのメーカーや機種は使う気になれないほど気に入ってます。
はじめてシャーププラズマクラスターを購入してみた
今、私が使っている空気清浄機は1年前、2021年11月に購入したものですが、
「イオン出てるよ~」とか「フィルターをお掃除しますね~」とか、電気を消すと「おやすみ」「今日もお疲れさま」とか、AIがかわいい声でよくしゃべってます(笑)
内部クリーン機能で自動で内部を掃除する
内部クリーン機能の付いた機種を選びましたが、自動で内部をお掃除してくれるなんて神!ものぐさな私にはこれが大正解です。
省エネタイプの空気清浄機!料金がアプリで確認できる
それにいまどきの空気清浄機は省エネタイプで、スマホのアプリで料金が確認できます
電気料金単価を入力していないので、今日0円・今月0円の表示になっていますが、一般的な電気料金単価だとこんな感じ です。
空気清浄機は使い始めたら24時間フル稼働させているのですが、今までの電気代で一番高かったのが2022年3月の400円強。
3月って花粉の時期だからですかね?
静音モードで使っていることを忘れる静かさ
24時間ノンストップでも1か月の電気代が300~400円程度しかかかりませんし、静音モードにすると 使っていることを忘れるくらい静かです。
でも確実に室内の空気が澄んでいることがわかります。なんというか、呼吸の体感(?)が軽くてクリアな感じなんですよね。よどみがない。山の方の神社に参拝に行った時のいい空気を吸ってる感に似ています。
においにも対応!ペット専用運転モードあり
あとはにおいにも対応している点も見逃せないところ。
調理の臭いとか、ペット臭にも対応しているところがいい!対象は犬猫ですが、ペット専用運転モードがあります。
これは自分がにおいを不快に思わなければ気づけないですが、よくよく考えると本当に快適です。
犬猫だけでなく インコ臭も…なかなか香ばしくて、個人的には嫌いじゃないけどね(爆)
インコ飼育に湿度管理は重要だから加湿機能があるのは便利
空気清浄機能だけでなく過湿機能もついているのですが、インコ飼育にはこれは絶対必要です。
空気が乾燥していると、乾燥を好むウィルスが繁殖してインコも呼吸器系疾患を引き起こすのですが、これを予防するためには加湿機能を使って室内の湿度を50~60%に維持することが必要です。
極度の乾燥は毛引きを誘発することもあるので、インコ飼育においては湿度をナメたらいけません。
鳥アレルギーを予防するためにも空気清浄機は必要!
「インコを飼い始めるまで、自分が鳥アレルギーだなんてわからなかった」という人や、時間と共にアレルギーを発症する人もいます。
アレルギーとは無縁な方も、転ばぬ先の杖として、空気清浄機の導入をおすすめします。
空気清浄機プラズマクラスターは使う空間の広さや性能の違いなどによって、様々なモデルから選べます。
オカメインコの脂粉対策にアクリルケースがNG な理由は鳥が病むから(COPD)
鳥の脂粉対策にアクリルケージを使用する人も多いかと思います。
アクリルケージは粉塵対策のためだけではなく、保温・防音効果や 体調を崩した時の看護病棟にも使えますので、確かにひとつ持っていると役立つアイテムです。

ですが、やはり鳥自身の健康のためには、アクリルケージを使う時間や頻度は ほどほどにするべきです。
鳥類は気嚢と呼ばれる呼吸システムが備わっていますが、ハウスダストやウイルスに対しては弱い生き物なので、通気と換気に注意してあげる必要があるからです。
どうしても譲れない事情で防音したい場合や、鳥の体調不良時の看護ケースに使うのはいいですが、アクリルケースに常時愛鳥を入れっぱなしにしてしまうのはNG です。脂粉を吸った鳥が病みます。
具体的には異種の多頭飼いで脂粉を吸って具合が悪くなったり、同種間または自分自身の脂粉を吸った鳥が肺疾患になったりします(慢性閉塞性肺疾患:COPD)
野生では自分自身の脂粉で肺疾患になるなんて絶対あり得ませんが、飼い鳥は長時間狭いところに閉じ込められていると、自分の脂粉で病むことは往々にしてあります。
これは明らかに人災ですよね(鳥は被害者)…知らずやってしまっている飼い主は多いです。
だからアクリルケースに長時間籠めて飼うことは、絶対にやってはいけないのです。

インコもヒトも健康に過ごすためには、空気清浄機を使って室内の空気をクリーンに保つことが大切なのです。
薬剤の作用がGABA受容体作動性なので虫に選択毒性の薬剤ではないからです。薬剤が乾燥するまでは窓を開けず、窓枠の目貼りをして、空気清浄器をかけるとよいと思います。乾燥期間は決まっているわけではないですが、1ヶ月ほどあれば乾くのではないかと思いますがこれも予想でしかありません。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) September 30, 2021
とても良いご指摘ありがとうございます。確かに集塵機能のみの空気清浄器では有害成分は除去できません。フィルターに活性炭が使われているものを選ぶと良いと思います。どの程度まで除去できるかはメーカーに確認していただくとよいと思います。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) October 1, 2021
空気中に舞う脂粉対策には空気清浄機がおすすめできますが、落ちた脂粉はふき取ってきれいにするしかありませんから、水拭きをしたりモップをかけるなどの掃除が必要です。
ジェックス ラビんぐ エアグルーム 集毛機:空気清浄機はハードルが高い方におすすめ
これはもともとはうさぎの換毛期用の集毛クリーナーです。
ラビットケージに取り付けて抜け毛や粉塵を集めてくれるクリーナーで、フィルター式なのでお手入れはそれを交換するだけと 簡単なのもおすすめポイント。専用フィルターは脱臭活性炭入りです。
インコも換羽期の脱羽量はなかなかのものですから、ウサギレベルの強力ファンはこもった空気を循環しつつ集塵もOK
しかも省スペースで、なかなかいい仕事をしてくれます。
オカメインコやセキセイインコのケージ横につけて使っている人が意外に多いので
…と考えている方にはおすすめです。
私はロハコで買いました。
インコ臭がくさい対策におすすめの脱臭機3選
ウロコインコの飼い主さんの寄稿です
我が家ではウロコインコのインコのにおいが鼻について悩ましい時期がありましたが、脱臭機を導入したおかげでインコ臭が気になることがなくなり、日々を快適に過ごしています。
ウロコインコを飼い始めて気になったことは鳥くささです。
以前にセキセイインコを飼っていた時よりもウロコインコはインコ臭がきつく、部屋中にただよう鳥臭が気になりました。
当時は賃貸住宅に住んでおり、窓を開けて換気してみましたが、室内の壁に臭いが残りそうな感じがしました。
羽や脂粉がすごく舞うのを見ていると、空気清浄機能の必要性も感じたので、においと室内の空気環境対策が同時にできるものを検討することにしました。
富士通PLAZION(プラズィオン)DAS-15K

あまり大きくないので 鳥かごのすぐ横においても圧迫感がありません。
金属酸化触媒フィルターで強力な臭いを化学分解した後、わずかに残った臭いもオゾンの力で脱臭します。
また、空気中のホコリを取り除くフィルターが搭載されています。
これは動物の毛等もとれる…と家電量販店の方から聞きました。
ウロコインコは頭、お尻、胸と羽根が部分的に分かれて少しづつ入れ替わるため 換羽期が長いです。
細かな羽根が鳥かごの外に長期間落ちることがありますので、この脱臭機は季節の変わり目の換羽期にも重宝しそうですし、普段の水浴びの時に舞う羽根や脂粉の対策にも期待できそうです。
お手入れするパーツは2つのみでこまめな掃除もしやすく、フィルター交換は不要でランニングコストもかからないため、経済的にも使いやすいと感じたので、直感的には第一候補と感じました。
富士通PLAZION(プラズィオン)DAS-303K

プラズィオンDAS-15Kとの大きな違いは、DAS-303Kには加湿機能がついていることと、20畳用のためサイズが大きく、重量も約6.2kgあります。
DAS-15Kはプレフィルターのみでしたが、DAS-303Kは集じんフィルターも搭載されていて、ペットの表皮や毛・花粉・ほこり・カビ胞子・ダニの死骸なども幅広くキャッチできると店員さんから聞きました。
加湿機能は湿度を自動でコントロールできるため、ペットには魅力的だと感じました。
DAS-303Kは多機能で便利なのはいいのですが、お手入れが必要な箇所は8つと多い印象でした。
しかし、フィルター等のパーツは1か月に1回お手入れをすれば交換不要であり、ランニングコストには優れた印象でした。
とても魅力的ではありましたが、1か月に1回8か所のお手入れが手間なのと、サイズが大きいこともあり、購入を迷いました。
Panasonic ジアイーノ空間除菌脱臭機 F-MV4300
ジアイーノ空間除菌脱臭機はインターネットの口コミなどでペットの消臭力が非常に高いと評判の商品でした。
ジアイーノの脱臭成分である次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で、アンモニア系のペット臭に効果的といわれています。
ジアイーノ(F-MV4300)は18畳の加湿機能もあります。
家電量販店の店員さんの話を聞いてとても魅力的に感じたので 思わず購入しそうになりましたが…
現物を見るとサイズが大きいこと、上述の2つの富士通製品よりも高額(10万円を超える)のため、失敗したくないこともあって、DMMの家電レンタルサービス で1週間お試しすることにしました。
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早速自動運転を行ってみたところ、思っていたよりもプールの塩素のような臭いがしました。
…と店員さんが説明してくれたことを思い出しました。
有害性はないとは聞いていたものの、小さなインコの身体に本当に大丈夫なのか、少し心配になりました。
これを常時つけっぱなしにすると…ペット臭は気にならないかもしれないけれど、生活空間に塩素の臭いが少しすることをどうとらえるか。
個人差がありますので、気にならない方であれば 脱臭効果の高さからしても、ジアイーノはとても良い商品だと感じました。
我が家的ペット脱臭機の最強おすすめは富士通PLAZION(プラズィオン)DAS-15K
ジアイーノ(F-MV4300)をDMMの家電レンタルサービスで1週間レンタルをした結果、
塩素臭が気になること
サイズが大きすぎること
高額商品であること
ランニングコストに劣る
…などの事情から、我が家での購入は見送ることに決めました。
さらにプラズィオンDAS-303Kも、
サイズがやや大きいこと
メンテナンス箇所が多く煩雑となる
…などの事情から、やはり購入を見送りました。
そして結果的に選んだのが コンパクトタイプの富士通プラズィオンDAS-15Kです。
プラズィオンDAS-15Kを鳥かごのすぐ横に置いて電源を入れるとインコ臭があっという間に消えたので、その脱臭効果の高さにとても満足しました。

そして家電量販店で話を聞いていたとおり、空気中のホコリを取り除くフィルターが搭載され、これがいい仕事をしてくれます。
換羽期にフィルターの掃除をすると、大量の羽毛がついていました。
プラズィオンDAS-15Kは主に脱臭目的で購入したものの、においだけでなく 予想した以上にインコの羽や脂粉を吸い取ってくれたので、室内の空気環境が格段によくなったと感じています。
ウロコインコのにおいの悩みに脱臭機や空気清浄機を導入することは室内の空気環境の有効な対策になり、良い選択ができたと思っています。