海洋散骨【横浜】【神奈川】シーセレモニーで夫の海洋葬
40代女性の寄稿 2023年4月、夫の海洋葬をしました。
夫は生前海が大好きで、よく海外旅行やダイビングを楽しんでおり「自分の死後は海に還りたい」と言っていましたから、私は彼の意思を尊重して、海洋散骨を選びました。
「自然に還る」その意味で、彼らしい最後の旅立ちですし、これからも夫の思い出と共に生きていきたいと思っています。
海洋散骨を決めたもう一つの理由は、夫が亡くなった時に、私たちが住んでいた場所にお墓を建てることができなかったからです。
夫は生まれ故郷を離れて働いていましたが、ある事情から故郷にはすでにお墓がありませんでした。
さらに私たちの住んでいる場所ではお墓の値段が高くて手が出ませんでしたから、彼の希望を尊重できることもあって海洋葬を選んだのです。
海洋散骨当日は、私の両親と夫の母親、夫の兄弟、私の姉妹、夫の友人たちが参列しました。
船は横浜港から出発し、約1時間ほどで散骨ポイントに到着しました。
そこで散骨の手順を丁寧に説明してもらったあと、夫の遺骨を入れた水溶性の袋を船から海に投げました。
その後にお花やお酒も一緒に撒き、海に沈む遺骨と花を見送りながら、私たちは夫に別れを告げました。
海洋散骨は自然に還る美しい方法です。海は生命の源であり、そこに還るのは自然の一部になること。故人は永遠に海と共にあります。
また、お墓の建立は場所や管理費などの問題がありますが、海洋散骨ならそんな問題はなく、供養も特別なことは必要ありません。
海を見るたびに故人を思い出すことが供養になります。
お骨を分骨して手元供養にすれば、毎日心の中で故人に会うことができます。義母はこのスタイル にしています。


私自身は分骨を遺骨ペンダントで身に着けています。

私たちは貸し切り乗船プランを使ったので、家族や親しい人だけで行う、アットホームな海洋葬でした。
代行散骨プランなら遠方や体調不良などで参加できなくても安心ですし、合同乗船プランなら他の方と一緒に行うことで、費用を抑えられます。
海洋散骨は自分や家族のライフスタイルに合わせられるのもメリットだと思います。