海洋散骨【横浜】【神奈川】精進落としのBBQを楽しんだ海洋葬
50代女性の寄稿 2023年4月、私は友人の海洋葬に参列しました。貸切乗船散骨で、みなとみらい ぷかり桟橋からクルーザーで出航しました。
故人は高校生の頃からヨット部に所属して、大学生のときには国体にも出たほどの実力者で、スポーツ雑誌に載ったこともあります。
社会人になってからはヨットから遠ざかっていましたが、40代になってからまたヨットを始め、大切な生きがいとしていました。
ヨット協会ではボランティアや様々な活動にも参加して、東京オリンピック2020では、ヨット会場のボランティアチーフも務めていました。
週末にはいつも湘南でヨットに乗り、顔は真っ黒に日焼けして、とても海が似合う素敵な人でした。
海洋散骨は本人の意思で、本人が生前予約をしていたそうです。
天候は晴天、前日までの雨がピタッと止んで快晴でした。
…と言われていたので、私はジーパンにジャケットを羽織って行きました。周りの皆さんも、そんな感じのコーディネートでした。
参加者は家族と家族ぐるみで付き合っていた友人たちで、子どもとお年寄りは乗船せず、バーベキュー会場でお留守番でした。
クルーザーで出航してからは故人の好きだった曲を流し、みんなで歌いながら散骨ポイントへ向かいました。
散骨はお骨をみんなで分けて、少しずつ撒きました。その後に花とシャンパンもたくさん撒きながら
…と話していました。
とても清々しく陽気で、しんみりするというよりは、ありがとうお疲れ様!の気持ちで故人を送り出すことができました。
その後は陸に戻り、バーベキュースパーク(貸し切り)で お留守組の子どもたちやお年寄りと合流してバーベキューを楽しみました。
散骨の様子を動画に撮っていたので、大きなスクリーンに映して、お留守組に見せることができました。
私の年老いた両親は今回の散骨の動画を見せたところ「お参りするところがないと寂しい」と言っていました。
お墓や供養について故人の希望も大切ですが、ランドマークが残らないことを、残された遺族が納得されるかどうかも重要なポイントです。
そんな方には遺骨を分骨してもらって自宅の一角に手元供養コーナー を作るのがいいと思います。


供養の形や望む姿はさまざまですが、こういった拠り所があるのは、心の支えとして重要かもしれません。
逆に、自分の死後に「残らないもの」を故人や遺族が希望するなら、海洋散骨はおすすめです。
同じ自然葬のジャンルに含まれる「樹木葬」では、ご遺族はお参りをすると思いますが、そういうのは遠慮したいとか、お参りの負担をかけたくない…と思う人には「海洋散骨」はベストだと思います。
【みんなの海洋散骨】神奈川エリアでの海洋散骨
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