バードキャリーには用途や形状によりさまざまなタイプがありますが、インコ目線からするとここで紹介する「ケージ型」がいちばん抵抗がないでしょう。
普段住み慣れたケージの小型版ですから、鳥たちが最もなじみやすいはずです。
ここではそんなインコ用キャリーケージの特徴とおすすめを紹介します。
次にケージがぴったり入るペット用キャリーリュックをご紹介。ケージ×リュックのダブル使用のいいとこどりを提案します。
インコ用キャリーケースはケージとリュックのダブル使用がおすすめ!
鳥用ペットキャリーは大きく分けて『ケージ型キャリーケース』『バッグ型キャリーケース』『リュック型キャリーケース』の3通りがあります。
インコ用キャリーバッグはトートバッグやメッセンジャーバッグの形状をしており、インコの様子が分かる半透明のもの・ストレスを緩和するための布状のものに分かれています。

インコ用キャリーリュックははリュックサックの様に背中に背負う移動用キャリーケースであり、こちらも透明・不透明の材質に分かれます。

そしてインコ用キャリーケージは日常飼いのケージの縮小版とも言うべき、ミニサイズの移動用ケージです。
インコ用キャリー ケージの特徴は?
インコ用キャリーケースは外部にインコを持ち出すためのペットキャリーなので、最も気をつけるべきは「脱走をさせないこと」=ロスト対策に尽きます。
飼い鳥が脱走したら野外で生き抜くことはほぼ不可能ですから、キャリーケースは用途に合わせた適切かつ安全なものを選ばなければなりません。
その点インコ用キャリーケージは素材が金網やアクリルケースで、頑丈なものが多いです。
特にアクリル型キャリーの場合はそう簡単には脱走できないほど作りがしっかりとしています。

もちろん金網のインコ用キャリーケージもストッパーが付いているものが多く、やすやすと出入り口が開閉することはありません。
キャリーケージの底部には金網状のフンきり網もついているので 掃除もしやすく衛生的です。
インコ用キャリー ケージを使う場面は?
インコ用キャリーケージは、散歩用・日光浴用・旅行用・病院用・災害避難用・引っ越し用・ペットホテル移動用など、移動に関するありとあらゆるシーンで使用可能です。
キャリーケージには止まり木が最初から据え付けられているものが多く、揺れの多い移動時にはインコが不安にならないような足場があることはポイントが高いです。
そもそもキャリーケージは手でケージを提げて移動するものですが、飼い主が背負う形のペット用キャリーリュックの中に入れれば、持ち運びや移動が格段に楽になるメリットもあります。
長時間・長距離の移動や災害避難時対策にはキャリーケージがベスト!
キャリーケージには「餌入れ」「給水器」などの付属品が豊富であり、鳥が落ち着ける空間であることから、「長距離・長時間」のインコの移動には最も適しているといえます。
短時間・短距離移動にももちろん使えますが、衛生面・健康面・ケア面において他のキャリーケースよりも優れているため、距離と時間が長いほど キャリーとしての真価を発揮します。
特に災害大国でもある日本では、いつ災害避難勧告や要請に見舞われるかわかりません。
万一 ペットとの同行避難を余儀なくされることがあっても、しっかりしたキャリーケージを1つ用意しておけば いざというときに慌てずに対応できます。


インコ用キャリー ケージのメリット
利用する目的によりキャリーケースにはさまざまな選択肢がありますが、インコ用キャリーケージは据置型ケージに最も近い形状です。
そして『金網素材』と『アクリル素材』の2タイプのケージがあります。
なじみのあるキャリーケージはインコが落ち着いて移動できる
キャリーケージの最大のメリットは、インコが落ち着いて移動できることです。
暑い季節は金網型ケージ、寒い季節はアクリル型ケージと選り分けて使うと、季節に合ったストレスレスな環境を用意することができます。
非日常時のストレス・緊張緩和効果はケージ型がいちばん!
災害避難や通院時などストレスにさらされがちな場面では、普段から慣れ親しんだキャリーケージの方が緊張緩和に役立ちます。
キャリーケージは普段使いのインコ用品を転用しやすい
ある程度の制約はありますが、キャリーケージは日常使いしている暖房器具やおもちゃ・止まり木などをキャリーでの使用に転用することができます。
キャリーケージは耐久性が高い!インコが噛んでも簡単に壊れない
耐久性もキャリーケージはピカイチで、アクリル・金属素材共にインコが噛みつくことくらいでケージが破損することがありません。
インコ用キャリーケージのデメリット
急激な温度変化に対応しにくい(金網ケージキャリー)
キャリーケージの欠点は、金網ケージでは急激な温度変化に対応しにくい点が挙げられます。
アクリルキャリーならアクリルの壁により一定の保温効果があります。
かさばる・保管の手間
また携帯時にかさばることや、持ち手が小さいこと。使用しない時には相応の保管スペースが必要になり、折りたたむにしても手間と時間がかかること…などが難点です。
重い
サイズが大きく頑丈な反面、それなりにずっしりとしているので それなりの重量があります。
インコキャリーを入れる鞄は絶対必要
移動時には インコキャリーを入れる鞄を用意しておかないと 餌・脂粉・排泄物など周囲にまき散らす可能性があります。
周囲に迷惑をかける懸念がある場合は金網型キャリーではなく アクリル型キャリーを選ぶことをおすすめします。
キャリー持ち出し時のロスト対策を忘れずに!
キャリーの網が外れてインコが逃げ出してしまわないよう、ロスト(迷子)対策として荷締めベルトを巻くことをおすすめします。
ベルトをキャリーに巻いておけば、万が一キャリーの留め具が外れて底部分が抜け、インコが飛んで逃げてしまうことを防げます。
【オカメインコにも使える】インコ用キャリー ケージおすすめ3選
【1位】HOEIハートフルキャリー
ド定番かつスタンダードなキャリーケージ。お泊りや災害避難時にも使えます。
底が深めになっているのは餌の飛び散りやこぼれた水が漏れだすのを防ぐため。
引き出しトレイはついていませんが、フンきり網は付属しています。
おやすみカバー(別売)をつければ通院の待合や人込みでの移動にも安心。
【2位】バードモア オリジナル with アクリルキャリー

【3位】HOEI 21てのり
HOEI21てのりは キャリーではなくてサイズ小さめの普通の鳥かごなのですが、使い回しの良いサイズなのでオカメインコなどの中型鳥のキャリーとして使うのもおすすめ。
HOEIハートフルキャリーはこぼれや飛び散り防止のために引き出しトレイがついていないので掃除が少し面倒だったりしますが、こちらはついているのでお掃除がだいぶ楽です。
21手乗りの本体サイズ 29×36.5×39cm ハートフルキャリー 23.3×29.6×30.5cm