本サイトには広告が含まれます
PR

宮崎美子さんの漢字検定一級勉強法と漢検必勝合格プラン

宮崎美子さんの漢字検定一級勉強法と漢検必勝合格プラン

芸能界の漢検女王 宮崎美子さんは、漢検一級と準一級のレベル差は想像以上に大きいと力説しています。

京大芸人のロザン宇治原さんでも漢検一級に二度敗退していますし、その後、再受験した話はあるのかないのか?あれだけ優秀な人でも受からない漢検一級のレベル、想像がつかず(爆)

漢検2級のレベルは高校卒業・大学・一般程度。そして準一級を経て、最難関の漢検一級へと続きます。

過去の漢検合格率はこちらから見られますが、毎回多少のばらつきや差はあるものの、近年の漢検一級合格率は6~13%と難易度の高さがうかがえます。

漢検一級をいきなり一発合格する人は概ね3%…難易度は相当なものです。

漢検一級合格率を上げている漢検リピーターの存在

漢字の勉強を「一生もの」と捉えている人は意外と多く、漢検一級に合格しても、毎年継続して受験する「漢検リピーター」がいるほどです。

過去の合格率を見ると、一級より準一級の合格率が低いこともあったりすることから、漢検一級の合格率が意外と高く感じる方もいるかもしれませんが、その理由は漢検一級受験者にリピーターが多いから。

連続受験するリピーターが一級受験者に一定数いる…つまり漢検が趣味の人たち…と言っても間違いないでしょう。

日本人なら漢字と一生おつきあいしていくわけですから これは一生続けられる趣味に違いありません。

漢字の研究に生涯を捧げる学者もいるほどですから、漢字を本気で究めようと思ったら、それこそエンドレスな世界。まさしく生涯学習でしょう。とはいえ…

漢検一級に合格するためには、単なる「漢字の勉強」だけでは無理

…とは 漢検受験者が口をそろえていうところ。

ただでさえ難易度が高いのですから、さらに的を絞った戦術を使って、難解漢字を効率的に学んでいく必要がありそうです。

漢検一級に合格した宮崎美子さんは、いったいどんな勉強をしていたのか。そして多忙な中、どんなふうに勉強時間を捻出していたのか。

この記事では、『Qさま!!』PRESENTS 宮崎美子のスッと漢字が書ける本から、漢検一級の傾向と対策を読み解いていきます。

宮崎美子流漢検一級勉強法は「自分辞書」作りから始まる

宮崎美子さんが初めて受けた漢検レベルは準一級です。彼女ほどの才媛でも、準一級レベルはかなりむずかしかったと言ってます。

例えばこれが準一級レベルの問題です。

【読み問題】砂防用堰堤を設ける …えんてい
【書き問題】盗人たけだけしい …猛々しい

宮崎美子さんが漢検準一級の試験勉強のためにまず始めたのが「自分辞書」作りでした。

自分辞書とは、自分的に要チェックな字を手書きでまとめたノートのこと。漢検一級合格までに、4冊の自分辞書を作りました。

重たくてかさばるテキストを持ち歩くのに抵抗があってノートを持ち歩き、電車の移動時間にもさっと広げて勉強できる体制を整えました。

最初に作った自分辞書はA7判の小さなメモ帳。単語カード的なものでしたが、これは小さすぎて使い勝手がいまひとつだったとのこと。

準一級レベルの漢字は画数が多いものが多く、それを揺れる電車の中で眺めるのは疲れる…ならば!とここで自分辞書のバージョンアップ。といっても変更したのは「大きく書く」と「はっきり認識する」こと。

宮崎美子さんは「準一級の時に作った自分辞書はヒヨコレベル」と評しています。それは準一級の受験勉強は問題集が勉強の中心で、自分辞書が主役ではなかったから。

自分辞書が本当に活躍したのは、漢検一級の壁にぶち当たってからのことだそうです。

自分辞書の真の底力に気づくまでに長い時間を要し、その度に自分辞書はバージョンアップを重ねて進化していきました。これまでの経験から宮崎美子さんが推測したのは

漢検準一級までなら、問題集を完璧にこなしていれば合格できる(でも漢検一級ではこの方法は通用しないだろう)

準一級レベルは感覚的に、中間テストや期末テストと同じように、ある程度出題範囲が決まっている感じなのだそうです。

準一級も決してたやすいレベルではありませんが、合格ラインの8割は、問題集さえ押さえておけばほぼ合格できる可能性があるだろう…とのこと。

宮崎美子さんは準一級受験の時、問題集で190点は確実に取れるところまで勉強したものの、結果は170点(160点以上で合格)

試験会場には魔物が住んでいる…どんなに努力しても「絶対」はあり得ないので、過信せず万全の態勢で臨むべきことは言うまでもありませんね。

漢検一級と準一級の格差に唖然!一級は問題集だけでは太刀打ちできない(by ロザン宇治原)

準一級合格後、Qさまのスタッフは宮崎美子さんにすかさず「漢検一級を受けてみましょうか」と打診。

そこで試しに漢検一級の問題集を解いてみたところ、結果は7点。10点満点の7点ではないですよ。200点満点中の7点です(汗)

準一級の出題漢字数は約3000字ですが、漢検一級は約6000字。準一級までの3000字を完璧にこなした前提で、さらに難解な3000字が登場するわけです。

しかも単純に3000字が加わるのではなく、熟語や四字熟語で出てくるので、難易度が想像を絶する世界。

漢検一級受験の準備で宮崎美子さんは準一級の時の自分辞書(A7判)を 倍のA6判(文庫サイズ)に拡張すると同時に、準一級と同様に問題集を繰り返し解いていく勉強を始めました。

ところが努力の甲斐なく、1回目の受験では不合格。漢検一級を2回受けて2回とも落ちてるロザン・宇治原さん曰く

漢検一級の問題集をやってみるとある程度の点はとれるんだけど、そこから先が伸びなくなる。だから漢検一級は、問題集だけでは対処できないと思う。

宮崎美子流「自分辞書」のさらなる進化

宮崎美子さんの自分辞書1~2冊目は、部首別索引スタイルでまとめられていました。一般的な漢和辞典は、このスタイルでまとめてあります。

しかし難しい字になればなるほど、部首がわからないことがあります。部首別索引はどうも使いづらいと思い始め、それ以降の自分辞書は、読み方で順序をつけるオリジナルスタイルに変更。

最初のメモ帳から始まって、大きくはっきり書き直し、音読みの順番に配列し直して、だんだんと二冊目、三冊目の「自分辞書」が完成していったわけです。最終的に、私は四冊まで「自分辞書」を作成しました。四冊目は何とA4判の厚いノート二冊綴じ!重さ954グラム!

字も、当初の方針だった「大きく、はっきり」を徹底して、小学校低学年の書き取りのように、おっきなサイズで書いてあります。新たな書き込みもあるだろうと配慮して、スペースもたっぷり取りました。ですから、1ページあたり12字しか書いてありません。

もはやノートというより、漢字の見本帳という体裁です。最初の手のひらサイズの面影は、すっかりなくなってしまいました。私の「自分辞書」は、こうして最終型へ発展していったわけなのです。

本書には漢検一級レベルの漢字や覚え方のヒントがたくさん出てきます。

「これを一体どうやって覚えろと?」と絶叫したくなるような漢字を 「あ、これなら覚えられる♪」レベルまで落とし込んで説明しています。

魘される(うなされる)→ 一の日に月に向かって吠えるイヌが鬼みたいに恐ろしくて魘される(語呂合わせ by ロザン宇治原)

讒る(そしる)
この字 を見て「ミッフィーちゃんがいる!」と喜ぶのは、宮崎美子さんだけでしょうね(笑)

漢検一級でも参考書と問題集選びは重要事項

漢検対策本はいろんな出版社から出ています。漢検協会が出している本を中心に勉強するのがベストですが、漢検一級になると漢検協会以外から出版されているものは少ないです。

うちにある漢検要覧も対応は2~10級で、準一級以上は含まれていません。漢検要覧の準一級&一級は別に発行されています。

宮崎美子さんの場合、準一級受験時に使った問題集は3冊(漢検協会発行のものを含む、形式や難易度が違う3冊) 漢検一級の時は2冊。それらを使って、要チェックの字を洗い出していきました。

「洗い出し」には上級になればなるほど最新版を入手するのがベストです。改訂版が出た場合は迷わず新しいものを入手しましょう。最新情報をチェックするのが最も効率がいい勉強法です。

旧字や固有名詞を書き改める問題や、外国名や地名などの問題は以前はよく出題されていましたが、最近は出題範囲に入っていません。時代と共に出題傾向には変化があるので、出題内容の変更には注意が必要です。最新版を手に入れればそういう情報も入手できます。

もうひとつ注意しなければいけないのは、活字書体が必ずしも正しいとは限らないこと。たとえば という字 漢検便覧では、下の「4」は4画、上の「6」は漢検6級対象漢字を表示しています。

「比」の画数を問われたら、多くの人が「5画」と答えそうですが、正しくは4画です。このパソコンのフォントでも5画に見えますが、左側の部分はカタカナの「ヒ」のように2画と数えます。

このように活字(印字)は書体次第で変わってしまうことがよくあります。書体=デザイン。文字ではなくてデザインだから、必ずしも正確に掲載されているとは限りません。

でも漢検協会の要覧や問題集であれば正確に忠実に掲載されていますから安心して使えます。漢検受験者は便覧を必ず持っておきたいです。

宮崎美子流漢検一級合格プランニング

漢検一級に連続合格(今も進行中なのかは不明) それがこちら の著者である笠間 友季恵(ゆきえ)さんと鏡代(みよ)さん。TVチャンピオン親子漢字王選手権2連覇の母娘です。

宮崎美子のスッと漢字が書ける本の初版発行が2010年です。この親子の連続合格約30回も2010年当時の話なので、現在はさらにすごいことになっているかもしれません。

そんな笠間さん親子も過去問をフル活用する勉強法を実践していました。過去問の問題用紙に正解を書き込み、出先にも常に持ち歩き、頻繁にチェックをする方法です。

それに倣って宮崎美子さんが実践した方法は 問題集に答えを書きこんでしまうこと。試験直前まで来ると問題集をかなりこなせるようになっているので、解答欄にどんどん書き込んでいきます。

宮崎美子さんはその時にできなかった問題も答えを書き込んでいくのですが、できたものとできなかったものの色を分けて書くという工夫をしています。自信があるものは黒鉛筆、間違えやすい&あやふやなものは赤鉛筆、というように。

再確認時にはできる問題はスルー。できないもの・間違えそうなものに時間を割く。これだけでもかなり時短になり、学習効率はグンとアップします。

受験準備前期までは傾向と対策を自分なりにあぶり出し、インプットを重ね、ラストスパート期に9割前後のインプットができたところで一気にアウトプットする。直前期は新しいことに手を出さず、弱点補強にのみ費やす。

このやり方で宮崎美子さんは超難関の漢検一級に合格しています。

漢検一級合格の高い壁に四苦八苦している方は、ぜひ成功者の勉強法を真似してやってみてください。

amazon Kindle Unlimited 電子書籍読み放題 30日間無料体験
amazonのオーディオブック audible 聴き放題 30日間無料体験