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【クロモジ蒸留水】効能を活かす「和ハーブ」ウォーターの使い方

【クロモジ蒸留水】効能を活かす「和ハーブ」ウォーターの使い方

クロモジはシンボルツリーにも選ばれる人気の庭木で、その香りのよさと効能から和ハーブのひとつに数えられます。

我が家にもクロモジの木があり、4月半ばに楚々とした可憐な花を咲かせてくれるのを楽しみにしています。

芳香蒸留水=ハーブウォーターです。ハーブウォーターは「ハーブの水蒸気蒸留で得られた芳香成分を含む水」であり、精油ではありません。
 英語で「ハイドロゾル」「フローラルウォーター」「ディスティレート」「ハイドロラート」「プラントウォーター」「アロマウォーター」とも呼ばれています。

クロモジの魅力はたくさんありますが、特にすばらしいのは鮮明な印象を与える上品なアロマです。

少し独特な、すうっと清々しい気分にさせてくれる香り。

ハーブウォーターは香りが精油ほど強くなく、甘すぎず、スッキリ感があるので、男性も嫌いではない香りだと思います。

クロモジは食・薬・浴・粧・香・衣にオールマイティに使える

クロモジの枝や葉は和ハーブティー・和ハーブ酒・薬草風呂・歯ブラシ・爪楊枝・かんじき・傘の柄・火起こし・山の神への捧げもの…など多様な用途で使われてきました。

クロモジには胃腸の調子を整える働きがあるので、煎じたものを胃腸薬にしたりします。

クロモジの枝を染め物に使うとほんのり淡い桜色になり、同時に穏やかな香りが立つので、マスクの染色におすすめです。

クロモジの和ハーブティーは上品な香りが鼻に抜けると同時に、飲んだ後も口の中に深いアロマが広がり、アイスティーでもイケます。

 

 

山の儀礼にも使われていたのは「クロモジの香りが邪気を払う」と考えられていたことから来ています。

クロモジの使い方を並べてみると、

食(お茶・お酒)  薬(胃腸炎・咳・痰)  浴(関節炎・リウマチ・皮膚の不調)  よそおい(スキンケア)  香  衣(染めもの)

…などあらゆる分野で活用できる、かなり優秀な和ハーブであることがわかります。

クロモジの効能は認知症や不眠症にも!?

「クロモジ」の香りが、最近の研究で睡眠障害予防やウツ病予防、また認知症予防にも貢献できそうだということもわかってきました。
via:日本の森のアロマ クロモジ

クロモジは香り成分の「リナロール」が50%以上を占めています。

リナロールはラベンダーやベルガモット、イランイラン、ネロリなどアロマの中でもっとも人気のある香りの成分です。

木なのにフローラルな香りって、ちょっと不思議ですよね。

リナロールの効能には抗菌・抗炎症、鎮静作用、抗不安効果などがあります。

リナロールの鎮静効果によって気分をリラックスさせたり、疲れた心を癒す効果や、その先の安眠効果、イライラを抑えたりストレス解消にも働きかけるわけです。

クロモジのリナロール含有量は精油より芳香蒸留水の方が多い

クロモジハーブウォーターは皮膚にもマイルドな作用なので、スキンケア向きでもあります。

驚いたことにリナロールはクロモジの精油よりもハーブウォーターの方がずっと多く含まれています。

クロモジハーブウォーターだとリナロール含有量が54%、クロモジ精油だと41.8% しかもハーブウォーターと精油は成分が極めて似ています。

高価な精油よりも芳香蒸留水(ハーブウォーター)の方が有効成分が多いなんてすばらしいです。

リナロール含有量が多いラベンダーの芳香蒸留水とも成分が似ているので、鎮静作用や抗炎症効果が
期待できます。

私がクロモジの効能でいちばん期待しているのは痰と咳の鎮静

私が個人的にクロモジにもっとも期待するのは、痰の切れです。

私は風邪をひくと喉にくるタチで、いちばん不快なのは痰が多いことと痰の切れが悪さ。

クロモジは幹を煎じて内服すると去痰作用があるので、クロモジ茶も自分向きだなと思います。

風邪をこじらすといつも真っ先に呼吸器系からヤラれるので 咳が止まらなくなったり急性の咳喘息せきぜんそくに進んでしまい半年以上咳が止まらなかったことが一度ありました。

あの時は市販の咳止め薬や内科で処方された咳止め薬も全然効かなくてつらかった!

最終的には呼吸器科を受診して吸入ステロイドを使って何とか咳をおさめたけれど、さらに年齢を重ねていけばこうなるリスクは高まるばかり。

だから風邪が流行する季節には

罹患してこじらせる前に何とか手を打てたらいいな。普段からそれを回避する手立ては何かないのだろうか?

…といつも考えていたのです。

今年はクロモジが咲いた時にその効果効能が気になって調べてみたら「これ、私のための和ハーブじゃん!」…と思い当たる内容が多く、精油よりも、まずは芳香蒸留水を使ってみようと考えたのです。

うちにはクロモジの木があるので、生木のクロモジの香りは知っていましたが、芳香蒸留水はもう少し香りが強いのでは?…と思ったことも、はじめの一歩でハーブウォーターを選んだ理由です。

強い香りはちょっと苦手なのでね ^^;

私がクロモジの芳香蒸留水(ハーブウォーター)を選んだ7つの理由

 クロモジの香りが好き!クロモジの香りを身近な生活に取り入れたかった

芳香蒸留水は皮膚への刺激が少ない

芳香蒸留水ハーブウォーターには微量ながらも精油が含まれているため、抗菌や抗炎症作用を期待できる

香りを楽しみながらリフレッシュできる化粧水を探していた

精油(エッセンシャルオイル)は医薬品との薬物相互作用がある場合があるため、かかりつけ医への相談が必要なこともある。

精油には原液のまま直接皮膚に塗れないものが多い(厳密な希釈が必要)が、芳香蒸留水ならそのままライト感覚で使える(口腔ケアやうがいには希釈する必要がある)

痰と咳の悩みにも使える

クロモジの芳香蒸留水(ハーブウォーター)の使い方

抗菌性があるものの皮膚には穏やかに作用するクロモジの芳香蒸留水の用途は意外と多いのです。

芳香を楽しむ
防虫効果
化粧水代わり。または化粧品の基材に利用する。
咳と痰に、クロモジの芳香蒸留水を希釈してスプレーやうがい
泌尿器科領域の疾患時の抗菌用の洗浄液
小児科領域の皮膚トラブルのケア…あせもや湿疹にクロモジの芳香蒸留水で冷湿布
湿疹の肌トラブル時に、クロモジの芳香蒸留水を患部に塗る。
足湯

足湯にクロモジハーブウォーターを使うと白湯に比べて血流増加が著しかった…という実験結果があります。

また戦時中の伊豆でクロモジ精油の大量生産時に余ったクロモジハーブウォーターをお風呂に入れたところ、おできの治りが良かった記録も残っています。

私は化粧水代わりに使うためにクロモジハーブウォーターを入手しましたが、眠る前にまくらや寝具にひと吹きとすると、安眠効果が得られるのでは?…と期待しています。