くちばしの周りがごはんだらけ^^ ちびっこオカメ、お腹いっぱいでご満悦♪の図。
この子の背中や翼にたくさんついてる黄色っぽい水玉模様が「パール」です。
オカメインコパール・ルチノーパール・シナモンパール・パールパイド
これはオカメインコ パール(オス・幼鳥)です。
オカメインコのパールは羽毛にメラニン色素が部分的に欠落し、クリーム色のさざ波模様が入ったタイプです。
羽1枚1枚に斑点が入っていて、ちょっと水玉模様のように見えます。
ほっぺがオレンジのオカメインコで黄色みが強いタイプを「ゴールデンパール」白っぽいタイプを「シルバーパール」と呼びます。
オカメインコパールは オカメインコノーマルよりも全体的に黄色(リボクローム色素)が強く出ると言われていて、うちにもパール模様が濃い黄色の子がいます。
はじめは「白っぽいとの黄色っぽいパールがあるのかな?」と思っていて、くわしく調べてみたら パールにも「ゴールデン」と「シルバー」の2種類あることを知って ようやく納得できた次第です。
オカメインコパールのカラーバリエーションとしては、うちにいる子で画像付きで紹介できるのは次に挙げる6種です。
オカメインコ ノーマルパールとシナモンパール
上の画像の左側が「シナモンパール」右側が「パール」で、両方ともオスの成鳥です。
上の2羽は、雛の頃はこのように↓↓↓ 水玉を背負ってたのですが、
大人になってからは ぽつぽつとしかパールが残っていません。
2羽とも成鳥のオスなので、背中のパール模様が消えてしまっているのです。
成鳥のオカメインコのオスは男性ホルモンの影響でパール模様が消えます。
パールが消えるというのは全部なくなるわけでなく、こんなふうにところどころ色抜けがある程度に抜け落ちたり、ほとんど跡形もなくパールがなくなってしまった子もいます。
老鳥になってから 薄くなったり消えてなくなったパール模様が戻ってくる個体もいます。
こちらは↑↑↑ シナモンパールのメスです。
パールのメスは大人になってもパール模様がこのままはっきりと残ります。

オカメインコ ルチノーパール

向かって左は一般的な「ルチノー」 右は「ルチノーパール」
ルチノーに黄色のパール模様が入るのは、「ルチノーパール」です。
右側がルチノーパールで、左側がルチノー。
このルチノーパールはメスなので、大人になってもこの黄色い水玉は消えずに残っていて、とても美しいです。
オカメインコ シナモンパールパイド
パイドにパールが乗った個体がパールパイド。この子は色がシナモンなので、シナモンパールパイド(メス)です。
パールがどれくらい入っているかにより厳密にはなかなか判断しかねることもありますが、風切り羽の色が色抜けしていればパールではなくパールパイドと呼ばれます。
オカメインコ ホワイトフェイス・パール
オレンジほっぺがないのが「ホワイトフェイスパール」です。
この画像パールのメスなので、成鳥してもこの美しいパール柄はそのままです。
オカメインコ ホワイトフェイスシナモンパールパイド
オカメインコパールのオスは成鳥になるとパールが消えてしまう

オカメインコ シナモンパール(メス)
パールの特徴は、オスの場合成長すると、パール模様がぼんやりしたり消えてしまうこと。
パール模様が抜けてしまうと まるでノーマルグレイ(並オカメ)と変わらない感じになりますね。
これがノーマルグレイです。
パールの消失は 男性ホルモンの分泌がメラニン色素を増加させることによって起こるものです。
なのでオカメインコのオスは、せっかくパールを持って生まれてきても、若くてバリバリ飛ばしている青春時代には、見ためがちょっと地味めになってしまうんですよね~。
みんなイケメンには変わりないんですけど^^
ただ、男性ホルモンの影響ということから、元気で長生きして 高齢のおじいちゃんオカメになったときに、またパール模様が復活する場合もあるんです。
それにパール模様が消えないオスも一部いるようで、このあたりは個体差が大きいのかもしれません。
一方で、オカメインコのメスはパール模様が消えないので 鮮やかな模様自体が美しい個体が多いです。
ただこちらも 模様の出方やパールの大きさには かなり個体差が見られます。
うちにはルチノーパールのメスが4羽いますが、パールの出方や黄色みは薄い子もいれば濃い子もいて、本当にいろいろです。