オカメインコが噛む力は相当強い
オカメインコはとても温和で人なつこく甘えん坊のインコです。
でも繊細で臆病な子が多く、自分を守るために 飼い主さんの指に噛みつくこともあります。
オカメインコの鋭いくちばしで強く嚙みつかれると非常に痛いですし、噛み癖がある子の飼い主さんの手は傷だらけになってしまいます。
愛鳥に噛み癖がつくと手乗りとして楽しく遊べなくなるばかりか、餌やりや鳥かごのそうじなど日常のお世話も大変になってしまいますし、楽しい愛鳥ライフを送れません。
でも、人を噛んでしまうのには それなりの理由があります。
オカメインコはなぜ噛みつくのか?その理由から見ていきましょう。
オカメインコの噛み癖 6つの理由とパターン
愛鳥が噛みつく理由はいろいろあります。
愛鳥をよく観察し、鳴き声のトーンや羽の膨らませ方など、愛鳥のボディランゲーを理解することから始めましょう。
オカメインコが噛む理由1・・・恐怖心から噛む
脅威を感じた時、鳥はまず飛び立ちます。
噛みつくのは、飛んで逃げることが叶わず 追い詰められた時です。
オカメインコが噛む理由2・・・指は噛んでもいいものと認識している=社会化ができていない
幼鳥の頃に指を噛ませて遊んでいた場合、手は噛んでいいものと誤解している可能性があります。
また、幼鳥は社会化といって、生後2か月くらいまでの時期に、親兄弟と遊びながら噛む力加減を覚えます。
このあたりは、犬・猫と同じで、早くに親兄弟から離された鳥は、十分に社会化ができていないことがあります。
オカメインコが噛む理由3・・・不快なこと・嫌なことをされた
飼い主さんは可愛がっているつもりでも、鳥にとっては嫌なことかもしれません。
愛鳥は何をされると嫌がるのか よく見て覚えておきましょう。
オカメインコが噛む理由4・・・なわばりを主張している
鳥は食料の確保やつがいの相手を得るため、自分のなわばりを守る習性があります。
特に発情期は注意が必要です。
ケージから出すときは、持ち手のついた止まり木を利用するのも、噛まれないためのひとつの方法です。
オカメインコが噛む理由5・・・病気やケガをしている時
鳥は病気で弱っていることを隠そうとする習性があります。
機嫌が悪いのは病気が原因ではないか、ケガや腫瘍ができてはいないか、日ごろから愛鳥をよく観察して、鳥からのSOSのシグナルを見逃さないようにしましょう。
オカメインコが噛む理由6・・・環境によるストレス
騒音やケージが狭いなどの原因でストレスがたまっている場合は、ケージの大きさや置く場所など、環境を変えてみると効果があります。
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オカメインコの噛み癖を直すにはあせらずゆっくりと信頼関係を築いていきましょう
怖がって噛む愛鳥に「噛むのはダメ」と教えるよりも、お世話のしかたを考えて、噛ませないような工夫をしましょう。
感情に任せて大きな声で叱れば、愛鳥はますます怯えて、飼い主さんを信頼できなくなります。
怯えて噛みついてくる場合は、ケージの中に手を入れることや、手に乗せようとするような無理強いは控えます。
まずはあせらず愛鳥との信頼関係を築きましょう。
そのためには時間を作って、ケージの隣にゆったりと座り、本を読んだりお茶を飲んだりと、愛鳥の近くで過ごしてみてはいかがでしょうか。
距離が近すぎて鳥が緊張するようなら、鳥が落ち着く距離まで離れます。
始終穏やかでゆっくりした動作を見せ、優しい穏やかな声で話しかけ、愛鳥に安心感を与えることが大切です。
鳥は群れで生きる社交的な生物です。
そのうちに飼い主さんに興味を示し、近寄ってきます。
そばにいても鳥がリラックスしているようなら、まずはケージ越しにおやつをあげてみる。
次にケージの扉を開けても鳥が落ち着いていたら、飼い主さんの手の平の上に置いたおやつをさし出してみてください。
噛みつきそうな様子を見せたらすみやかに撤退です。
もし飼い主さんの手から直接おやつを食べたら、その時は、新しいフレンドシップの始まりですよ。
噛み癖の対処法!捨てられたオカメインコのその後【動画】
噛みつきの対処法として、とても参考になる動画をご紹介します。
鳥にもそれぞれの個性がありますので、すべての子に同じ方法があてはまるとは限りません。
愛鳥とよく相談しながら、その手が信頼できる優しい手だということを、あせらずゆっくりと時間をかけて、愛鳥に教えてあげてくださいね。
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