オカメインコの飼い主の寄稿です
我が家の愛鳥はオカメインコ (メス・ピー子)
これは我が家の癒し担当のピー子が大けがをしたときのエピソードです。
オカメパニックで死にそうになった体験談!内出血で一歩間違えたら…
当時のピー子は9歳。
ピー子の放鳥時に、
私と子どもとで
室内でボールで遊んでいた時に
それは起こりました。
オカメインコにボールが当たりオカメパニックに!
私が子どもに向かって
ボールをポンと軽く投げたところに
そこにたまたまピー子が飛んできて、
ボールが頭にぶつかってしまったのです。
そのことに驚いてしまったピー子は
オカメパニックに陥り、
部屋の中を勢いよく飛び回り、
天井や壁に激突しました。
慌てつつも何とかピー子を落ち着かせようと
私は彼女に声かけしながら
カーテンレールに止まったところを
迎えに行ったのですが、
パニックに陥ったピー子は
飼い主からも逃げ回り続けて
なかなか捕まりません。
…と思った私は
いったん立ち止まり、
静かに話しかけながら
ピー子が落ち着いてくるのを待ちました。
オカメインコの頭の羽が抜け皮膚が真っ赤に腫れてしまった!
しばらくしてピー子が
下に降りてきたところで、
そっと捕獲することに成功しました。
ピー子は頭にボールをぶつけた部分の
羽毛が抜け落ちてしまい、
剥き出しになった皮膚は
真っ赤に腫れて痛々しい状態です。
そのままそっとピー子を
ケージに戻しましたが、
元気がありません。
止まり木には止まっていますが、
目をつむったまま
一向に動こうとはしないのです。
心配になった私は
ピー子を動物病院に
連れていくことにしました。
こんな事態に備えてキャリートレーニングをしておけばよかった!
その昔、私が中学生の時に
飼っていたセキセイインコが、
放鳥時に窓に激突したことがありました。
そのときはインコがびっくりしていただけで
何ともなさそうに見えたのですが、
その半日後に死んでしまった光景が
その時にまざまざと思い出されました。
そうなるともはや
気が気ではありません。
ヒトからしてみたら
軽いボール投げ程度の力でも、
小さなオカメインコに
命中したのですから、
ただで済むはずがないことは
想像がつきました。
病院に行くために準備しようと
家にあったプラケースを出してきたのですが、
オカメインコは体が大きいので
小さなプラケースに無理に入れる
(押し込む)ことはためらわれました。
キャリーケースも一応持っていましたが
以前にピー子を入れようとしたら
抵抗してとても嫌がったので、
そのままお蔵入りしていたのです。
キャリートレーニングしておけばよかった!
と後悔しても後の祭りです。

プラケースに入れようと思えば
できないことはないものの
再びオカメパニックを起こしては困るので
いつもの大きなケージで
ピー子を病院へ連れて行くことにしました。
病院の待合にいる
ほかの犬猫の患者を見て
驚かせてはいけないので、
ケージを布で覆って目隠しをして
静かに移動するように心がけました。
オカメインコを連れて慌てて動物病院に駆け込んで…
その動物病院は
以前にセキセイインコの具合が
悪くなったときにも
お世話になったことがありました。
私の家の近くには鳥の専門病院はなく
エキゾチックアニマルも診察できる
動物病院でしたが、
院長先生が小動物の治療を
得意としているため人気があり、
待ち時間が長いことで有名でした。
このような突発的なトラブルで
病院に駆け込んでいる私には
なおさら待ち時間を長く感じてしまいます。
3時間ほど待ったところで
ようやくピー子の順番が来て、
獣医に事の次第を伝えました。
私たちが見守る中、
ピー子はしっかり保定されて
暴れずに大人しく処置されていました。
その後、動物病院から
飲み薬の抗生剤を処方されて、
私たちは帰宅しました。
ピー子はすっかり
大人しくなってしまっていたので
と心配でした。
季節は夏でしたが、
ケージを28℃くらいまで保温し、
その日は安静にして休ませました。
翌朝、ケージのおやすみカバーを
おそるおそる取り外して
中の様子を見てみると、
ピー子は餌をついばんでいました。
餌を食べられるならまずは一安心。
少しずつ良くなっていきそうなので、
本当にほっとしました。
ピー子は順調に回復していき、
羽毛が抜けて剥き出しになった皮膚も
次第に赤みが消えていきました。
少しずつ筆毛が生え始め、
2週間もした頃には頭の禿げた部分が
少しずつ元通りになっていきました。
本物のオカメパニックを見て 特に放鳥時に注意を払うことを肝に銘じた
これまでのピー子はあまり
オカメパニックを起こすことなく、
比較的静かに生活してきました。
過去の私たちの不在時に
大きな地震があったとき
「ちょっとこれはパニックになったかな?」という痕跡と
鼻のそばに擦り傷を作ったことはありましたが
今回のような激しいオカメパニックを
私が見たのは初めてでした。
今回のトラブルは飼い主の落ち度から
起こったオカメパニックでしたが、
今後も同じような激しいパニックが
起こらないとは限りません。
放鳥する時は、
子どもの行動にも気を付けながら、
より注意を払っていこう!
と肝に銘じました。
…などのルールを家族で共有して、
注意するように心がけています。