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インコの副鼻腔炎!完治まで5カ月病院代15万円の体験談①

マメルリハの飼い主の寄稿です

我が家ではマメルリハ(オス)を飼っています。名前はマメ。

これは2022年の春の出来事で、5歳まで健康診断くらいしか動物病院を受診したことがなかったマメルリハに起こった闘病談です。

インコの副鼻腔炎!完治まで5カ月病院代15万円の体験談①

インコの副鼻腔炎

2022年4月半ばのある日
マメの異変に最初に気がついたのは
朝ごはんの時でした。

マメの鼻が湿っていることに
気づいたのです。

あれ?鼻水が出てる?

マメが鼻水を出しているのを
このとき初めて見ました。

すぐに部屋の温度を28度まで上げ、
保温に努めて様子をみることにしました。

この日の気温は最高23℃、最低8℃。
寒暖差が15℃もありました。

インコの副鼻腔炎

半日ほど様子を見ましたが、
マメは餌をしっかり食べており、
いつも通りよく動き回って
ケージ内の鈴を鳴らして
「出せ!出せ!」アピールしています。

部屋は温かくしたまま
マメを放鳥していると

クシュッ!
お!?今くしゃみした?

インコの副鼻腔炎

マメを指に乗せてさらに観察してみると、
脚はしっかりと指を掴んでおり、
力が入らないことはない様子です。

以前に飼っていたマメルリハが
突然死する直前に
止まり木に止まれないほど
握力が弱くなっていた経験から、
私は真っ先にその点を確認しました。

マメの鼻は相変わらず湿っており、
くしゃみを数回していたので
即刻ケージへ戻ってもらいました。

そしてすぐにかかりつけの
エキゾチックアニマル専門の
動物病院に連絡し、
当日の夜に予約を取りました。

マメにはケージに戻ってもらいましたが、
温かくしている間は
くしゃみは出ないので、

インコの副鼻腔炎

病院予約しちゃったけど大したことはなかったかな?

…と楽観的に構えていました。




動物病院を受診したら予期せぬ「尾脂腺腫瘍」が発覚

インコの副鼻腔炎

マメの鼻水とくしゃみの連発から
「風邪だろう」と軽く考えて
動物病院を受診したのですが、

診察を受けた結果、
思いもしなかった展開が。

なんと、マメの尾脂腺に
腫瘍が発見されたのです。

鳥には、尾羽の付け根に尾脂腺という脂の分泌腺があります。鳥は、ここからでる脂を嘴で取り、羽根に付けて撥水性を持たせています。尾脂腺には腫瘍ができることがあり、特にセキセイインコに多くみられます。鳥が腫瘤を弄らないと飼い主さんの発見も遅くなり、 見つかった時にはかなり大きくなっていることもあります。
引用元:横浜小鳥の病院

尾脂腺の腫瘍は1か月後に
摘出手術を予約してもらい、

ここでは一旦、
風邪症状の治療に専念することになりました。

検便やレントゲン撮影をしたところ
特に問題は見当たらず

鼻水は大したことはないです。季節の変わり目で風邪をひいたのでしょう。

…との診断から
飲み水に混ぜる抗生物質と
点鼻薬をもらって
しばらく様子を見ることになりました。

自宅に帰ってからは
室内温度を常に27℃位を保ち、
寒暖差がないように環境を整え、

高栄養価のペレットに変更し、
ビタミン剤も追加しました。

元々マメの食事はペレット:シードを6:4なので
ビタミン剤が必要かどうかは微妙なラインだったので
今までは与えていなかったのですが、

今回は1か月後に手術を控えていたので
与えることにしました。

インコの副鼻腔炎

その後の経過は順調で
マメの鼻水がおさまってきたので、
尾脂腺の腫瘍摘出手術を
予約通りに受けることになりました。

手術は成功。

1週間の入院を経て 
エリザベスカラーを付けたマメが 
ようやく自宅に戻ってきました。

このときの尾脂腺の手術費は、
1週間の入院代込みで17万円かかりました。

飲み薬・点鼻薬は
相変わらず続けていましたが、
術後の経過は順調だったことから

インコの副鼻腔炎

これでまた病院とは無縁の生活に戻れる。

…と思っていました。




マメルリハインコが風邪症状をぶり返した!?

インコの副鼻腔炎

術後2週間ほど経った頃、
再びマメのくしゃみが始まりました。

その頃は手術後の観察期間として
週1で通院していました。

診察予約日を2日後に控えていたため、
静かに様子を見ることにしたのですが
この判断が良くありませんでした。

薬も続けていたことで
「すぐに良くなるだろう」との思い込みから
私はどこか油断していたのです。

翌朝、ケージの毛布を外してみると
元々はピンク色のマメの鼻が赤茶色に腫れあがり、
インコの呼吸でプツプツと
いやな音がするようになっていました。

インコの副鼻腔炎

こんなひどい状態は
初めて目にしたので驚き、
予約日を待たずに 
すぐに病院を受診しました。

マメはフン検査や体重測定で問題はなく、
鼻は赤茶色に腫れていて痛々しいものの 
呼吸には問題がないようでした。

そこで今までの抗生剤にプラスして
免疫力を上げる飲み薬と
点鼻薬をもう1種類追加でいただき、
それで様子をみることになりました。

獣医の指示通りの
食餌と投薬を続けていたのですが、
良くなったと思ったら悪化する…を
繰り返していました。

マメの副鼻腔炎が完治するまでの
長い闘病期間(5カ月間)の幕開けでした。

インコの副鼻腔炎!完治まで5カ月病院代15万円の体験談②
マメルリハの副鼻腔炎が悪化の一途をたどり溜まり切った膿が大噴出し…