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インコが噛む理由は反抗期!手を怖がるベタなれサザナミインコの話

サザナミインコの飼い主の寄稿

お迎えして一年目ころ
私のサザナミインコのぴよちゃんが
私を強く噛むようになりました。

これは、悩んでいた当時に
出会った本のおかげで

インコの気持ちのほんの一部を
理解した時のエピソードです。

インコが噛む理由は反抗期!手を怖がるベタなれサザナミインコの話

インコが噛む理由

お迎えした当初は私の手に乗せられて
プラケースを出入りしていたぴよちゃんは

ケージにお引越ししてからも
私の差し出す手に乗って
ケージから出ていました。

ところがその後になぜか
手のひらにあまり乗らなくなり、

手の甲や腕に乗って
出てくるようになりました。

当時の私はインコを
指に乗せたことがなく

おっかなびっくり
指を出していたので

(おそらく)そんな私の不安が
ぴよちゃんに伝わっていたのでしょう。

ぴよちゃんは14年間
ずっと指に乗らない
「腕乗りインコ」でしたが

放鳥時間の9割は
私の腕に乗って過ごす
ベタなれサザナミインコでした。

インコが噛む理由

そんなぴよちゃんが変貌したのは
お迎えして1年過ぎた頃…

それまで機嫌よく遊んでいたのに
突然噛むようになったりして

なんの規則性もなく
突然凶暴になるぴよちゃん。

興奮状態では噛む力は強く、
流血することもありましたし

「痛い」記憶は
いつまでも鮮明に残ります。

今の私ならこの時期が反抗期で
いずれ去っていくことを知っているので
悩むことはないのですが

インコ初心者の当時の私は『???』

放鳥して遊ばせてあげたい気持ちと
「また噛まれるかも」の気の重さが
あの頃は入り混じっていました。

インコが噛む理由

そんなある日の放鳥時、
またもや興奮状態になったため
すぐにケージに戻したのですが、

その日のぴよちゃんは
ケージに帰っても落ち着かず、

大きな声でずっと鳴き続ける姿に
私は初めて怒りと悲しみを感じました。

 




サザナミインコが噛む理由と気持ちを知ったら心が楽になった

インコが噛む理由

振り返れば、あの頃がぴよちゃんの
「凶暴化」のピークだったらしく
それ以降は噛む回数が
少なくなりました。

狂暴化が一段落したとはいえ、
噛まなくなったわけではなく

「こうやって遊んでいたら急に噛んだんだ」
…などと思い起こすと

ぴよちゃんが近づいてきただけで
引き気味になってしまう私。

それを鋭く感じ取ったぴよちゃんは
また興奮し始めて噛みつく
…の悪循環に陥っていました。

インコが噛む理由

そんなある日、同僚から
「サザナミインコ特集の雑誌が出ているよ」
と聞いた私は、早速取り寄せてみました。

ここで釘付けになったのは
「愛鳥はほめて伸ばす」
ポジティブ・レインフォースメント・トレーニングでした。

これを読んだ私は自分が
考え違いをしていたことや

これからぴよちゃんに
どう接していけばいいのかが
ようやくわかったのです。

インコが噛む理由

トレーニングの方法とその考え方の中で
私の目を引いたのは

褒めて伸ばすこと=ポジティブ
鳥の嫌がることや「罰」を与えて鳥に何かを強要してはいけない=ネガティブ

「腕には乗るが、手に(指に)乗らない鳥」
…についても書かれていて

生まれながらに手を怖いと思う鳥はいない。なんらかの理由があって「手を怖い」と思うようになったはずだ。

私には「手を怖い」と思わせた
心当たりはなかったですが

「手は近くにあって大好きなものだ」
…と思えなくさせていたことは
思い当たりました。

インコが噛む理由

お迎えしたばかりの頃、
放鳥時に私は手のひらに餌を乗せて
ぴよちゃんに食べさせていましたが

こうしているとケージで餌を食べたいと思わなくなるのでは?ケージに帰らなくなるかも。

…と思ってこの習慣を止めたのです。

思えば、この頃から
徐々にぴよちゃんは
手のひらに乗らなくなった気がします。

嫌な思いや怖い体験をさせなくても
ほんの些細なことが
インコが手を怖がる理由になり得る。

インコは臆病な生き物なので
「警戒」「恐れ」の感情があったのだろう
…と考えると納得がいったのです。




「飼い主の心得」ぴよちゃんバージョンの誕生から信頼関係構築まで7~8年

インコが噛む理由

インコの気持ちの片鱗を
理解できたとはいえ、
現状は何も変わりませんでしたが、

ぴよちゃんの行動が私を嫌ってのものではない

…と分かった(そう思うことにした)時から
次第に気持ちに余裕ができました。

そして私が考えた
これからの「飼い主の心得」は以下のとおりです。

①ぴよちゃんを(あまり)怒らない
②ぴよちゃんが怒っている時は「気を逸らす」作戦あるのみ
③「手は怖くない」アピールをしてみる
④ぴよちゃんをバカにしない(見下さない)
⑤たくさん褒める、たくさん声をかける
⑥たくさん愛情を注ぐ

④⑤⑥はお迎えした時からの心得です。

インコが噛む理由

嵐が過ぎ去ってから
当時の度が過ぎる狂暴化は
どうやら反抗期だったらしい
…とわかりました。

インコの反抗期の接し方と性成熟期の問題行動への向き合い方
インコの反抗期と性成熟期における鳥のこころの葛藤との付き合い方・接し方

それからも、一時的に噛むことは
何度かありましたが

やはり第一反抗期が
いちばんすごかったと思います。

相変わらず手には乗らないものの
ナデナデやモフモフはさせてくれるし、

放鳥中はほとんどベッタリと
私の近くにいる状態でしたので、

積極的に手に乗ってもらう工夫は
あまりしませんでした。

インコが噛む理由

こんな感じでベッタリのぴよちゃんと
なんとなく信頼関係が出来たと思えたのは
7~8年が経ってからでした。

言葉ではうまく言えないのですが、
ぴよちゃんの表情や仕草を見て
そう感じたのです。

私にもっと経験と知識があれば、
この期間はもっと短くて
済んだのかもしれません。




「インコの愛情は犬猫よりも深い説」は愛鳥家なら腑に落ちるはず

インコが噛む理由

動物病院の先生からこんな話を聞きました。

犬や猫の方が飼い主への愛情が深いと思っている人が多いが、より愛情が深いのは鳥だと思います。入院中に飼い主さんが来ると、犬や猫よりも喜ぶのは鳥なんですよ。

私の「飼い主の心得」も、
鳥の「感情と不快愛情」の肯定から
始まっています。

③の「手に乗ってもらうための心得」は
「まぁいいか」で終わりましたが(笑)

それ以外はぴよちゃんが14歳で亡くなるまで
ずっと持ち続けられたと思っています。

インコが噛む理由

鳥はとても臆病で、とても賢く、とても愛情深い生き物である

これが腑に落ちたとき、
私にはいろいろなことが
見えてきました。

私の「飼い主心得」が反抗期の対策として
悩める飼い主さんのヒントになると嬉しいです。




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