墓じまい費用【100万円】樹木葬+手元供養の改葬体験談
50代男性 2021年12月に墓じまいしました。埼玉県川越市内の樹木葬霊園に故人の遺骨の一部を納め、残りは手元供養用に小さな骨壺に入れて持ち帰りました。
墓じまいから樹木葬・手元供養の切り替えにかかった費用はトータルで約100万円です。
樹木葬への移転関係に50万円
手元供養品が10万円
その他の手数料や交通費に10万円
墓じまいを決めた理由は、私が一人っ子で子供もいないことと、両親の改葬の希望があったからです。
両親は生前「お墓に縛られないで自由に暮らしてほしい」と言ってくれていました。
そこで私は両親と共に自然に還ることができる樹木葬と、故人の面影をいつも感じていられる手元供養を選びました。
これまでのお墓の維持や管理に負担を感じていましたから、それらから解放されるのは嬉しいですし、墓じまいして樹木葬と手元供養に変えても、故人との絆は何も変わらないと信じています。
墓じまい当日は、私と親族数名でお寺に行きました。
お寺で墓石の魂抜きとお焼香をした後、遺骨を樹木葬霊園と手元供養用の骨壺に分けて入れました。
墓じまい当日は、長くお世話になっていたお墓との別れを惜しむような気持ちと、新しい形の供養を始める決意が入り混じって感慨深かったです。
樹木葬霊園では、両親が大好きだった桜の木の下に遺骨を埋めましたから、桜の花が咲く季節が待ち遠しい気がします。
手元供養用の骨壺は、自宅に手元供養ステージを設けて、毎日お参りしています。


墓じまいを振り返ってみて、困ったことはいくつかありました。
墓じまいの手続きや費用について、詳しい情報がなかなか見つからなかったこと。インターネットで調べれば様々な霊園や業者が出てきますが、どれが信頼できるのか分からなかったので、選ぶまで時間と労力がかかりました。
お寺に墓じまいの相談をしたときに、離檀料を高額に請求されたことも痛かったです。私はそのお寺に長年お世話になっていたので、少しショックでした。
墓じまい後の心境の変化にも少し戸惑いを感じました(今はもう慣れたので問題ありませんが)現在の私は墓じまいをして良かったと思っていますが、墓じまい直後の頃にはお墓がなくなったことに一抹の寂しさや罪悪感を感じることがありました。
墓じまいは私にとっての大きな決断でしたが、両親の意思でもあったので、それを尊重できたのは良かったと思っています。
時々故人に会いたくなることがありますが、今は手元供養をしているので、手元供養ステージの遺影や骨壺に話しかけて、毎日お参りできるのが 心の安寧につながっています。
- 供養の費用が抑えられる
- 永代供養ができる
- 故人の希望を尊重できる
- 親族の同意が得られないとトラブルになる
- 後々に分骨や改葬(墓じまい)ができない
- 管理費や樹木の手入れが必要な場合もある
墓じまいサービス業者
樹木葬の見学会(神戸)