インコの乳酸菌サプリメントは「鳥のお腹に合うもの」を選ぶことです。
知名度だけで選ぶのではなく、複数を利用してみたなかで、インコのフンの臭のいが少なくなった、フンの状態が改善されてきた…などで選ぶのが正解です。
インコの乳酸菌サプリおすすめ!フンの臭いも腸活で消える?
「腸は第2の脳」と
言われていますが、
それは腸が免疫を
つかさどっているためです。
人体では、腸にはからだ全体の
6~7割の免疫細胞が集まっています。
つまり腸内環境を整えることが
免疫力を高める近道であり、
免疫力が上がれば
病気にかかりづらくなり、
健康でいられるということです。
鳥については詳しくわかっていない
部分もありますが、
おそらく人体でも鳥体でも
同様なのではないか…と考えられます。
体内が無菌な生き物は
まずいませんし、
善玉菌が100%を占める
生き物もいません。
善玉菌と共に悪玉菌や
中立派の日和見(ひよりみ)菌が
混在していて、
存在する菌の割合によって
病気や体調が変わります。
もちろん善玉菌のパーセンテージが
高ければ健康で元気な状態です。
そしてその良好な状態を
意図的にキープさせるために、
乳酸菌を取り込んだり
良い菌を増殖するための
サプリメントを利用します。
いわゆる「腸活」です。
鳥用の乳酸菌サプリメントのほとんどは
雛の挿し餌にも混ぜてあげられますので
(商品によるのでトリセツを読むこと)
雛の健やかな成長のために
腸活系サプリメントを
ひとつ用意しておくといいと思います。
我が家生まれのオカメヒナたちも、
挿し餌にはサプリメントを混ぜて
食べさせています。
大好きん小鳥用:小鳥のための生きた乳酸菌

「大好きん」はどうやら
相対的に小鳥が好む味のようで、
うちの鳥たちも喜んで食べます。
食べている餌の量に対して、
2割程度を混ぜて与えるのですが、
大好きん好きなインコは多いので、
フォージングのときに
おやつのように
利用している人もいます。
コメントにもある通り、人と同じように鳥も腸内環境が良くなると フンのにおいも軽減します。
大好きんはプロバイオティクス、コスモスラクトはバイオジェニクスです。プロバイオティクスは乳酸菌等を直接摂取するもの、バイオジェニクスは腸内の善玉菌を増やすものです。今使っているもので良い結果が得られないようでしたら変えてみるのも良いですが、効果は個体差があります。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) November 30, 2020
乳酸菌生成エキス コスモスラクト鳥専用:抗生物質との併用OK

コスモスラクトは乳酸菌の有用性を
最大限に引き出した
高品質で安全性の高い商品で、
生まれた時から育んできた
腸内細菌バランスをサポートします。
横浜小鳥の病院が
メーカーと共同開発した
鳥専用の乳酸菌生成エキスで、
実際に同院で3年以上の
使用実績を重ねてから
商品化されているので、
信頼性が高いです。
オススメしている乳酸菌製剤は、コスモスラクトです。これだけで便臭が消えることがあります。また腸内環境の正常維持にも役立ちます。https://t.co/SrmXygg9iK
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) November 8, 2020
コスモスラクトは
「バイオジェニックス」の
機能性食品に当たります。
バイオジェニックスとは
常在菌バランスを整えると同時に、
腸内フローラを介さずに
腸管免疫系に働きかける成分です。
コスモスラクトは抗生物質との併用ができます。
ネクトンとも併用OKです。
はい、併用して大丈夫です。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) November 29, 2020
バードベネバックパウダープラス:廃版

私が初めてバードベネバックパウダープラスを
購入したのは雛の挿し餌に混ぜる目的でしたが、
エサに振り掛けたりして
大人オカメにもあげていました。
病院でお薬を出されたときなど、
その薬品が抗生物質であれば
腸内の善玉菌が全て一掃されてしまうので
こういう腸活系サプリは
そういった場合にも
ひとつあると安心でした。
バードベネバックの愛用者は
多かったのですが、残念ながら
2022年で国内の取扱が終了となりました。
ハードベネバックの代替品としては
以下に紹介する
ベタファーム社の商品がおすすめです。
ベタファーム プロボティック 乳酸菌 サプリメント:抗生物質との併用NG
【PetAg ベネバック プラス パウダー】の
代用品として使える乳酸菌サプリメント。
セキセイインコやオカメインコの
原産国であるオーストラリア産100%の
ベタファーム社の製品で、
犬猫にも使えます。
腸内環境をサポートする
粉末の乳酸菌で、
ベネバックプラスと同様に
下痢や抗生物質投与後、
極度のストレスで
お腹の調子が悪くなった時などに
使うと整腸できます。
雛の挿し餌、普段の給餌や
飲水に混ぜることもできますが、
抗生物質との併用は避けて、投薬後に投与して下さい。