オカメインコの寿命
ペットとしての平均寿命は18年前後。犬・猫より長生きする子が多い
オカメインコの魅力の一つは、家族として長く一緒に過ごせることです。
病気や事故に遭わなければ、15~20年以上共に暮らせるパートナーです。
考えてみれば、犬・猫よりも長生きする子もいるわけで、25歳とか30歳という強者もごろごろいます。
オカメインコの寿命のギネス記録は32歳
オカメインコの最高齢のギネス記録は32歳で、名前はサンシャイン。
飼い主さんはアメリカ人で、ニューメキシコ州に住んでいる方です。
サンシャインは1983年にコロラドでお迎餌れたそうです。
ギネス記録は新たに申請されて審査を通過すれば 記録が塗り替えられていくものですから、もっと長生きさんはいると思いますが、現時点(2017年3月)で確認できるギネスの記録は32歳ということです。
日本にだって、すごいご長寿さんがいるわけですし。
この子たちがギネス記録なのでは?と思うような↓ こちらのおかめちゃんたち。
38歳ってすごいですね。
2つ目の動画のタロウちゃんは、2016年2月にお星さまになってしまったそうですが、38歳の大往生はあっぱれ!だと思います。
これらのご長寿オカメ、どちらもノーマルグレイの男の子。
やっぱり原種が最強!なんですね。
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オカメインコの特徴
オウム目オウム科 オカメインコ属オカメインコ
オカメインコは「インコ」ではなく、オウムの一種です。
冠羽を持つことと骨格の構造から、インコ科でなくオウム化に分類されています。
英名:cockatiel(コッカティル)
和名:オカメインコ(片福面鸚哥)
オカメインコの色変わりと品種の違い
オカメインコには「ルチノー」や「シナモン」などのいくつかの色変わりがありますが、これらはあくまでも「品種」であって、「オカメインコ」は品種ではありません。
オカメインコは生物学的には1種しかありません。
オカメインコの体の大きさ
オカメインコの体長は30~35センチくらい。
体重は80~120グラムくらい。
今、セキセイインコを飼っているけど、オカメインコも飼いたいな…という人は多いと思いますが、セキセイと比べると、大きさはこのくらいの差ですよ。
オカメ女子と男子を比べると体格や体型にだいぶ違いを感じます。
女子のほうが体が大きくてどっしり感がありますね。
男子はマッチョな体形をしていても、女子よりもすらりとした印象があります。
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オカメインコの視覚
わたしたち哺乳類とオカメたち鳥類はあまりに違いすぎて比べようがないですが、特に大きく違うところは五感に関わる感覚器官だと思います。
特に彼らの視力と動体視力は、私達とは比べ物にならないほど優れています。
鳥の視力は人の3~4倍と言われます。
おそらく色覚も人よりずっとすぐれていると思いますが、正確なところはわかっていません。
でも、特定の模様や色などに反応してオカメパニックを起こすこともあるので、色や柄などははっきりと識別できているんだと思いますよ。
うちの子たちはストライプ柄や迷彩色の服を見ると なぜかビビって冠羽が立ちます^^;
真っ白なパーカーに過剰反応したこともあるので、色彩はちゃんとわかっているんだと思いますね。
ルチノーのような赤目系のオカメは、黒目に比べると若干 視力が弱いといわれています。
だからよけいにビビりやすくて、オカメパニックを起こしやすいのかもしれません。
オカメインコの故郷はオーストラリア
オカメインコの故郷はオーストラリア。
しかも厳しい環境である、内陸の乾燥地帯です。
気温が普通に50度を超えるような砂漠なんですよ。
乾燥する季節になると(冬・6~9月頃) 水を求めてオカメの群れがシドニーなどの沿岸部でも見られるとか。
トウモロコシや麦畑を群れで食い荒らすことがあるので、現地では害鳥扱いされることもあるそうです^^;
砂漠やステップ気候が分布している地域なので、水は少ないですし、昼間は35度以上の灼熱だったり、夜は放射冷却が起これば季節によっては5度くらいまで気温が下がるような、かなり過酷な環境下で、野生のオカメインコは暮らしています。
なので、オカメインコという鳥は本来、寒さにも暑さにも強い、頑強な鳥種なのです。
ペットとして暮らせば飼い主さんの愛情と配慮で冬でもヒーター全開のポカポカ陽気の中で過ごすことになりますが、温帯に属する日本なら、きちんと季節の移り変わりを感じさせる管理をしてあげたほうが、彼らは丈夫に育つんですよ…ということを、オカメ飼いさんには知っておいてほしいと思います。
オカメインコの魅力
オカメインコの魅力は、その姿の美しさもさることながら、甘えん坊で人なつこい性格と、おちゃめなキャラクターです。
とにかくフレンドリーな子が多くて常に人に寄り添い、言葉が通じなくても人と鳥との間で確実に心の交流ができることを 長く付き合えば付き合うほど 実感できます。
一緒にいるだけで安らぎと和みを与えてくれる、天使のような小鳥がオカメインコです。
・・・ってほめすぎ!?
そんなことはないですよ!
本当に こちらが愛した以上に大きな愛を返してくれるのがオカメインコという鳥です。
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