これはインコ・オウムの鳴き声がうるさいために、防音目的でアクリルケージケースの導入を考えている方への参考意見とアドバイスです。
インコ用アクリルケースで防音できる?鳴き声うるさい対策になるの?
結論から言うと、インコ用アクリルケースは問題行動のひとつに挙げられる「呼び鳴き」や声が大きめのインコの鳴き声に対して「一定の」防音効果はあります。
しかし防音効果が完全なものではありません。
アクリルケースでインコの鳴き声がうるさい!は軽減されるが…
インコをアクリルケージケースに入れれば 確かに甲高い声は多少は軽減されます。
しかし「完全」を求める防音は期待できないと思っていた方がいいです。
…と あたかもアクリルケースが鳥の鳴き声問題を完全解決するかのごとくおすすめしている鳥ブログが巷にはたくさんあります。
しかし決してそんなことはないので、そういう人たちはたぶん自分ではアクリルケースを所有していないと考えられます。
インコの鳴き声のうるさい!の受け止め方はさまざま
インコの問題行動とは 鳥の種類や声の大きさ 飼い主が鳥の声を「悩み」として認識している度合い…などの諸条件よって、受け止め方が個々人で違うものです。
よって、アクリルケースの利用から
…という人もいれば
…という人もいます。
人により防音の認識が様々なので、どこまでで満足できるかも人それぞれ違います。
5ミリのアクリルなら減音効果は2~3割程度
一般的なインコ用アクリルケースやアクリルキャリーのアクリル板の厚みは概ね5ミリ前後ですが、この厚さでは防音効果は2~3割といったところで「防音」というよりは「減音」効果という方が正しいかもしれません。
アクリルケースもピンキリであり、値段が安いものはアクリル板の厚みがさらに薄いので、当然ながらさらに防音効果は低くなります。
そこでさらなる防音効果を重視したい場合には、アクリル板が8ミリ以上の厚いものを 奮発して特注した方が良いでしょう。
ただし生体を入れるケースですから 当然通気口としての空気穴が複数開けられています。
よってどんなに厚いアクリルケースであっても「完璧な」防音は無理ですが、扉の形状をおかもち式にすることで防音効果を多少は上げることができます。
防音効果を高めるには吸音材や防音シートの併用が必要
さらに高い防音効果を求めるのであれば、ウレタンスポンジ製の吸音材や防音シートを併用してください。
もちろん酸欠事故を防ぐために通気口付近を絶対にふさいではいけません。
アクリルケースには減音効果はあるけれど「安物買いの銭失い」に注意!
…という事例もありますので、アクリルケースに減音効果があることは事実ですが、一定期間アクリルケースを使ってみないことには その人にとって吉と出るか凶と出るかはわかりません。
アクリルケースの導入により満足のいく結果が得られるかもわかりません。
いずれにしても「お値段以上」はあり得ず、アクリルケースもピンからキリまでいろいろです。
しかも安いアクリルケースは防音効果も耐久性も低いので、
…という口コミをよく目にします
それでも購入するとなると 諭吉が2枚は飛んでいきます(アクリルの厚さは2ミリ程度です)
上述の通り、アクリルの厚さが5ミリ未満では防音効果を期待しない方がいいでしょう。
アクリルケースの購入を考えている方は、「安物買いの銭失い」にならないように注意して、じっくり吟味することをおすすめします。
もし私がアクリルケース導入のアドバイスを求められたなら、アクリル工房のアクリルバードケース をおすすめします。
