これはペットと一緒に散骨を考えている方々に向けた記事です。大切な家族であるペットをどのように見送るべきか、多くの飼い主が頭を悩ませます。永代供養はむずかしいペットの散骨を適切に行わないと、後々の心の平穏を損なうこともあるかもしれません。本記事では、信頼できる海洋散骨業者を厳選し、その中でも特におすすめの「シーセレモニー」を中心に、ペットの海洋散骨の詳細、プロセス、飼い主からの口コミ、他のおすすめ業者について紹介しています。
さらに、他の信頼できるペットの海洋散骨業者についても触れており、各業者の特徴やサービス内容を比較することで、最適な選択をするための参考情報を提供しています。ペットを自然に還したい、飼い主と一緒に散骨したいと考える方々にとって、この情報は非常に役立つでしょう。
大切なペットとの最後の時間を心温まるものにするために、ぜひこの記事を参考にしてください。散骨後の供養方法や、散骨に適した場所の選び方なども詳しく解説していますので、安心して最良の方法を選ぶことができます。
終活ガイドがペットの海洋散骨業者を厳選!
この記事では、ペット専門の海洋散骨業者ではなく、故人の散骨を請け負うプロの業者をご紹介します。これにより、安全かつ適正な散骨が保証されます。
海洋散骨をペット単独にするか飼い主と一緒にするか
結論から言うと、ペット散骨のやまきのイチオシは「シーセレモニー」です。
その理由を以下の通りたくさんありますが、飼い主とペットの同時散骨を謳っていることがいちばん大きな理由です。
- 故人の散骨も扱うプロフェッショナルな専門業者。
- 飼い主とペットを一緒に散骨できる。
- 散骨方法が2種類。乗船散骨と代行散骨から選べる。
- 5寸以下の骨壺なら、ペットの粉骨費用はパック料金込み。
- 散骨対応エリアが広い。東京湾の散骨が特に人気。
- 故人と同様の丁寧なセレモニーを提供している。
- ペット散骨のプレミアムプランがある。
シーセレモニーのペット散骨プランは故人と同等の散骨式を行うのが特徴ですから、ペットの遺骨を「もの」として扱っていないイメージがとても強いです。
シーセレモニーの出航場所 | ||
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東京 | 浜松町桟橋 朝潮小型船乗り場 日の出ふ頭小型船ターミナル 越中島桟橋 竹芝小型船発着所 日本橋桟橋 |
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神奈川 | 横浜 | ぷかり桟橋 |
湘南・江ノ島・葉山 | 平塚新港 片瀬漁港(江ノ島) 葉山港 佐島マリーナ 三崎港(城ヶ島) |
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横須賀・浦賀 | 三笠桟橋 浦賀乗船場 |
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真鶴・小田原・湯河原 | 真鶴港 | |
千葉 | 銚子 | 銚子乗船場 |
南房総(千葉・保田) | 保田漁港 | |
大阪 | 大阪港周辺 | |
香川 | 高松 | 高松港 |
沖縄 | 那覇市沖合 石垣島 | 那覇港ほか |
※ペット散骨では対応エリアが限定される場合があります。詳しくはお問い合わせください。 |
- STEP1打ち合わせ~契約専門のコンシェルジュがご遺族様の想いを慎重に伺いながら、散骨プランの内容などを決めていきます。
- STEP2粉骨遺骨をパウダー化して水溶性の紙袋に収めます。乗船されるご人数に応じて紙袋を小分けにもできます。
- STEP3散骨クルーズに出航乗船される場合、希望する乗船場所までクルーザーでお迎えにあがります。代理散骨の場合は乗船はしませんが、お見送りは可能です(有料)
- STEP4散骨定められた海域に到着しましたら、ご遺骨を丁寧に海へ還します。同じ海域に飼い主さんの遺骨と共に散骨することも可能です。
- STEP5献花・献酒ペット散骨プランでも通常の散骨と同様にセレモニーを行います。お花は自然に還りやすいように花びらの状態で海へ供え、日本酒を献酒します。
- STEP6黙祷最後に黙祷を奉げ、鐘を鳴らしながら散骨ポイントを周回します。
- STEP7散骨証明書の送付後日、散骨証明書を郵送にてお送りします。こちらには散骨当日の風景や海域の緯度経度が記載されており、年忌法要の際にお参りすることができます。
こちらでペットの散骨をさせて頂きました。亡くなったのは4年前でしたので、自宅でずっとこのままでいるのも…と思い散骨を決めました。準備までの期間も終了してからも、一つひとつ丁寧に対応していただいたおかげでとても良い時間を過ごせました。本当にありがとうございました。最後色とりどりのお花をを海に献花し、クルーズ船で一蹴した時にはとても綺麗で感動しました。散骨後一部遺骨を納めていただき手元供養品として帰ってきたため、これからもずっと一緒にいられる気がします。
父、母と二人が可愛がっていた猫の散骨をしました。クルーズ担当の方、営業の方、皆さんとても丁寧な対応で、最初から最後まで気持ちよく事を進めることができました。いい思い出になります。
引用元:シーセレモニー Googleの口コミ
ペットの海洋散骨業者のおすすめ4選
ここではシーセレモニーも含めたおすすめのペット散骨業者4選を紹介します。最適な業者と散骨プランを見つけるために参考にしてください。
最新情報を 必ずご確認ください | セレモニー |
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散骨場所 | |||
個別散骨プラン | |||
代行散骨プラン | |||
合同乗船プラン | |||
税込料金 | 故人プラン+16,500円 故人プランはペットの単独散骨と同料金です 【ペットの単独散骨】 乗船散骨:121,000円~ 代行散骨:55,000円~ | 代行散骨:55,000円~ 合同散骨:165,000円~ |
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粉骨料金 | 粉骨はプラン料金込み | ||
土日祝日の 追加料金 | |||
※ペット散骨の場合は 散骨海域が限定されることがあります。詳しくは業者にお問い合わせください。 |
そもそもペット散骨をした人は なぜ?何を考えて?海の散骨を選んだのか
ペットの散骨は、大切な家族であるペットを自然に還す方法として多くの人に選ばれています。ここでは、実際のペットの海洋散骨のケーススタディを交えて紹介します。
ペット散骨を選んだ理由は?
- ペットを自然に還したいという思い
- 環境に優しい方法を選びたい
- ペットと最後の別れをしっかりと行いたい
- 法律に沿った形で供養したい
ペット散骨を選ぶとはどんな人?
- ペットを亡くした飼い主
- 家族や友人がペットを亡くした人
- 長期間、手元供養をしてきた人
- 手元供養で遺骨のカビや劣化が気になってきた人
- ペットと共に海に還ることを望んでいる飼い主
- ペットの遺骨の永代供養が難しいと考えた人
ペット散骨を選ぶとき何が気になったか?
- ペットの海洋散骨方法
- 散骨サービスの内容
- 散骨の費用や料金
- 散骨に適した場所
- 散骨の手続きや法律
- 散骨後の供養方法
いつペット散骨を行ったか?
- ペットが亡くなった直後
- 特定の記念日や追悼日
- 季節や天候に合わせた時期
ペット散骨をした人のケーススタディ
田中さんの場合
田中さんは愛犬が亡くなった際、専門の海洋散骨業者に依頼し、チャーター散骨を選びました。家族全員で船に乗り、静かな海で愛犬を見送りました。毎年同じ場所を訪れて供養しています。
山本さんの場合
山本さんは愛猫が亡くなった春の日に、専門の散骨業者に依頼し、代行散骨を選びました。桜が咲く時期に合わせ、穏やかな海に遺骨を撒いてもらいました。春になるたびに海を眺めては愛猫を偲んでいます。
佐藤さんの場合
佐藤さんは愛犬が亡くなった直後に専門の散骨業者に依頼し、チャーター散骨を選びました。ペット霊園に納骨するより、自然に還すのがいいと考えたからでした。家族全員で愛犬を静かな海に還すことに同意しました。
鈴木さんの場合
鈴木さんは愛猫の一周忌に、専門の散骨業者に依頼し、代行散骨を選びました。当日に家族全員で桟橋まで行って、穏やかな海に愛猫を見送りました。
高橋さんの場合
高橋さんは長期間、手元供養をしてきましたが、遺骨の黒ずみが気になり始めました。遺骨を焼き直してもらうことも考えましたが、自宅での保管はなかなか難しいと考えて、専門の散骨業者に依頼してチャーター散骨を選びました。家族全員で愛犬を海に還しました。
中村さんの場合
中村さんはペットと一緒に海に還ることを望んでおり、専門の散骨業者に依頼し、代行散骨を選びました。散骨証明書で散骨した場所がピンポイントにわかるので、同じ場所で将来自分も散骨されることを希望しています。
小林さんの場合
小林さんはペットがよく散歩していた浜辺の近くの海域でのチャーター散骨を専門の散骨業者に依頼しました。家族全員が見守る中、心温まる散骨式が行われました。
山田さんの場合
山田さんはペットの遺骨の永代供養が難しいと考え、専門の散骨業者に依頼して代行散骨を選びました。家族全員が新しい思い出とともにペットを偲ぶことができました。
ペットの海洋散骨業者の選び方と注意点
ペットの海洋散骨は、ペットの遺骨を海に流すことで自然に還すための方法です。近年、環境に優しく、また心の安らぎを求める人々に支持されています。
散骨を考える際には、まず遺骨の粉骨を依頼することが一般的です。その後、散骨場所と日時を決め、実際の散骨手続きを行います。心を込めた供養ができるよう、準備を整えましょう。
ペットの海洋散骨も故人と同様のセレモニーが執り行われます。乗船散骨の場合、出航地に縁者が集まり、沖合の散骨ポイントをクルーザーで周遊しながら散骨・献花・献水し、ペットや故人を偲び、思い出を語り合うスタイルです。
ペットの海洋散骨業者の選び方
ペットの散骨の方法には ペット散骨を専門で行う散骨業者 故人とペット両方の散骨を取り扱う散骨業者 の2通りががあります。
ペット専門の散骨はペット霊園やペット葬儀社が行っているケースがほとんどですが、ペットと飼い主と一緒に散骨したい場合は、共葬プランを提供している海洋散骨専門業者を選択します。セレモニーの進め方や散骨証明書の発行は散骨業者によって異なるので、事前にしっかりと確認しましょう。
専門業者の選び方にはいくつかのポイントがあります。
まず、信頼性。過去のお客様のレビューや実績をチェックし、信頼できる業者を選びましょう。
次に、料金体系。透明性のある料金体系を持つ業者を選ぶことで、後から追加料金が発生する心配がありません。
ペットの海洋散骨の費用相場とコストを抑えるポイント
ペット海洋散骨の費用は、多くの業者が提供しているサービス内容や地域によって異なります。一般的に、ペットの粉骨料金は1万円から3万円程かかります。散骨サービス自体の料金は3万円から5万円が相場です。
サービス内容には、遺骨の引き取り、粉骨、海洋での散骨、船のチャーター、供養セレモニーなどが含まれることが多いですが、粉骨が別料金になっている業者もあります。
東京や都市部では、少し高めの料金設定がある場合もあります。また、ペット単独の散骨だけでなく、故人とペットと一緒に散骨をすることができる共葬プランもあります。
ペット海洋散骨のコストを抑えるためには、いくつかの方法とポイントがあります。まず、複数の散骨業者から見積もりを取り、料金比較を行うことが大切です。次に、必要最低限のサービスに絞ることで、余計な費用を省くことができます。
ペットを海洋散骨にする時の注意点
海洋散骨が許可されるのは「節度を持って適切に行う」場合のみ。そして「散骨はよくない」「気持ち悪い」という人もいる…つまり散骨に対する考え方が違う人たくさんがいることを理解して行う必要があります。
家族の同意を取り付ける
飼い主とペットを一緒に散骨するプランもありますが、家族がこれを了承しない場合があります。海に散骨する行為自体に反対する人もいれば、ペットと故人を一緒にやるのはいかがなものか?ともの申す人もいます。
宗教上の思想や慣習から、動物を人間と同じように扱うことに嫌悪を感じる人がいるのは現実です。そういった場合は、ペットと故人の散骨を明確に分けて 別々に行うことをおすすめします。
ペット散骨は故人の散骨と区別して船をチャーターする「個別散骨」にすることも、合同散骨または代行散骨にすることもできます(もちろん業者によりプランは異なります)家族が人とペットの共葬に難色を示さないのなら、亡き飼い主とペットの遺骨を一緒に散骨するプランを選んでもいいでしょう。
この希望を遺言書に残したり、散骨業者に生前予約を入れておく人もいますが、自分亡き後に散骨が実行されるかどうかは家族次第。事前に「散骨OK」の了承を得ておかないと、生前予約を破棄して実行されない場合もありますから、注意してください。
分骨すれば手元供養で心の拠り所ができる
海洋散骨では遺骨を全部まかなければならないわけではありません。遺骨の一部を少量取り分けて、手元供養することも可能です。手元供養することで、亡くなった後もいつもペットを身近に感じることができますから、心がやすまります。
ペットの海洋散骨に関するよくある質問
ペットの海洋散骨に関するよくある質問とその回答をまとめました。
ペットの海洋散骨方法
- ペット散骨の方法は?
- ペットの海洋散骨は、専門の散骨業者に依頼することが一般的です。チャーター散骨では家族全員で船に乗り、直接散骨を行います。代行散骨では、業者が代わりに遺骨を海に撒いてくれます。どちらの方法も、事前に予約し、必要な書類を提出することで利用できます。この記事でも紹介しているブルーオーシャンセレモニーにはペットの合同乗船散骨があります。
散骨プランの内容
- 散骨プランの内容の違いは?
- 散骨サービスには、チャーター散骨と代行散骨の2種類があります。チャーター散骨では、家族全員で船に乗り、希望の海域で散骨を行います。代行散骨では、業者が遺骨を預かり、指定された海域で散骨を行います。ペット散骨も故人の散骨式と同等のセレモニーをする業者がほとんどです。また、いずれのサービスも、散骨証明書の発行や写真・動画の提供が含まれていることが多いです。
散骨の費用や料金
- ペットの散骨費用はいくらかかりますか?
- 散骨の費用は、チャーター散骨と代行散骨で異なります。チャーター散骨は10万円以上、代行散骨は約3万円から5万円程度が一般的です。費用には、船のチャーター代、散骨証明書の発行などが含まれ、遺骨の粉骨サービスには別途料金がかかる業者もあります。詳細な料金は業者によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
散骨に適した場所
- ペットの散骨に適した場所はどこですか?
- 散骨に適した場所は、法的に問題のない沖合や外洋が一般的です。多くの散骨業者は自然環境を考慮し、海洋散骨ガイドラインに準拠した場所を選んでいます。日本国内では、東京湾や相模湾、瀬戸内海などが人気エリアです。
ペット散骨は違法?
- ペット散骨は違法ですか?
- 違法ではありません。自宅の庭や自己所有の山林で節度を持って行う分には問題ありませんが、他所で許可なく散骨するとトラブルになる可能性が高いです。国内には散骨の法律はありません。しかし所有者がいない海の散骨では、厚生労働省・環境省の通達や散骨業界団体が定めた海洋散骨ガイドラインがあるため、これらを遵守することが求められます。
この表は故人の散骨の例ですが
「散骨なんて気持ち悪い…」そんな感情を持つ人もいますので「節度を持って」という判断もなかなか難しいものです。自分で散骨する場合は近隣住民とのトラブルにならないように注意が必要です。
生半可な知識でやるのはリスクがあります。だからこそ散骨はプロの業者に依頼することが推奨されます。
散骨後の供養方法
- 海洋散骨後の供養方法はどうしたら?
- 散骨後の供養方法には、定期的に散骨地を訪れる、供養祭を行う、家庭内にメモリアルスペースを設けるなどがあります。また、散骨証明書や写真を飾っておくことで、ペットを偲ぶことができます。海洋散骨なら、海を見るたびに故人やペットに想いを馳せることがでます。心の中で彼らと共に過ごす時間を大切にすることがいちばんの供養となります。
【ペット散骨体験談】愛猫に選んだ玄界灘への最後の旅路
6年前に亡くなった愛猫の散骨を決意しました。マルの死後、ずっと骨壺に納めて自宅で大切に保管していたのですが、次第に狭い骨壺よりも広い自然に還してあげた方が良いのではないかという思いが強くなりました。マルの魂が自由に空を舞い、大地に触れ、海を感じることができるように・・・そう願っての決断でした。
ペットの散骨を行ってくれる会社はたくさんあり、どこにお願いするか迷いましたが、何社かに問い合わせを行い、丁寧な対応をしてくれた会社に決めました。電話やメールでのやり取りを重ね、散骨の日取りや場所を細かく打ち合わせました。玄界灘の唐津東港から船での散骨が可能だということで、その美しい海を選びました。
散骨当日、私と母の二人で出発しました。母もマルをとても可愛がってくれていたので、一緒に見送ることができて本当に良かったです。船が港を離れ、穏やかな玄界灘に進んでいくと、私たちの心は徐々にマルとの思い出で満たされました。初めて家に来た日、私の膝の上で丸くなって眠った夜、元気に遊んでいた姿などがすべてが鮮明に蘇りました。
海に散骨する瞬間、私はマルに語りかけました。「今まで本当にありがとう。あなたのおかげでたくさんの幸せをもらいました。また会える日を楽しみにしているよ。」
母も手を合わせ、静かに祈りを捧げていました。マルの遺骨が海の水に溶け込むと、その場の空気が清々しく感じられました。まるで魂が自由になり、自然と一体化したような気分になったのです。
散骨を終えて帰路に着くとき、私はふと心が軽くなったのを感じました。マルはもう狭い骨壺の中にいるのではなく、広い世界で自由に旅をしている。いつかまたマルが生まれ変わって私のもとに戻ってきてくれることを願いながら、私は新たな一歩を踏み出しました。
初めての散骨体験は、愛猫との最後の大切な時間を共有する貴重な機会となりました。マルへの感謝と愛情を再確認し、前に進むための大きな一歩を踏み出せたことに感謝しています。
【ペット散骨体験談】愛犬との最後の別れに選んだ海の散骨
愛する家族の一員だった我が家の犬 タロウが天国へ旅立った日、私たち家族の心は張り裂けそうでした。15年間、喜びも悲しみも共に過ごしてきた大切な存在。突然の別れに戸惑い、悲しみに暮れる中で火葬し、遺骨をどのように供養すべきか悩みました。
ペット霊園への納骨も選択肢の一つでしたが、お出かけが大好きだった私たちの愛犬。散歩の時はいつも嬉しそうに尻尾を振り、公園では楽しそうに駆け回っていました。そんなタロウの姿を思い出すたびに、最期も自然に還るのが一番相応しいのではないか。そんな思いが湧き上がってきました。
家族で何度も話し合いました。子どもたちは「タロウと離れたくない」と言いましたが、「タロウは自由になったのだから、大自然の中に還るのもいいんじゃないかな?」と説明すると、少しずつ理解してくれました。最終的に、チャーター散骨を選ぶことに全員が同意しました。
散骨の日、家族全員で東京湾の穏やかな海を出発しました。船上で、私たちはタロウの写真を飾り、お気に入りのおもちゃを並べました。
静かに流れる時間の中で、私たちはタロウの灰を海に委ねました。波に乗って広がっていく遺灰を見ながら、家族全員で最後の別れを告げました。涙が止まりませんでしたが、同時に不思議な安堵感も感じました。
タロウは今、大好きだった自然の一部となり、永遠の自由を手に入れたのだ。そう思うと、少し心が軽くなりました。この選択は、私たち家族にとっても、タロウにとっても最良のものだったと確信しています。
散骨から時間が経った今でも、海を見るたびにタロウのことを思い出します。悲しみは完全に癒えることはありませんが、タロウとの絆は永遠に続くのだと、心の底から感じています。
自然に還るという形でのお別れに寂しさがなかった…と言えば嘘になります。しかし今は、タロウが大好きだった海や空、風の中に溶け込み、いつでもそばにいてくれると感じられる。それは私たち家族にとって大きな慰めとなっています。
【ペット散骨体験談】愛猫を海へ!涙と笑顔が織りなす別れの物語
私たち家族は、12年いっしょに暮らしてきた愛猫ソラを亡くした後、海での散骨を選びました。ソラは単なるペットではなく、家族の一員でした。朝は私たちを起こし、夜は一緒に寝る。そんな日常の中で、ソラの存在は大きな意味を持っていました。
ソラが旅立った後、私たちは適切な見送り方を悩みました。ペット霊園や自宅での埋葬なども検討しましたが、最終的に海での散骨を選んだのは、ソラの自由な性格を考えてのことでした。また小学生の二人の子どもたちにとってはこの別れの儀式が、ペットロスから立ち直るきっかけになるのではないかと思ったのです。
散骨の日、私たち家族は朝早くから準備をし、天草シークルーズ桟橋に向かいました。天候にも恵まれ、穏やかな海の風景が私たちの心を少し和ませてくれました。桟橋から船に乗り込む時、家族全員が深呼吸をして心を落ち着かせました。
船が天草灘に向けてゆっくりと進む間、私たちはそれぞれソラとの思い出を振り返りました。ソラの柔らかな毛並みや、甘えてくる時の鳴き声が鮮明によみがえり、胸が熱くなることもありました。
天草灘に着くと、スタッフさんの説明のもと、散骨の儀式が始まりました。ソラの遺骨を海に散らす時、子どもたちも自分なりの言葉で別れを告げました。2人とも泣いてしまいましたが、それは悲しみだけでなく、感謝の気持ちも込められていたように感じました。
子どもたちには「ソラは自然に還ったの。今頃は旅をしながら、自由にのびのびしているんだよ」と説明すると、最初は戸惑っていた子どもたちも少しずつ理解を示し、安心した表情を見せ始めました。
帰路では少しずつ笑顔も見られるようになり、家族で思い出話に花を咲かせました。「ソラは今頃、魚たちと仲良くしているかな」「きっと海の中で幸せに暮らしているよ」といった会話もありました。最後の別れは確かに悲しかったですが、同時に新しい気持ちで前に進む力も生まれてきたのを感じました。
ソラとの10年間の思い出は、美しい天草灘の風景とともに、私たち家族の心に永遠に刻まれました。この出来事は、悲しみを乗り越え、新たな一歩を踏み出すための大切な経験となりました。
あの日以来、海を眺めると、ソラの存在を身近に感じます。家族の絆も一層深まり、命の循環という大きな視点で物事を考えられるようになったことは、ソラが私たちに残してくれた最後の贈り物だったのかもしれません。
こちらの記事でも、ペット散骨の体験談を紹介しています
【まとめ】ペット散骨のおすすめ業者はシーセレモニー
山木が皆さんに特におすすめするペットの海洋散骨業者は「シーセレモニー」です。信頼性、実績、そしてコストパフォーマンスのすべてを兼ね備えたこの業者は、多くの飼い主から高い評価を受けています。
「シーセレモニー」で特におすすめしたいのがチャーター散骨です。シーセレモニーは故人とペットを一緒に散骨できるプランを提供しており、飼い主とペットを同時に自然に還すことが可能です。また、チャーター散骨では、家族全員が船に乗り、ペットとの最後の時間を共有しながら散骨を行うことができます。このプランでは、丁寧なセレモニーが行われ、故人と同様にペットも大切に扱われるため、安心して利用できます。
散骨業者を選ぶ際には、その信頼性やサービス内容をよく確認することが重要です。シーセレモニーは、故人の散骨も行うプロフェッショナルな業者であり、口コミでもその丁寧な対応が高く評価されています。信頼できる業者を選ぶことで、安心してペットの遺骨を預け、適切に散骨してもらうことができます。
公式サイトでさらに詳しい情報を確認し「シーセレモニー」のサービスを検討してみてください。大切なペットを自然に還すための最良の選択となることでしょう。