墓じまいでお寺との交渉に悩んでいませんか?離檀料の高額請求や、お寺が墓じまいを認めてくれないなど、思わぬトラブルに直面することがあります。
こうした問題を放置すると、精神的・経済的な負担が増大し、家族間の軋轢を生む可能性も。そこで本記事では、円滑な墓じまいのために知っておくべき重要ポイントをご紹介します。
・お寺との付き合いを円満に終了させる方法
・離檀代行業者や行政書士の活用法
・離檀相談の実例と効果的な解決策
離檀料については、法的義務が明確でない場合が多いため、適切な交渉が重要です。また、長年の関係があるお寺との別れを円満に進めるためには、丁寧なコミュニケーションが欠かせません。必要に応じて専門家のサポートを受けることで、スムーズな墓じまいの実現が可能です。
この記事では、実際の体験談や専門家の意見を交えながら、墓じまいの際のお寺との交渉について詳しく解説します。大切な先祖との別れの儀式である墓じまいを、後悔なく進めるためのヒントが見つかるはずです。
- 墓じまいのお寺との交渉 5つのコツ
- 墓じまいのお寺との交渉で発生するトラブル
- 墓じまい時のお寺との交渉方法
- 墓じまいでお寺と交渉する際の相談窓口
- 墓じまい時のお寺との交渉を代行するサービス
- 墓じまいのお寺との交渉のそのほかの質問
- 離檀料の支払い義務が法的に明確でない理由は何か?
- お寺によって離檀料の支払い対応が異なる理由はなぜ?
- 離檀を希望する際の心得はありますか?
- 離檀料の支払いをめぐって裁判になるケースはどれくらい?
- 離檀料の支払いをめぐるトラブルを防ぐための対策は?
- 離檀料の支払いをめぐるトラブルを解決するための専門家は誰?
- 高額な離檀料を請求されて専門家に相談する際の注意点は?
- 遠方に住む場合にお寺との墓じまいを伝える手紙の書き方は?
- 国民生活センターでの相談の際に必要な資料は?
- 離檀代行業者と弁護士の違いは何か?
- 離檀料の金額が公正かどうかを判断する方法は?
- 離檀の際に家族の意見が分かれる場合の対処法は?
- 離檀の際に専門家の助言が必要になる場合のシナリオは?
- 墓じまいのお寺との交渉体験談と口コミ
- お寺から墓じまいを反対されたトラブル体験談
- まとめ:墓じまいのお寺との交渉は慎重に進めることが重要
墓じまいのお寺との交渉 5つのコツ
- 離檀料の法的根拠を確認する:離檀料に明確な法的根拠がないことを理解し、高額請求に対して冷静に交渉する姿勢を持つことが重要
- 専門家のアドバイスを積極的に求める:弁護士や行政書士、墓じまい代行業者など、専門家の知識やサポートを活用して交渉を有利に進める
- 丁寧なコミュニケーションを心がける:お寺との長年の関係性を考慮し、感謝の気持ちを伝えつつ、自身の事情を丁寧に説明することで円満な解決を目指す
- 代替案を用意する:永代供養への移行や定期的な寄付など、柔軟な提案をすることで交渉の幅を広げる
- 公的機関の相談窓口を活用する 国民生活センターや地方自治体の消費生活センターなど、中立的な立場からアドバイスを得られる窓口を利用する
墓じまいのお寺との交渉で発生するトラブル
墓じまいの際、お寺との交渉で様々なトラブルが発生することがあります。特に問題となるのが離檀料に関する事案です。高額請求や支払い義務の有無、トラブル事例、判例など、離檀料をめぐる問題について詳しく見ていきましょう。
離檀料の相場金額はどのくらいか?
– 一般的に5万円から20~30万円程度
– 地域や寺院の規模によって大きく異なる
– 中には100万円以上の高額な請求をするケースもある
離檀料の相場は、地域や寺院によって大きく異なります。ただし、これはあくまで目安であり、実際には寺院の規模や地域の慣習、檀家との関係性などによって金額が変動します。
中には100万円以上の高額な請求をするケースもあるため、事前に確認することが重要です。
離檀料の高額請求問題
墓じまいを行う際、お寺から高額な離檀料を請求されるケースがあります。これは墓じまいを検討している多くの方にとって大きな懸念事項となっています。
離檀料の高額請求問題には、以下のような特徴があります。
– 法的根拠が不明確:離檀料には明確な法的根拠がないため、お寺によって金額が大きく異なることがある。
– 予想外の金額:事前の説明なしに、突然高額な離檀料を請求されることがある。
– 交渉の難しさ:お寺との長年の関係性から、交渉が困難に感じる方も多い。
高額請求に直面した場合の対応策
– 内訳の確認:請求された金額の内訳を詳細に確認する
– 根拠の質問:高額な理由について、丁寧に説明を求める
– 相場の調査:他のお寺の離檀料相場を調べ、参考にすることも有効
– 専門家への相談:交渉が難しい場合は、専門家や墓じまい代行業者に相談するのがおすすめ
離檀料の高額請求は、墓じまいを考えている方にとって大きな障壁となりかねません。しかし、適切な対応と交渉により、合理的な解決策を見出すことが可能です。
離檀料を払わないのはダメ?支払い義務はあるのか
墓じまいの際、多くの方が離檀料の支払いに疑問を感じています。法的な観点から見ると、離檀料の支払い義務は必ずしも明確ではありません。
離檀料の支払い義務に関する重要なポイント
– 法的な根拠がない
– お寺によって対応が異なる
– 慣習的に支払われてきた経緯がある
– 支払い拒否によりトラブルに発展する可能性がある
離檀料を払わない場合の影響
– お寺との関係悪化:長年の関係性が損なわれる可能性がある
– 墓じまいの手続きに支障:必要な書類の発行を拒否されるケースもある
– 精神的なストレス:お寺との交渉が長引く可能性がある
– 法的措置のリスク:まれに、訴訟に発展するケースもある
支払い義務がない場合の対応策
– お寺との丁寧な話し合い:理由を説明し、理解を求める
– 代替案の提案:お布施や寄付など、他の形での貢献を提案する
– 専門家への相談:法的な観点からアドバイスを受ける
– 行政への相談:自治体の相談窓口を利用する
離檀料の支払い義務は法的には明確ではありませんが、お寺との関係性や墓じまいの円滑な進行を考慮すると、完全に無視することは難しい場合があります。状況に応じて、適切な判断と対応が求められます。
離檀料をめぐるトラブル事例
墓じまいの際、離檀料をめぐって様々なトラブルが発生しています。実際にどのようなケースがあるのか、具体的な事例を通じて見ていきましょう。これらの事例を知ることで、自身の墓じまい時の参考にすることができます。
離檀料トラブルの主な事例
– 高額な離檀料の請求を受けた
– 離檀料の支払いを拒否したら墓じまいを認めてもらえなかった
– 離檀料の金額交渉が難航した
– 離檀料以外の名目で高額な請求を受けた
具体的なトラブル事例
1. 100万円の離檀料請求
– 事例:墓じまいの相談時に突然100万円の離檀料を請求された
– 対応:交渉の結果、お布施という形で30万円を支払うことで合意
2. 離檀料不払いによる墓じまい拒否
– 事例:離檀料の支払いを拒否したところ、墓じまいに必要な書類の発行を拒否された
– 対応:専門家に相談し、法的根拠の不足を指摘することで解決
3. 高額な管理費の請求
– 事例:離檀料ではなく、過去の管理費として50年分を一括請求された
– 対応:過去の領収書を提示し、既払い分を差し引くよう交渉
4. 離檀料の分割払い要求
– 事例:一括で支払えない高額な離檀料を要求され、10年間の分割払いを提案された
– 対応:墓じまい代行業者を介して交渉し、合理的な金額での一括払いで合意
これらの事例から、離檀料トラブルへの対応には以下の点が重要だと言えます。
– 冷静な対応と丁寧な交渉
– 専門家や代行業者の活用
– 法的根拠の確認
– 柔軟な解決策の提案
離檀料トラブルは決して珍しいものではありません。しかし、適切な対応と交渉により、多くの場合は解決に至ることができます。
離檀料に関する判例
離檀料をめぐる問題が法廷で争われるケースは稀ですが、いくつかの重要な判例が存在します。これらの判例は、離檀料の法的位置づけを理解する上で重要な指針となります。
離檀料に関する主要な判例
– 離檀料の法的根拠を否定したもの
– 慣習としての離檀料を認めたもの
– 離檀料の金額の妥当性を判断したもの
– 寺院の財産権と檀家の権利のバランスを考慮したもの
具体的な判例とその内容
1. 東京高裁 平成8年9月17日判決
– 内容:離檀料の法的根拠を否定し、支払い義務がないと判断
– 影響:離檀料の任意性を強調する根拠となった
2. 最高裁 平成元年9月8日判決
– 内容:長年の慣習に基づく離檀料の支払いを認めた
– 影響:慣習としての離檀料の存在を認める根拠となった
3. 大阪地裁 平成15年3月27日判決
– 内容:高額な離檀料請求を不当とし、合理的な金額を提示
– 影響:離檀料の金額に関する一つの基準を示した
4. 東京地裁 平成22年2月25日判決
– 内容:寺院の財産権と檀家の離檀の自由を比較衡量
– 影響:両者の利益バランスを考慮する必要性を示唆
これらの判例から導き出される重要なポイント
– 離檀料に明確な法的根拠はない
– 慣習として認められる場合がある
– 過度に高額な請求は認められない傾向にある
– 寺院と檀家双方の利益を考慮する必要がある
判例の活用方法
– 交渉の際の参考資料として使用する
– 法的根拠の薄さを指摘する際の裏付けとする
– 合理的な金額設定の基準として参照する
– 専門家に相談する際の前提知識として活用する
これらの判例は、離檀料をめぐる問題に対して法的な視点を提供しています。ただし、各ケースの具体的な状況によって判断が異なる可能性があるため、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。
墓じまい時のお寺との交渉方法
墓じまいを行う際、お寺との適切な交渉は非常に重要です。長年の関係を円満に終了させ、スムーズに墓じまいを進めるためには、丁寧かつ戦略的なアプローチが必要です。ここでは、お寺との付き合いを終了する方法、檀家を抜ける手順、そして墓なしで檀家をやめる方法について詳しく解説します。
お寺との付き合いをやめたい場合の対応
お寺との長年の付き合いを終了させるのは、多くの人にとって心理的なハードルが高い決断です。しかし、様々な事情により避けられない場合もあります。
以下に、お寺との付き合いを円満に終了するための対応方法を紹介します。
お寺との付き合いを終了する主な理由
– 遠方への引っ越し
– 家族構成の変化
– 経済的な理由
– 宗教観の変化
– 墓地の管理が困難になった
円満な終了のための対応ステップ
1. 事前の準備
– 理由を整理し、説明できるようにしておく
– 過去の寄付や管理費の支払い状況を確認する
– 可能であれば、代替案を考えておく
2. お寺への連絡
– 直接訪問するか、丁寧な手紙を送る
– 電話やメールは避け、誠意を示す
3. 状況の説明
– これまでの感謝の気持ちを伝える
– 付き合いを終了せざるを得ない理由を丁寧に説明する
– 感情的にならず、冷静に対応する
4. 交渉と調整
– お寺側の意見や提案にも耳を傾ける
– 必要に応じて、段階的な終了や代替案を提案する
– 柔軟な姿勢を持ちつつ、自分の立場も明確にする
5. 最終確認
– 合意事項を書面にまとめ、双方で確認する
– 必要な手続きや書類について確認する
注意点
– 一方的な通告は避ける
– 過去の恩義を忘れず、感謝の気持ちを示す
– 急な決定は避け、十分な時間をかけて進める
お寺との付き合いを終了する際は、長年の関係性を尊重しつつ、自身の事情も理解してもらえるよう丁寧に対応することが重要です。
お寺の檀家を抜けるには?手順を教えて
お寺の檀家を抜ける過程は、適切な手順を踏むことで円滑に進めることができます。
檀家を抜ける基本的な手順
1. 決意と準備
– 檀家を抜ける理由を明確にする
– 家族や親族と相談し、合意を得る
– 必要な書類や過去の記録を整理する
2. お寺への事前連絡
– 訪問の日時を調整する
– 可能であれば、話し合いの議題を伝えておく
3. お寺との面談
– 丁寧な態度で臨み、これまでの感謝を伝える
– 檀家を抜ける理由を説明する
– お寺側の意見や提案を聞く
4. 離檀の手続き
– 離檀届の提出(お寺が用意している場合)
– 必要に応じて離檀料や未払いの管理費などを清算する
– 墓じまいが必要な場合は、その手順について確認する
5. 最終確認と挨拶
– 離檀の最終確認を行う
– 今後の対応について確認する(位牌の扱いなど)
– 丁寧に挨拶をして別れる
注意すべきポイント
– 突然の申し出は避け、十分な準備期間を設ける
– 感情的にならず、冷静に対応する
– お寺側の立場も考慮し、柔軟な姿勢を持つ
– 必要に応じて専門家(行政書士や弁護士)に相談する
檀家を抜ける際の一般的な必要書類
– 離檀届(お寺が用意している場合)
– 戸籍謄本(本人確認のため)
– 印鑑証明書(正式な手続きのため)
– 過去の管理費支払い記録(あれば)
檀家を抜ける過程で生じる可能性のある問題
– 高額な離檀料の要求
– 墓地の返還に関する紛争
– 位牌や仏具の扱いについての意見の不一致
– 親族間での意見の相違
これらの問題に直面した場合は、冷静に対話を続け、必要に応じて第三者(専門家や行政)の助言を求めることが重要です。
檀家を抜けることは、長年の関係を終了させる重要な決断です。丁寧かつ誠実な対応を心がけることで、お互いに納得のいく形で手続きを進めることができるでしょう。
墓なしで檀家をやめる方法
墓地を所有せずに檀家をやめるケースも増えています。
墓なしで檀家をやめる主な理由
– 先祖代々の墓を既に処分した
– 新しく墓を持つ予定がない
– 宗教観の変化
– 経済的な理由
– 家族構成の変化
墓なしで檀家をやめる手順
1. 意思決定と準備
– 家族や親族と十分に話し合う
– 檀家をやめる理由を整理する
– 必要な書類を準備する(戸籍謄本など)
2. お寺への連絡
– 直接訪問の日程を調整する
– 話し合いの趣旨を事前に伝える
3. お寺との面談
– これまでの感謝を伝える
– 檀家をやめる理由を丁寧に説明する
– お寺側の意見や提案を聞く
4. 手続きの確認と実行
– 離檀届の提出(必要な場合)
– 未払いの管理費などがあれば清算する
– 位牌や仏具の扱いについて相談する
5. 最終確認
– 離檀の最終確認を行う
– 今後の付き合い方について確認する
墓なしで檀家をやめる際の注意点
– 突然の申し出は避ける
– お寺との良好な関係を維持するよう努める
– 法的な義務がない場合でも、柔軟な対応を心がける
– 必要に応じて専門家(行政書士など)に相談する
墓なしで檀家をやめる際の課題
– 先祖の供養方法の検討が必要
– お寺側が離檀を認めない可能性がある
– 親族間で意見が分かれる可能性がある
– 地域社会との関係性の変化
代替案の提案
– 永代供養への移行を提案する
– 定期的なお参りや寄付を約束する
– 檀家としての関係は終了するが、個人的な関係は継続することを提案する
墓なしで檀家をやめることは、従来の慣習からは外れる選択かもしれません。しかし、現代社会の変化に伴い、このようなケースも増えています。
お寺との対話を重視し、互いの立場を尊重しながら進めることが重要です。また、先祖の供養方法について、家族で十分に話し合い、新たな形を見出すことも検討しましょう。
墓じまいでお寺と交渉する際の相談窓口
墓じまいの際、お寺との交渉で行き詰まることがあります。そんな時、専門家のアドバイスや支援を受けられる相談窓口が存在します。ここでは、お寺とのトラブルに関する相談窓口、国民生活センターでの離檀料問題の相談、そして弁護士への相談について詳しく解説します。これらの窓口を適切に活用することで、墓じまいの問題をより円滑に解決できる可能性が高まります。
お寺トラブルの相談窓口
墓じまいの際のお寺とのトラブルに対応する相談窓口は複数存在します。それぞれの特徴を理解し、自身の状況に合わせて適切な窓口を選択することが重要です。
主なお寺トラブルの相談窓口
– 地方自治体の消費生活センター
– 都道府県の宗教法人担当部署
– 各宗派の相談窓口
– NPO法人などの民間団体
1. 地方自治体の消費生活センター
特徴:一般的な消費者トラブルとして対応
メリット:無料で相談可能、地域に密着した情報提供
デメリット:宗教的な側面への対応が限定的な場合がある
2. 都道府県の宗教法人担当部署
特徴:宗教法人法に基づく行政指導が可能
メリット:法的な観点からのアドバイスが得られる
デメリット:個別のトラブル解決には直接関与しない場合がある
3. 各宗派の相談窓口
特徴:宗派特有の慣習や規則に詳しい
メリット:宗教的な観点からの助言が得られる
デメリット:中立的な立場ではない可能性がある
4. NPO法人などの民間団体
特徴:墓じまいや終活に特化した相談を受け付ける
メリット:豊富な経験と知識に基づくアドバイスが得られる
デメリット:有料の場合がある
相談窓口の選び方
– トラブルの内容に最も適した窓口を選ぶ
– 複数の窓口に相談し、多角的な視点を得る
– 相談は無料か有料か、事前に確認する
– 相談内容の秘密保持について確認する
相談時の注意点
– 事実関係を整理して臨む
– 感情的にならず、客観的に状況を説明する
– 相談員のアドバイスはメモを取る
– 必要に応じて、複数回相談する
これらの相談窓口を適切に活用することで、お寺とのトラブルに対する解決の糸口を見つけやすくなります。
ただし、相談窓口はあくまでもアドバイスを提供する場であり、直接的な交渉や解決を行うわけではありません。相談結果を参考に、最終的には自身で判断し行動することが重要です。
離檀料問題の国民生活センター相談
国民生活センターは、消費者トラブル全般に対応する公的機関です。離檀料問題についても相談を受け付けており、中立的な立場から助言を提供しています。
国民生活センター相談の特徴
– 公的機関による無料相談
– 全国どこからでも相談可能
– 消費生活相談員による専門的なアドバイス
– 過去の事例や判例を踏まえた助言
相談方法
1. 電話相談
– 消費者ホットライン:188(いやや)
– 平日だけでなく土日祝日も対応(一部地域を除く)
2. オンライン相談
– 国民生活センターのウェブサイトから相談フォームを利用
3. 対面相談
– 各地の消費生活センターで直接相談可能
相談の流れ
1. 問題の概要を説明
2. 相談員による状況の確認と質問
3. 法律や過去の事例に基づくアドバイス
4. 必要に応じて他の機関の紹介
国民生活センターに相談するメリット
– 専門知識を持った相談員からのアドバイスが得られる
– 全国の相談事例を参考にした助言が可能
– 必要に応じて、法的対応の可能性についても説明してくれる
– 相談内容の秘密が厳守される
相談時の注意点
– 事実関係を整理してから相談する
– 相談内容をメモして準備する
– 関連する書類がある場合は、手元に用意しておく
– 感情的にならず、冷静に状況を説明する
国民生活センターでの相談事例
– 高額な離檀料を請求された
– 離檀料の法的根拠について知りたい
– お寺との交渉方法について助言が欲しい
– 離檀料の支払いを拒否した場合の影響を知りたい
国民生活センターへの相談は、離檀料問題に対する中立的な見解を得る良い機会となります。ただし、具体的な交渉や法的措置は行ってくれないため、必要に応じて弁護士など他の専門家への相談も検討しましょう。
国民生活センターの助言を参考に、自身の状況に最適な対応方法を見つけることが重要です。
墓じまいトラブルの弁護士相談
墓じまいに関するトラブルが深刻化した場合や、法的な対応が必要となった際には、弁護士への相談が有効な選択肢となります。
弁護士相談が有効な墓じまいトラブルの例
– 高額な離檀料を要求され、交渉が難航している
– お寺が墓じまいを認めず、法的措置を検討している
– 離檀料の支払い義務について法的見解が欲しい
– お寺との契約内容の解釈で争いがある
弁護士相談の流れ
1. 弁護士の選定
– 墓じまいや宗教法人関連の相談実績がある弁護士を探す
– 弁護士会や法テラスなどの紹介サービスを利用する
2. 初回相談
– 事案の概要を説明し、弁護士の見解を聞く
– 今後の対応策について助言を受ける
3. 委任の決定
– 弁護士に依頼するかどうかを決める
– 費用や進め方について確認する
4. 具体的な法的対応
– 必要に応じて、お寺との交渉や法的手続きを進める
弁護士相談のメリット
– 法的な観点からの専門的なアドバイスが得られる
– 交渉力が強化され、有利な解決が期待できる
– 訴訟など法的措置が必要な場合に迅速に対応できる
– 精神的な負担が軽減される
弁護士相談時の注意点
– 事実関係を時系列で整理しておく
– 関連する書類や証拠を用意する
– 相談料や着手金などの費用を事前に確認する
– 複数の弁護士に相談し、比較検討することも有効
弁護士が行う具体的な支援
– お寺との交渉代行
– 離檀料の妥当性の法的検討
– 内容証明郵便の作成と送付
– 必要に応じて訴訟の提起
弁護士相談のデメリット
– 費用がかかる
– 解決までに時間がかかる場合がある
– お寺との関係が完全に悪化する可能性がある
墓じまいトラブルにおける弁護士相談は、法的な観点から問題解決を図る強力な手段です。しかし、費用や時間、お寺との関係性など、デメリットも考慮する必要があります。弁護士相談を検討する際は、トラブルの深刻度や自身の状況を冷静に評価し、最適な選択をすることが重要です。
また、弁護士相談の前に、国民生活センターなど他の相談窓口を利用し、基本的な情報を得ておくことも有効な方法です。
墓じまい時のお寺との交渉を代行するサービス
墓じまいの際、お寺との交渉に不安を感じる方や、時間的制約がある方のために、交渉を代行するサービスが存在します。これらのサービスを利用することで、専門知識を持つ人材が適切に対応し、スムーズな墓じまいを実現できる可能性が高まります。ここでは、墓じまい代行業者の特徴や費用、行政書士の役割、そして離檀代行サービスの内容について詳しく解説します。
墓じまい代行での行政書士の役割
墓じまいの手続きにおいて、行政書士は重要な役割を果たしますが、離檀交渉の代行は行いません。行政書士の業務範囲は主に行政手続きに関する書類作成や申請代理に限定されます。
ここでは、墓じまい代行における行政書士の具体的な役割と、その限界について正確に解説します。
行政書士が墓じまい代行で担う主な役割
– 改葬許可申請書などの必要書類の作成
– 行政機関への申請手続きの代行
– 墓じまいに関する法的手続きのアドバイス
– 墓地使用権の返還手続きのサポート
行政書士ができない業務
– お寺との離檀交渉の代行
– 離檀料に関する直接的な交渉
– 法的紛争に関する代理人としての活動
行政書士が作成・申請する主な書類
– 改葬許可申請書
– 墓地使用権の返還に関する書類
– その他墓じまいに必要な行政手続き書類
注意点
– 離檀交渉は行政書士の業務範囲外
– 複雑な法的問題は弁護士に相談する必要がある
– 行政書士の役割と限界を理解した上で依頼する
行政書士を活用することで、墓じまいの行政手続き面をより確実に、そして効率的に進めることができます。ただし、お寺との交渉や離檀に関する問題は、別途専門の業者や弁護士に相談する必要があります。
墓じまいの全プロセスを考慮し、適切な専門家や業者を組み合わせて活用することが重要です。ご質問ありがとうございます。誤解を招く表現があったかもしれません。より正確な情報をお伝えするために、説明を修正いたします。
離檀代行も行う墓じまい業者のサービス
墓じまい代行業者の中には、離檀代行サービスを扱う業者もあります。これはお寺との交渉や手続きを専門業者が支援するサービスです。
ただし、法律で定められた制限があるため、業者が直接的な交渉代行は行えません。業者と提携している弁護士が対応に当たります。
離檀代行サービスの内容
– お寺との交渉に関するアドバイス提供
– 交渉戦略の立案支援
– 必要書類の準備サポート
– 離檀手続きの流れの説明
– 交渉時の同席(直接交渉はしない)
法的制限
– 弁護士法により、弁護士以外が法律事務を業として行うことは禁止されている
– 離檀交渉は法律事務に該当する可能性が高いため、代行業者が直接交渉することはできない
離檀代行業者の提携弁護士の役割
– 法的アドバイスの提供
– 必要に応じて、依頼者の代理人として交渉を行う
– 複雑な法的問題が発生した際の対応
実際の交渉の流れ
1. 代行業者が交渉戦略を提案
2. 依頼者自身がお寺と交渉
3. 必要に応じて、提携弁護士が法的サポートを提供
離檀代行サービスを利用する際の注意点
– サービス内容と法的制限を明確に理解する
– 直接交渉は自身で行う必要があることを認識する
– 法的問題が発生した場合は、別途弁護士への依頼が必要となる可能性がある
このように、離檀代行サービスは主にアドバイスや支援を提供するものであり、直接的な交渉代行は行わないことが一般的です。法的な問題が発生した場合や、より専門的な対応が必要な場合には、提携弁護士や別途依頼した弁護士が対応することになります。
サービスの利用を検討する際は、これらの点を十分に理解し、自身の状況に合わせて適切に活用することが重要です。
離檀代行も行う墓じまい代行業者
墓じまいのお寺との交渉のそのほかの質問
– お寺によって離檀料の支払い対応が異なる理由はなぜ?
– 離檀を希望する際の心得はありますか?
– 離檀料の支払いをめぐって裁判になるケースはどれくらい?
– 離檀料の支払いをめぐるトラブルを防ぐための対策は?
– 離檀料の支払いをめぐるトラブルを解決するための専門家は誰?
– 高額な離檀料を請求されて専門家に相談する際の注意点は?
– 遠方に住む場合にお寺との墓じまいを伝える手紙の書き方は?
– 国民生活センターでの相談の際に必要な資料は?
– 離檀代行業者と弁護士の違いは何か?
– 離檀料の金額が公正かどうかを判断する方法は?
– 離檀の際に家族の意見が分かれる場合の対処法は?
– 離檀の際に専門家の助言が必要になる場合のシナリオは?
離檀料の支払い義務が法的に明確でない理由は何か?
– 離檀料に関する明確な法律が存在しない
– 慣習や寺院ごとの規則に基づいているため
– 裁判例でも統一的な見解が示されていない
離檀料の支払い義務については、法的な根拠が不明確です。これは主に慣習や各寺院の規則に基づいているためです。また、裁判例でも統一的な見解が示されていないことから、法的な義務の有無が明確でない状況が続いています。
お寺によって離檀料の支払い対応が異なる理由はなぜ?
– 各寺院の経営方針や財政状況が異なる
– 地域ごとの慣習や文化の違いがある
– 檀家との関係性や歴史的背景が影響する
お寺ごとに離檀料の対応が異なる理由は、各寺院の個別の事情や背景が大きく影響しています。経営方針や財政状況、地域の慣習、檀家との関係性などが複雑に絡み合い、統一的な対応が難しくなっています。
離檀を希望する際の心得はありますか?
– お寺への感謝の気持ちを忘れずに伝える
– 丁寧かつ誠実な態度で交渉に臨む
– 離檀の理由を明確に説明する
– 十分な時間的余裕を持って相談を始める
– 必要に応じて専門家のアドバイスを受ける
離檀を希望する際は、長年のお寺との関係性を尊重しつつ、自身の事情も理解してもらえるよう丁寧に対応することが重要です。突然の申し出は避け、十分な準備期間を設けることで、円滑な交渉につながります。
離檀料の支払いをめぐって裁判になるケースはどれくらい?
– 具体的な統計データは少ないが、稀なケース
– 多くは交渉で解決される
– 裁判に至る場合は、高額な離檀料請求が主な原因
離檀料をめぐる裁判は比較的稀なケースです。多くの場合、お寺との交渉や専門家の介入によって解決されます。しかし、高額な離檀料請求など、双方の主張が平行線をたどる場合には裁判に発展することもあります。
離檀料の支払いをめぐるトラブルを防ぐための対策は?
– 事前にお寺の規則や慣習を確認する
– 早めに離檀の意向を伝え、十分な話し合いの時間を確保する
– 感情的にならず、冷静に交渉する
– 必要に応じて専門家(弁護士や行政書士)に相談する
– 代替案(永代供養への移行など)を検討する
トラブルを防ぐためには、事前の情報収集と丁寧なコミュニケーションが重要です。お寺側の立場も考慮しつつ、自身の事情を明確に説明し、互いに納得できる解決策を見出すよう努めることが大切です。
離檀料の支払いをめぐるトラブルを解決するための専門家は誰?
– 弁護士
– 行政書士
– 離檀代行を請け負う墓じまい代行業者(提携する弁護士を含む)
– 宗教法人専門の司法書士
専門家に相談することで、法的な観点からのアドバイスや交渉のサポートを受けられます。特に弁護士は、高額な離檀料請求など深刻なトラブルの場合に有効です。離檀代行を請け負う墓じまい代行業者も、経験豊富なスタッフや提携する弁護士を通じてサポートを提供できます。
高額な離檀料を請求されて専門家に相談する際の注意点は?
– 事実関係を時系列で整理しておく
– 関連する書類や証拠を用意する
– 相談料や着手金などの費用を事前に確認する
– 複数の専門家に相談し、比較検討することも検討する
– 専門家の助言を参考にしつつ、最終判断は自身で行う
専門家に相談する際は、状況を客観的に説明できるよう準備することが大切です。また、費用面も含めて複数の専門家の意見を聞くことで、より適切な対応方法を見出せる可能性があります。ただし、最終的な判断は依頼者自身が行う必要があることを忘れないでください。
遠方に住む場合にお寺との墓じまいを伝える手紙の書き方は?
– 冒頭で感謝の意を表する
– 墓じまいを検討するに至った経緯を説明する
– 具体的な希望や相談事項を明記する
– 今後の対応について協力を求める
– 丁寧な結びの言葉で締めくくる
手紙では、直接対面で伝えられない分、より丁寧な言葉遣いと誠意ある内容が求められます。感情的な表現は避け、事実関係と希望を明確に伝えることが大切です。また、返信用の連絡先を明記し、今後の対話の機会を設けることも重要です。
国民生活センターでの相談の際に必要な資料は?
– お寺との契約書や規約(ある場合)
– 過去の寄付や管理費の支払い記録
– お寺とのやり取りの記録(手紙、メールなど)
– 離檀料の請求書や見積書
– 戸籍謄本(本人確認のため)
国民生活センターでの相談をより効果的に行うためには、事前に関連資料を整理しておくことが重要です。特に、お寺との過去のやり取りや金銭的なやり取りの記録は、問題の背景を理解する上で重要な資料となります。また、相談内容を簡潔にまとめたメモを用意しておくと、スムーズな相談につながります。
離檀代行業者と弁護士の違いは何か?
– 業務の範囲(離檀代行業者は総合的なサポート、弁護士は法的対応に特化)
– 法的権限(弁護士のみが法的代理人となれる)
– 費用体系(離檀代行業者は一括料金が多く、弁護士は時間制や成功報酬制も)
– 経験の種類(離檀代行業者は墓じまい全般、弁護士は法的紛争に詳しい)
– アプローチ方法(離檀代行業者は実務的、弁護士は法的アプローチ)
離檀代行業者は墓じまい全般のサポートを行いますが、法的な交渉や代理は行えません。一方、弁護士は法的な問題に特化したサポートを提供し、必要に応じて法的代理人となることができます。状況に応じて適切な専門家を選択することが重要です。
離檀料の金額が公正かどうかを判断する方法は?
– 他のお寺の相場と比較する
– 離檀料の内訳を詳細に確認する
– 過去の判例や国民生活センターの事例を参考にする
– 専門家(弁護士や行政書士)に相談する
– お寺の規模や自身の檀家としての歴史を考慮する
離檀料の公正さを判断するには、単に金額の大小だけでなく、その根拠や内訳を詳細に確認することが重要です。また、地域や寺院の規模によっても相場が異なるため、複数の情報源を参考にしながら総合的に判断する必要があります。
離檀の際に家族の意見が分かれる場合の対処法は?
– 家族会議を開き、それぞれの意見を丁寧に聞く
– 離檀のメリット・デメリットを客観的に整理する
– 第三者(専門家など)を交えて、中立的な視点を得る
– 段階的なアプローチ(例:一定期間様子を見る)を検討する
– 代替案(例:永代供養への移行)を提案する
家族間で意見が分かれる場合は、感情的にならず、それぞれの考えを尊重しながら話し合いを進めることが重要です。必要に応じて専門家の意見を聞くことで、より客観的な判断ができるようになります。
離檀の際に専門家の助言が必要になる場合のシナリオは?
– 高額な離檀料を請求された場合
– お寺が離檀を認めず、交渉が難航している場合
– 法的な問題(例:墓地使用権の返還)が発生した場合
– 家族間で意見が対立し、合意形成が困難な場合
– 複雑な遺産相続と絡んでいる場合
専門家の助言は、法的な問題や複雑な状況に直面した際に特に有効です。離檀料の妥当性の判断、交渉の進め方、法的手続きの必要性など、専門的な知識が求められるシナリオでは、弁護士や行政書士などの専門家に相談することで、より適切な対応が可能になります。
墓じまいのお寺との交渉体験談と口コミ
墓じまいでのお寺との交渉は、多くの人にとって未経験の領域です。他の人々の体験談や口コミを知ることは、自身の墓じまいを進める上で貴重な参考情報となります。
ここでは、実際の体験談や離檀相談の実例について詳しく解説します。これらの情報を通じて、墓じまいの実態と効果的な対応方法についての理解を深めることができます。
わたしたちの墓じまいの口コミ
わたしたちの墓じまいは、墓じまいに関する様々な体験談を共有するプラットフォームです。ここでは、実際の利用者の体験談を基に、墓じまいでのお寺との交渉について具体的に見ていきます。
事例
– 高額な離檀料要求への対応
– スムーズに進んだ交渉のコツ
– トラブルを回避できた成功例
– 予想外の展開に直面した事例
体験談から学べるポイント
– 事前準備の重要性
– お寺との丁寧なコミュニケーションの必要性
– 柔軟な対応の大切さ
Aさんの場合
– 状況:突然の高額離檀料要求
– 対応:粘り強い交渉と代替案の提示
– 結果:離檀料を大幅に減額できた
Bさんの場合
– 状況:お寺との関係が良好で円滑な交渉
– 対応:事前の丁寧な説明と感謝の気持ちの表明
– 結果:スムーズな墓じまいの完了
Cさんの場合
– 状況:お寺が墓じまいに難色を示す
– 対応:専門家への相談と法的根拠の提示
– 結果:最終的に墓じまいの承諾を得る
体験談から得られる教訓
– 感情的にならず、冷静に対応することの重要性
– 相手の立場を考慮した交渉の有効性
– 専門知識を持つ第三者の介入が有効な場合がある
– 粘り強さと柔軟性のバランスが成功の鍵
注意点
– 体験談は個別のケースであり、全ての状況に適用できるわけではない
– 自身の状況と比較し、参考にできる点を見極める
– 体験談を参考にしつつ、専門家のアドバイスも併せて検討する
離檀相談の実例と解決策
離檀に関する相談は、墓じまいを考える多くの人々が直面する課題です。ここでは、実際にあった離檀相談の具体例と、それぞれのケースでの解決策を紹介します。
これらの事例を参考にすることで、自身の状況に適した対応方法を見出すヒントが得られるでしょう。
離檀相談の代表的な実例
1. 高額な離檀料を要求されたケース
状況:100万円の離檀料を突然要求された
解決策
– お寺と粘り強く交渉し、金額の根拠を確認
– 専門家(弁護士など)に相談し、法的な助言を得る
– 最終的に30万円のお布施という形で合意
2. お寺が墓じまいを認めないケース
状況:檀家の減少を懸念し、お寺が墓じまいを拒否
解決策
– お寺の立場を理解しつつ、自身の事情を丁寧に説明
– 代替案(例:永代供養への移行)を提案
– 地域の宗教行政担当部署に相談し、アドバイスを得る
3. 遠方のため、直接交渉が難しいケース
状況:墓地が遠方にあり、頻繁な訪問が困難
解決策
– 離檀代行も可能な墓じまい代行業者を利用
– 手紙や電話で丁寧に状況を説明し、理解を求める
– 必要に応じて、地元の知人や親族に協力を依頼
4. 家族間で意見が分かれるケース
状況:墓じまいについて、家族内で合意形成ができない
解決策
– 家族会議を開き、それぞれの意見を丁寧に聞く
– 第三者(専門家など)を交えて、客観的な視点を得る
– 段階的なアプローチ(例:一定期間様子を見る)を検討
離檀相談における共通の解決のポイント
– お寺との丁寧なコミュニケーション
– 専門家(弁護士、行政書士など)への相談
– 柔軟な代替案の検討
– 感情的にならず、冷静な対応を心がける
– 必要に応じて、公的機関(行政など)の助言を得る
注意点
– 各ケースの背景や条件が異なるため、同じ解決策が全てに適用できるわけではない
– 法的な問題が絡む場合は、必ず専門家に相談する
– 解決には時間がかかる場合もあるため、粘り強く対応する
これらの実例と解決策は、離檀に関する様々な問題に直面した際の参考になります。ただし、各ケースの具体的な状況や背景は千差万別であり、必ずしも同じ方法が有効とは限りません。自身の状況をよく分析し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら、最適な解決策を見出すことが重要です。
お寺から墓じまいを反対されたトラブル体験談
– 離檀料は払わない!45万円の請求をゼロにした墓じまい【体験談】
– お寺の言い値の離檀料を50万円払った墓じまいトラブル【体験談】
– 墓じまい代行業者の交渉で離檀料60万円が20万円に【体験談】
離檀交渉の壁!墓じまい代行業者介入が解決のカギになった【体験談】
私の親戚のお墓は山梨県甲府市にあります。叔父は東京に住んでいるので、山梨のお墓の都内の納骨堂へ改葬を希望しました。
叔父には子どもがいないので将来無縁仏になる可能性があることや、加齢により東京からの墓参りがだんだん大変になったこともあり、墓じまいを数年前から検討していたようです。
「お墓参りに行くのが大変になった」との話を聞いた時、私が納骨堂の話をしたところ叔父は関心を示し、墓じまいと納骨堂のリサーチなど、改葬の手伝いをお願いされました。
墓じまいを行う前にはネットでいろいろな情報を調べていたのですが、「親族からの反対」…お金は出さないが口は出す親族から墓じまいに関することで注意されたり、猛反発されるケースが多いことを知りました。
そういう情報を得ていたので、墓じまいに対して相応の覚悟を持って改葬に臨みましたが、叔父の場合は親族問題の心配はありませんでした。墓じまいするお墓は、私に相談を持ち掛けてきた叔父が所有・管理しているもので、他の親族は別の墓があるので単独です。
先祖代々のお墓の場合は親戚一同の了承を得なければなりませんが、単独のお墓なので他の親類などに話を持ち掛ける必要もなく墓じまいを進めることができたため、その部分は楽だったと思います。
墓じまい代行業者の利用で納骨堂への移転までワンストップでスムーズに
年々墓じまいをする人が多くなっているといいますが、自分で実際にやることを調べてみるとかなり手間がかかって大変なことがわかりました。そこでお寺との離檀交渉などを含め、墓じまい専門代行業者に改葬を委ねることになりました。
墓じまいをするにあたり、まずは遺骨の移管場所を決める必要がありましたが、墓じまい代行業者は東京の納骨堂を経営している寺院。改葬手続きそのものをお任せすると同時に、納骨堂の手配までワンストップでできたので、さくさくと墓じまいが進んでいきました。
一般的な流れでは、最初に家族・親族に相談する ⇒その上で菩薩寺に相談する ⇒納骨先を決める…などになりますが、今回は家族に相談して墓じまいを決めた後、墓じまいサポートを依頼する代行業者と納骨先を同時に決めることができました。
なお、埋葬証明書・受け入れ証明書・改葬許可申請書などを用意して改葬許可証を取得 ⇒それを山梨の甲府市役所に提出する…これについても業者が代行してくれました。お墓から遺骨を取り出すときには僧侶による閉眼供養、墓石などの撤去および魂抜きなどを行いました。
墓じまい費用は合計約170万円です。
改葬許可など行政の手続き費用が1,000円
閉眼供養が5万円
離檀料が20万円
納骨堂の費用が約100万円
他にも、東京から山梨県甲府市までの交通費や宿泊費などの雑費も含めると200万円弱くらいかかった計算になります。
個人で墓じまいの手続きをすべて行うのは大変です。泊りがけになる遠方の墓じまいとなると、旅費などもかさむため かえって高くつくことがあるかもしれません。私の場合はそうでした。
お寺への離檀交渉に大苦戦!何度足を運んでもらちが明かず…
墓じまいを菩薩寺から反対されたのです。反対といっても激怒されたのではなく、僧侶の考えを一方的にこんこんと伝える 説教のようなものでした。
僧侶の説教を受けるよりも大変だったのは、山梨県甲府市にある菩提寺へ、私自身は横浜から、叔父は東京 板橋区から、その都度出向くことでした。県外に住んでいるため、現地に駆け付けるだけでも、多大なお金と時間と労力を要します。
そうやって出向いて話し合いの場を持っても、菩提寺が離檀をすんなり受け入れる気配はありませんでした。
墓じまい代行業者の離檀交渉で菩提寺がすんなり折れた
…と提案され、「離檀代行」のようなことをしてもらえました。
そのときの話し合いに私自身が立ち会うことはできなかったので詳細は分からないのですが、さすがにプロはうまく交渉してくれたようです。何とか話が丸く収まり、すんなりと離檀の運びとなり、2018年2月に墓じまいと納骨堂への改葬が完了しました。
世間では、離檀料はぼったくり価格の言い値を請求されることが少なくないという話を聞きますが
私たちの場合、離檀料は20万円で済みました。おおむね相場の価格(5~30万円程度)で対応をしてもらえたことも助かりました。離檀料もさることながら、自分たちだけでは菩提寺に離檀を了解してもらうことはできなかったと思います。
離檀交渉のハードルを越えられれば、墓じまい自体はそれほど難しくはないです。ただ、これを素人がすべて自分でやるのはむずかしい。お金だけでなく手間と時間がだいぶかかります。
墓じまいは専門業者にお任せするのがいちばんです。お寺と揉めそうなときは、墓じまいの作業工程だけでなく離檀サポートまで請け負ってくれる「墓じまい代行業者」に相談するのが最善策です。
離檀料は払わない!45万円の請求をゼロにした墓じまい体験談
これは2020年2月にあった、墓じまい時の離檀料を巡るトラブルの話です。奈良県で私たちの先祖代々の墓を管理していたのは伯母でしたが、他の親族がいないので、私の母も関わっていました。
2人とも高齢なので墓を管理するのが難しくなってきたこと。私自身も遠方で暮らしていたことからお墓の管理を引き受けるのは難しく、墓じまいをすることになりました。
私はもともとお墓に関して「代々受け継ぐ必要はない」との考えを持っていたので、墓じまいを2人に提案したのも私からでした。伯母も母もお墓に対して思い入れも執着もなく「散骨のほうがあと腐れがなくていいわよね」などと言っていたくらいなので、墓じまいはスムーズに決定しました。
「離檀料を払わなければ墓じまいさせない!」45万円の請求に納得がいかず…
墓じまいの手続きは伯母ではなく、すべて私が主導していくことになりました。私はお寺のことを詳しくは知らない身だったのですが、うちの一族は檀家だったらしく、檀家をやめるには「離檀」が必要とのことで、お寺から離檀料を請求されました。
世間一般では離檀料を払うのは普通のことなのかもしれませんが、私はしれっとこう尋ねてみました。
そう一蹴され、私は釈然としない気持ちになりながらも、離檀料の額を訪ねてみると
これまたあやふやな回答しかありません。
伯母からは「お世話になったから払った方がいいよ」と言われました。確かにお世話になったかもしれませんが、これまでずっと墓の管理や法事その他、必要な都度、お布施や相応の支払いをしてきました。管理費の滞納など一度もありません。
離檀料の規約がなければ 原則として「離檀料を支払う法的義務はない」
墓じまいについてネットで調べてみると、離檀料を絶対に支払う義務はないことを知りました。さらにこれまでずっと相場より高い管理費を払い続けてきたことや、長きにわたり檀家としてお布施をしてきた背景もあります。
そこにきて、離檀料を45万円請求されるなんて、納得できるはずがありません。寺院側は最終的には
…と言ってきたので、契約書を確認した上でこう伝えました。
しかし寺院側は折れることはなく、この件はしばらく平行線のままで、なかなか解決に至りませんでした。
お寺との膠着状態が続いたため、私は弁護士を依頼するしかないのだろうと思っていました。しかし、とりあえずその前にその宗派の本山に相談しようと考え、連絡を入れてみました。
すると、意外にもあっさりと解決に向けて 事が一気に動き始めたのです。本山では離檀料を定めていたり、その請求を許していない事実がわかりました。
後日、本山から直接あの寺院に指導の連絡が入ったとのことで、離檀料を支払わなくてよいことになりました。結局私たちは菓子折りを持って本山に挨拶に行っただけ。高額な離檀料請求トラブルが一気に解決したのです。
寺院と真っ向からの全面対決を予想していただけに、あまりの急転直下の出来事に唖然。と同時に、お寺の言いなりにならなくて正解だったのだとわかり、ホッとしました。
お寺の言い値の離檀料を50万円払った墓じまいトラブル【体験談】
2021年12月に墓じまいしました。埼玉県川越市内の樹木葬霊園に故人の遺骨の一部を納め、残りは手元供養用に小さな骨壺に入れて持ち帰りました。墓じまいから樹木葬の改葬にかかった費用はトータルで約120万円でした。
– 墓石の魂抜きに10万円
– 離檀料が50万円
– 墓石撤去や樹木葬への移転関係に50万円
– その他の手数料や交通費に10万円
墓じまいの理由は墓守り不在と両親の希望
墓じまいを決めた理由は、私が一人っ子で子供もいないことと、両親の改葬の希望があったからです。両親は生前「お墓に縛られないで自由に暮らしてほしい」と言ってくれていました。そこで私は両親と共に自然に還ることができる樹木葬と、故人の面影をいつも感じていられる手元供養を選びました。
これまでのお墓の維持や管理に負担を感じていましたから、それらから解放されるのは嬉しいですし、墓じまいして樹木葬と手元供養に変えても、故人との絆は何も変わらないと信じています。
墓じまい当日は、私と親族数名でお寺に行きました。お寺で墓石の魂抜きとお焼香をした後、遺骨を樹木葬霊園と手元供養用の骨壺に分けて入れました。長くお世話になっていたお墓との別れを惜しむような気持ちと、新しい形の供養を始める決意が入り混じって感慨深かったです。
樹木葬霊園では、両親が大好きだった桜の木の下に遺骨を埋めましたから、桜の花が咲く季節が待ち遠しい気がします。
予期しなかった墓じまいトラブルが次々に…リサーチ不足を猛省
インターネットで調べれば様々な霊園が出てくるので、選ぶまで時間と労力がかかった。役所の手続きも意外と手間暇がかかって面倒だった。すべて自分一人でやらないで代行業者に依頼し、プロのアドバイスをもらった方が良かったと思う
お寺に墓じまいの相談をしたときに、50万円の離檀料を請求された。長年お布施をしてきたのに…とショックだった。「これを相談できるのは弁護士だろうか?」と考えているうちに気分が萎えてしまい、言われるままに支払って墓じまいを進めた。代行業者を入れればコスパも上がったと思う
墓じまい後の心境の変化に少し戸惑いを感じた(今はもう慣れたので問題なし)墓じまいの直後はお墓がなくなったことに一抹の寂しさや罪悪感を感じることがあった
現在はだいぶ気持ちが落ち着き、墓じまいは両親の意思でもあったので、それを尊重できたのは良かったと思っています。
自宅で手元供養を続けているので、遺影やミニ骨壺に話しかけて手を合わせるのが、心の安寧につながっているのだと思います。
墓じまい代行業者の交渉で離檀料60万円が20万円に【体験談】
墓じまいしたのは妻の実家のお墓です。妻の身内には男性がおらず、墓守りする人がいません。お盆に帰省した時に、義父母と義姉から墓じまいをしたいという相談を私が受けました。
高齢の義父母はそのころに介護申請をして要介護2の認定が下りていました。そこでケアマネージャー探しが始まり、数人のケアマネさんと会う中でたまたまお墓の話が出たときに「お墓をどうしようか?」となり、「墓じまいをしないと仕方がないだろう」との結論に至ったそうです。
私から義実家の菩提寺に事情を話したところ「墓じまいの手続きはその都度こちらにきてもらわないとできません」と言われました。私たち夫婦は遠方に住んでいるため、頻繁に菩提寺まで足を運ぶわけにはいきません。そこで墓じまい代行業者に手続きを依頼することを決めました。
数社の墓じまい代行業者に会って説明を聞いたのですが、価格相場や手続きの内容が異なるため、正しい比較ができなくて依頼先を決めかねていました。そのことを私の友人に相談したところ、彼はすでに実家の墓じまいを済ませていることがわかり、その時に依頼した墓じまい代行業者を紹介してもらうことになりました。
墓じまい代行業者が家族の意見の相違を調整してくれた
墓じまいでまず困ったことは、初めて目にする行政手続きなどの用語がよくわからないことでしたが、これは業者から用語集のような冊子をもらい、それを見ながら説明を受けることになりました。
そうして説明を聞いているうちに、以前に会った墓じまい代行業者の見積りに結構いい加減な部分とそうでない部分があることが理解できました。
次に問題になったのが、お墓の移転先探しです。これについては、義父・義母・義理の姉・妻…みんな言うことが違ったので、その調整を代行業者が仲介してくれて何とか丸く収まり、無事移転先も決められました。
家族の意見を私が全て調整するのは、今回の件を通じて、絶対無理だと思いました。身近な家族ですらこの調子ですから「めったに合わない親族との調整はもっと困難だろうな」と想像しました。
代行業者が介入したら離檀料が60万円から20万円に下がって
それよりも何よりも、この墓じまいで私がいちばん驚いたのは離檀料でした。菩提寺に墓じまいを伝えたときには「墓じまいにはこうした数々の名目のお金がかかる…云々」と言われていて、漠然と「そんなものか」と思っていました。
しかし、墓じまい代行業者に一切の手続きを依頼してこれまでの一連の事情を話すと、風向きが一変しました。当初、菩提寺から伝えられた離檀料(60万円)が、20万円に引き下げられたのです。
これには正直「えっ!?」と驚き、恥ずかしながらこの時点で、私たちがお寺から離檀料を吹っ掛けられていたことに気づきました。
墓じまいを検討している方は、菩提寺が言っていることは本当かどうか、相場的にどうなのか?をしっかり調べてみてください。もしも離檀料が高額だな…と感じたら、私たちが依頼した墓じまい代行業者のように、離檀交渉のサポートまで請け負ってくれる業者を選ぶのが得策です。
まとめ:墓じまいのお寺との交渉は慎重に進めることが重要
– 高額な離檀料請求は交渉の余地があり、専門家のアドバイスが有効
– お寺との付き合いを終了する際は、丁寧なコミュニケーションが不可欠
– 行政書士は書類作成や行政手続きのサポートに有効だが、離檀交渉は行わない
– 離檀代行の墓じまい代行業者は直接交渉ではなく、提携弁護士が対応に当たる
– 離檀相談の解決には、お寺との丁寧なコミュニケーションと専門家の助言が有効
墓じまいのお寺との交渉は、多くの方にとって人生で一度きりの経験かもしれません。不安や戸惑いもあるかと思いますが、この記事の情報を参考に、慎重かつ丁寧に進めていただければと思います。
必要に応じて専門家のサポートを受けることで、より円滑な墓じまいの実現が可能です。大切な先祖との別れの儀式である墓じまいが、皆様にとって意義深いものとなりますように。