ズプリームペレットに「虫がわいてた」は本当?その原因と対処法の話
時々「ズプリーム製品に虫がわいていた」という口コミを見かけます。
ズプリームのペレットは、高温・高圧で圧縮する押し出し製法(エクストルージョン)で加工されています。
高熱圧縮なら万一ペレットの中に虫の卵が混入したとしても製造過程で死滅しますから、ペレットから虫がわく可能性はかなり低いです。
ただズプリームペレットはフルーツやナッツのブレンド商品(ミックス系ペレット)が多いので、ブレンドしている自然素材から虫がわく可能性はゼロではないでしょう。
…などと予め記載した上で販売しているショップもあることから、頻繁ではないにせよ、保存方法や季節によっては「虫がわくことがある」ことを知っておいた方がいいです。
実はオカメインコのような穀物食性の鳥であっても 野生下では雑食性の鳥と同じように昆虫を食べたりしているのは普通にあるあるです。
実際、野鳥は食べられそうなものは何でも食べていますから、海外では虫がわいたり混入していることに対しても「別に食べても大丈夫」程度の認識を持つ人が多いです。
その虫に毒があるなら話は別ですが、そんな話は聞いたことがありませんし。
外国人は虫がわくことを日本人ほどは重視していない傾向ですね。
日本だとすぐにSNSで拡散されて袋叩きに遭いますが。
開封して間もない消費期限内のものであれば、ペレットから虫をのけて鳥に与えている人も実際にたくさんいます。
まあ…気持ちのよいものではないですが 大きな実害はないので、どうするかは飼い主さんの裁量次第でしょう。
もちろん、開封から時間がだいぶ経っているものなら 捨てるに限ります。
虫よりも 開封から時間が経って酸化したペレットをインコに食べさせる方がヤバいことです。

ズプリームペレットの特徴と人気の秘密
ズプリームペレットには人工着色料を使用しているものもある
フルーツブレンドやベジーブレンド、ナッツブレンドなどには人工着色料が含まれています。
人間の食品にも使用されている着色料であり安全性が高く、着色料は鳥の体内には吸収されずにフンと一緒に排出されるため、人工着色料を使用しているペレットを与えると、フンに色が付くことが特徴です。
安全性には問題ありませんが、着色料にはフンの健康状態を見分けるのが難しくなるというデメリットがあるため、その点を理解した上で与えなければいけません。
ズプリーム社のペレットには人工保存料を使っていない
ズプリームペレットは、ビタミンEとCを天然保存料として使用しています。
BTA、BHA、エソシキンなどの人工保存料は一切使っておらず、安心安全に愛鳥に与えることができます。
ズプリームペレットは流通量が多く海外メーカーの中では入手しやすい
ズプリームのペレットは流通量が多い点が特徴で、取り扱いをしているペットショップも多く、海外メーカーのペレットの中では入手しやすいです。
しかし中には廃版の商品もあるため、常に同じものが手に入るとは限らないので、注意が必要です。
ちなみに、フルーツブレンドXSの397gは現在廃版となっています。
ズプリームペレットのサイズはXSからLまで5種類のラインナップから選べる
ズプリームのペレットはサイズが豊富です。
ペレットの種類によっても大きさは異なりますが、粒状(ボール型)のペレットの大きさは主に5種類あり、愛鳥に合ったサイズのペレットを選ぶことができます。
人気のフルーツブレンドはすべてのサイズ展開があります。
XSサイズ…カナリア・文鳥などのフィンチ向き
粒の大きさは約1〜2mmで、カナリアや文鳥などのフィンチに向いているサイズ。ズプリームのペレットの中では最小です。

Sサイズ…セキセイインコ・コザクラインコなど小型インコ向き
粒の大きさは約3mmで、セキセイインコやコザクラインコなどのラブバードに向いている、小型インコが食べやすいサイズ。

Мサイズ…オカメインコなどの中型インコや噛み砕くのが好きな個体向き
粒の大きさは約5mmで、ラブバードやオカメインコなどの小型~中型インコに向いているサイズ。小型インコでも噛み砕くのが好きな個体は 大きめの粒を好む場合があり、Mサイズが適しています。

МLサイズ…ヨウム・防止インコなど中型~大型インコ向き
粒の大きさは約8mmで、ヨウムやボウシインコなどの中型〜大型インコに向いているサイズ。ペレットの種類によっては約15mmの月やハートの形をした形状のものも含まれ、足でペレットを持って食べるインコに好まれます。

Lサイズ…コンゴウインコなどの大型鳥向き
粒の大きさは約13mmで、コンゴウインコやオウムなどの大型の鳥に向いているサイズ。ズプリームのペレットの中では最大のサイズで、MLサイズ同様に種類によっては粒状のものだけでなく、さまざまな形のペレットが展開されています。

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ズプリームペレットの多彩なラインナップ9種!嗜好性が高いフルーツブレンドが人気
国内大手のネット通販で入手できるズプリームペレットは9種類あります(2023年1月現在)
ナチュラル プレミアムダイエット(常用食)
ナチュラルカラーのベーシックなタイプのペレットです。鳥の健康に必要なビタミンとミネラルが適量に含まれているバランスの良いペレットで、消化性に優れているのが特徴です。
フルーツブレンド(常用食)
バナナやりんごなど、鳥が好むフルーツがブレンドされているペレットです。フルーツの香りが漂う嗜好性の高いペレットで、カラフルな色合いはインコの食欲をそそります。フルーツブレンドは全サイズ展開されていて、ズプリームのペレットの中でも人気の高い商品。
ベジーブレンド(常用食)
セロリやパセリなどをブレンドしたベジタブルフレーバーのペレット。にんじんの香りが特徴的で、野菜好きなインコにぴったりです。彩りも鮮やかでインコが興味を持ちやすく、楽しみながら食すことができます。
ナッツブレンド(常用食)
ナッツフレーバーのペレット。初めてのペレットでも食べやすいナッツの香りで、ナチュラルカラーのためシードからの切り替えもしやすいのが特徴です。
パスタブレンド(常用食)
パスタの形が楽しい、見た目も楽しめるペレット。パスタブレンドはカラフルな色が特徴ですが、色は着色ではなく天然成分を混ぜて色付けされています。
センシブルシード(ミックス系ペレット)
フルーツブレンドとシードをバランスよくミックスさせたものです。ペレットとシードの両方を与えたい時に便利。
ピュアファン(ミックス系ペレット)
フルーツブレンド・シード・ドライフルーツ・ドライベジタブルをミックスしたものです。サイズ展開はS~Lとなりますが、Sに使用されているフルーツブレンドは基本はXSで、ロットによりSサイズの場合もあります。
スマートセレクト(ミックス系ペレット)
ペレット・シード・ドライフルーツをミックスさせたものです。全サイズの展開があり、食欲を誘う香ばしい香りが特徴的です。
アビアンブリーディング(高エネルギー食)
幼鳥用、繁殖用のハイエネルギーペレット。これは フルーツブレンドです。