ペットロスで後追いしそうな辛さをうららか相談室で救われた体験談
30代男性 私は秋田犬をのオスを飼っていました。名前はまる、10歳の時に亡くなりました。
亡くなった当時は病気で衰弱していた状態で まるはほとんど動くこともできずにベッドの上で一日を過ごすことが多かったのですが、亡くなった日は調子が良かったのか普通に動いており、私に甘えてきてくれました。
しかしその夜、まるは突然吐血して亡くなってしまいました。
いつかは愛するペットとの別れの日が来る。そうなる心の準備を自分では整えていたつもりだったのです。
しかし自分の想像をはるかに上回るショックを受けた私は、愛犬の喪失感からこれまでの人生で体験したことのない心身の不調を感じるようになりました。
ペットロス症状に打ちのめされ…精神科で抗うつ剤を処方されたが効果なし
強い倦怠感を常に感じるようになり、何もする気力すら沸かなくなってきました。食欲もなくなり、どんどん体が衰弱しながら気持ちが落ちていくのが自分でも自覚できるほどにひどい状態でした。
そこでまず最初に精神科を受診。
精神科と心療内科の違い
精神科と心療内科は共にメンタルヘルスを扱う診療科ですが、実際には違いはほとんどありません。精神科はうつ病、パニック障害、統合失調症、自閉症スペクトラム障害など、心療内科は摂食障害、緊張性頭痛、過敏性腸症候群などを得意としていますが、精神科での摂食障害の治療や、心療内科でうつ病が日常に行われています。患者さんにとって精神科よりも心療内科という名前のほうが受診しやすいため、精神科医が精神科だけでなく心療内科を標榜したり、うつ病などの患者さんが受診しやすいように心療内科医が心療内科だけでなく精神科を標榜することがあると聞きます。
精神症状が主体なら精神科、身体症状が主体なら心療内科への受診が望ましいと思いますが、どちらを受診してあまり変わらないと思います。通院のしやすさ、医師の経歴や人柄、治療方針などで医療機関を選ぶことが望ましいと考えます。
引用元:精神科と心療内科の違い
精神科では抑うつ状態ということで抗うつ剤等を処方していただきました。抗うつ剤は処方されたとおりにきちんと服用していましたが、抑うつ状態が劇的に改善されることはなく、愛犬を失った心のすきまはなかなか埋まりませんでした。
倦怠感はそのままに時間だけが過ぎていく感じでした。抗うつ剤だけではペットロスの空虚さを埋めることができないと感じた私は
…と思えてきました。
【うららか相談室】オンラインカウンセリングサービスでペットロスを克服
そこで心理カウンセリングに通うことを思いついたのですが、このコロナ禍では人込みの中に出かけることも気が進まず「どうしたものか…」と思っているときにネット検索していて、カウンセリングがオンラインでもできることを見つけ、うららか相談室に辿りつきました。
うららか相談室には臨床心理士をはじめとした色々な得意分野を持つカウンセラーがたくさん在籍していたので、あちこちのページを見て回りながら自分の悩みに寄り添ってくれそうなカウンセラーを探しました。
オンラインカウンセリングでは最初はチャットでの相談をしており、慣れてきた頃合いから電話やビデオ通話を使った面談をしていただくようになりました。
最初のチャットでは、愛犬の死のつらさを思い起こすことや文章で話をするのも結構きつくて、だいぶカウンセラーには迷惑をかけてしまいました。それでもカウンセラーは優しく対応してくださり
…と言って、立ち直りに向けて背中を押してくれました。
…とのアドバイスを受けて、私は少しずつ愛犬が亡くなった当時の気持ちを中心にカウンセラーの誘導で昔を振り返り、後悔やモヤモヤ感を吐き出していくように努めました。
ペットロスから立ち直るまで5カ月…カウンセリングを利用したことは正解だった
カウンセラーの指導の下、ペットロスから逃げずに正面から向かい合うことで私は徐々に気持ちが落ち着いてきて、今まで通りの生活を送れるまでにメンタルを回復することが出来ました。
それに伴って精神科で処方されていた抗うつ剤も必要なくなっていきました。
私がペットロスから立ち直るまで大体5カ月くらいかかりました。自分的には長い5カ月間でしたが、抗うつ剤だけに頼っていたら、おそらくペットロス克服まで1年はかかったと思います。
うららか相談室のオンラインカウンセリングを利用したことでメンタルの回復が格段に早まったことは間違いありません。
ペットロスから4か月目くらいまでは、友人からの誘いはもちろん、自分からも外出する気持ちがわかず、何とか仕事にだけは通っていた状況でした。しかし5か月目に入って「気持ちがだいぶ落ち着いてきたな」とふと感じたことがきっかけで、自然と自分から友人を遊びに誘う元気が出てきました。
私からの誘いを受けた友人の驚いた様子を見たときに自分でも「これはペットロスを乗り越えられたのではないかな」との実感が現実的なものとしてわいてきました。
週刊誌などで芸能人のペットやペットロスの話などを読んでいるときには、ペットロスがこんなにきついものだなんて考えたこともありませんでした。しかし自分がそれを経験した現在は「ペットロスは重い心の病だ」…と強く認識するようになりました。
ペットを大切に飼っていて「自分は大丈夫だろう」と思っている皆さんも、ペットロスは他人事ではないかもしれません。どうぞお気を付けください。