鳥取連続不審死事件 (4) 鳥取県警が警官自殺を隠蔽!?不審死3人目

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「鳥取連続不審死事件 (3) 警備員が日本海で水死!不審死2人目」のつづきです。

上田美由紀の周りで不審死を遂げた3人目は驚くべきことに警察官だった。

鳥取県警刑事部・捜査二課に所属したことがある刑事のH氏だ。

捜査二課とは詐欺、横領、汚職、選挙違反などの知能犯罪を捜査する部門だが、そんなセクションに所属していた警察官が、上田美由紀の嘘や不審な行動を疑うことはなく、彼女にのめり込んだ挙句に亡くなっている。

H氏と上田美由紀が出会ったのは、カラオケスナックで(週刊誌はこの店を「デブ専スナック」と呼んでいた) 二番目の不審死者のIさんが死亡して間もない2007年10月頃だった。

Hさんのこのカラオケスナックへの最初の来店目的は捜査情報収集だったが、そこで彼は上田美由紀に出会い、まもなく彼女に溺れてしまい、金をむしり取られ、命まで落とした。

近しい人が聞かされているH氏の死因は自殺ということになっているが、それ以外の多くの人は彼が病気で亡くなったと思っている。

実は鳥取県警はH氏が死亡した事実を長い間隠していた事実があった。
 
 
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H氏は高校時代は水球で国体に出たことがあるスポーツマンでかなりのイケメンだったが、性格はおとなしくて目立たないタイプだったという。

どちらかというと硬派で、女性とあまり積極的に話をするタイプでもなかった。

そんなH氏が就職先として選んだのが、父親と同じ鳥取県警で(父親は事務職員だった) 彼は二十代半ばで結婚し、三人の子どもを持ち、幸せな家庭を築いていた。

そんな彼がなぜ上田美由紀にのめり込んで転落していったのかが想像しがたい。

ただその転落は、不審死1人目の読売新聞記者S氏のパターンととてもよく似ている。

H氏はある時から急に仕事がおろそかになりだし、それを上司に咎められ、上田美由紀に大金を貢ぐ金がらみの問題を抱えていることまで露見し、それが同僚たちにまで漏れ伝わっていた。

H氏が上田美由紀に渡していた金は、借金まではしていなかったようだが、合計で500万くらいで、最後はそれでも金が足りずに、上田美由紀に給料まで取られていた。

それを知った上司は相当厳しくH氏を諌めたが、その直後の2008年2月、彼は山中で首を吊った。

県警はそれを自殺と判断したので司法解剖をせず、H氏の葬儀でも近親者に彼の死因は自殺であると説明し、警官の自殺も公にしなかった。

自殺としてピリオドを打たれたH氏の死は、それから1年以上過ぎた2009年11月になって表沙汰となった。

鳥取県警が上田美由紀周辺での連続不審死事件の捜査に乗り出し、マスコミが過熱報道を開始したことによってその他の不審死が明るみに出され、鳥取連続不審死事件は「鳥取県警始まって以来の大事件」と称された。

とはいえ、H氏は自殺とされて司法解剖されていないため、死の真相が明らかになることはない。

上田美由紀の周囲で起こったここまでの不審死3件は 2004年から2008年までの5年間に起こっているが、そのほかの3件の不審死はすべて2009年の1年間に集中している。

その異変を鳥取県警が察知し、上田美由紀の身辺を洗い始めたのは2009年4月(4人目の不審死が出てから)なので、鳥取連続不審死事件で立件にこぎつけたのは6件中、たったの2件である。

鳥取連続不審死事件 (5) につづく
 
 
 
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