人だけでなく、犬・猫・鳥・豚・牛などの動物もインフルエンザにかかります。
鳥インフルエンザには家禽(鶏やカモなど)が感染しやすいと言われていますが、野鳥やペットの鳥にも感染しますので、インコも例外ではありません。
米国の鳥インフル、今年は5054万羽感染 過去最悪(ロイター)#Yahooニュースhttps://t.co/qvRztUkMDX
— オカメインコファン (@bookshonline) November 26, 2022
出水のツルに異変 鳥インフル流行で韓国に”緊急避難”か|NHK 鹿児島県のニュース https://t.co/RipflMuBEA
— オカメインコファン (@bookshonline) December 10, 2022
【鳥インフルエンザに係る災害派遣(宮崎県児湯郡新富町)】#第43普通科連隊 は、児湯郡新富町において発生した #鳥インフルエンザ の蔓延防止のため活動中のところ無事に任務終了しました。皆様からの心温まる応援メッセージが現場の支えとなりました。ありがとうございました。#都城駐屯地 pic.twitter.com/m8Af0mf36a
— 陸上自衛隊 都城駐屯地 (@CampMiyakonojo) November 21, 2022
鳥インフルエンザ発生で自衛隊に災害派遣要請がかかる…現時点では「災害」の扱い?これには賛否両論あるようですが、つらいお仕事ですよね…お疲れ様です。
それはさておき、ここでは鳥インフルエンザの現在までの状況と感染対策をまとめてみました。
鳥インフルエンザにインコの感染は?対策と消毒と現況の話 2022
和歌山県は11日、白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で飼育しているアヒルが、高病原性鳥インフルエンザに感染したと発表した。県などは同日午前、施設の家禽(かきん)類63羽の処分を開始した。施設は11日から臨時休園しており、再開時期は防疫措置の完了後、県と国、施設が協議する。
県によると、県家畜保健衛生所に10日、同施設からアヒル6羽が死んでいると連絡があった。衛生所の簡易検査で陽性となったため、さらにPCR検査をしたところ、11日に感染が判明した。 県は同日午前、対策本部会議を開いて対応を協議し、家畜伝染病予防法に基づいて殺処分を決めた。
これを受け、県や施設の職員が午前9時20分、法律で対象に定められている家禽類、アヒル35羽(死んだ6羽含む)、ガチョウ13羽、ダチョウ1羽、エミュー14羽の殺処分を開始した。フラミンゴやオウム、インコなどは対象外となる。 焼却処分は、施設内や県家畜保健衛生所(和歌山市)の焼却炉を使う。消毒も含め、12日に完了する見込みという。
引用元:2022.11.11.Yahooニュース
流行り病で逝った仲間たちの御霊が安らかに眠れますように…🙏
怖かったよね…辛かったよね…😢
もう、苦しまなくていいよ…#鳥インフルエンザ#慰霊式 https://t.co/Gx7lii9Kl1— ひなペンギン (@HinayPenguin) November 24, 2022
冬に飛来する渡り鳥が日本国内に鳥インフルエンザウィルスを持ち込んでいると考えられています。
渡り鳥は「渡り」をするくらいだから強健なんですかね?鳥インフルエンザに罹患していても症状が出づらいということです。
2020年には11~12月に養鶏場の170万羽、今年 2022年10~11月にはすでに51万羽が殺処分されています。
鳥インフルエンザでなぜ殺処分?かわいそう!ワクチンはないの?
鳥インフルエンザに感染した鶏は 高病原性の場合は感染鶏の75%以上が10日以内に死んでいるということです。感染から数時間で死ぬものもいるとか。
そもそも「家畜伝染病予防法」で養鶏場から鳥インフルエンザが出た場合は「全殺処分」の取り決めがあるわけで、ここまでするのは
…と国が警鐘を鳴らしているからです。
仮に高病原性でなくて低病原性でも 鳥インフルエンザ感染があれば その養鶏場の鶏は全殺処分となります。
さて
高病原性鳥インフルエンザツイートしている通り
すでに食糧危機に入りつつある新潟県では
県内産鶏肉は仕入れ需給が
ほぼ壊滅した県外産の物は
『どの部位をくれ』という提示は
ほぼ不可能
わずかに仕入れがある程度不安を隠せないだろう#鳥インフルエンザhttps://t.co/yGFD4oFrYo
— 先覚伯父さん (@47ryoji128) November 24, 2022
鶏用の鳥インフルエンザワクチンもあるにはあるのですが、この接種により鳥インフルエンザの発生を見逃してしまう恐れがあるため、予防接種はしない方針です。
鳥インフルエンザが「殺処分」では追い付かないほどに広がった場合、国は「緊急的にワクチンを使う」とのこと。
まだそこまで切羽詰まった状態に陥っていないため、ワクチンが使われたことはありませんが、今後はどうなることか…。
鳥インフルエンザ対策~インコへの感染予防で徹底すべき注意点
鳥インフル、異例のペースで感染拡大 世界的流行に起因か(産経新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/WzP4Njj7d4
— オカメインコファン (@bookshonline) November 26, 2022
高病原性鳥インフルエンザがペットとして飼われるセキセイインコや日本中に生息する野鳥のムクドリにも感染することが、北海道大の喜田宏(きだ・ひろし)教授(獣医学)の研究で分かり、二十四日に東京都内で開かれた国の研究運営委員会で報告された。
研究を取りまとめた文部科学省などによると、山口県の養鶏場から分離されたウイルスを入れた溶液を注射器で鼻から注入する方法で感染の有無を確認。ムクドリ、カモ、セキセイインコ各六羽すべてに感染が確認された。感染しても死なない鳥もあったが、セキセイインコは、注入後五日目までにすべて死んだ。
同省の担当者は「鳥によっては感染することが確認された。実験で感染させたので、自然状態で感染するかどうかは慎重に検討する必要がある」と話している。
引用元:大分感染症研究会 (2004/3/25 共同通信)
インコが感染源に接触しないように注意
インコを屋外のケージで飼っている場合には 野鳥と直接接触させないことがまず重要ですす。
野鳥が近づいてきても触れられないように、ケージの周りにネットやカバーを張っておく対策が必要です。
また野鳥の糞が原因で感染するリスクもあるので、ケージ内に野鳥の糞が入らないようにする対策も必要です。
普段は屋外でインコを飼っていても、鳥インフルエンザの流行時期はできれば屋内にケージを入れて飼育するのが理想的です。
鳥の餌の屋外保管や水にも注意が必要
鳥インフルエンザの感染の原因は餌や水のこともありますので、飼っている鳥の餌を屋外で保管しているときにも注意が必要です。
野鳥が袋などに入り込んで勝手に餌を食べてしまい、鳥インフルエンザウイルスを残していくリスクがゼロではありません。
餌は野鳥が近づけないように厳重保管することが大切です。
水については残留塩素を抜くために屋外で放置しているものや 池や川の水に触れることで感染リスクが高くなります。
浄水には水道水を屋内でカルキ抜きするのが適切です。
【鉄則】インコを屋外やベランダに出さない
ペットのインコは室内で飼われていることがほとんどでしょう。
日光浴をさせるときにはベランダや屋外にケージを出したいと思うかもしれませんが、外に出たら野鳥との接触リスクがあります。網戸越しでも同様です。
日光浴は室内で鳥用の紫外線ライト(uvライト)を使えばできるので、専用の場所を用意してライトを当てて対応することをおすすめします。
紫外線ライトは必ず真上から照射すること。uvライトをケージの横に設置して 横から光を当てるのは厳禁です。

鳥のロストも要注意!外に出たら鳥インフルエンザの感染リスクがゼロではない
鳥のロスト時にも注意が必要です。
屋外に飛んで行っても遠くに飛んで行かずに戻ってくるくらいに慣れていたとしても、飼い主の目の届かないところまで飛んでいってしまうと 感染してきてしまう可能性もあるので注意が必要です。
鳥インフルエンザ対策~飼い主が徹底すべきインコへの感染リスクを下げる予防策
飼っている鳥が鳥インフルエンザになるケースとして、飼い主が原因のこともあります。
鳥インフルエンザが付着している手で餌を与えたりしたためにインコが感染することがありますので、飼い主自身がウイルスを持ち込まないように徹底することが、インコに感染させないためには重要なポイントです。
鳥インフルエンザが発生している地域を訪れない
まず大切なのは、鳥インフルエンザが発生している地域には訪れないことです。
鳥インフルエンザは通常、鳥から人に感染することはないと言われていますが、濃厚接触をしたときには稀に感染することがあります(2022年10月時点まで国内での感染例報告はありません)
感染しなかったとしても衣類や手指に付着していることで自宅内にウイルスを持ち込んでしまう可能性はあります。
鳥インフルエンザの感染経路は餌や接触による感染が主なので、帰宅した後にインコと遊んでいるうちに感染させてしまう可能性がゼロではないです。
帰宅してすぐにインコに触らない
鳥インフルエンザの流行時期には外出したときにウイルスを持ち帰るリスクがあるので、帰宅したらすぐにインコには触れないようにしましょう。
まずは手洗い・うがいをして感染リスクを下げるのが大切です。
野鳥がいる場所に行った場合には衣類が感染源になる可能性もあるので、着替えてからインコに触れるようにしましょう。
インコの給餌の時にも細心の注意が必要
インコに餌と水をあげるときにも注意が必要です。
気付かないうちにウィルスが手指に付着している場合もあるので、消毒をしてから餌や水に触れた方が安心です。
来客によって感染するリスクも意識しておく
来客によってインコが鳥インフルエンザウィルスに感染するリスクもあります。
インコを愛でてくれる人が来るとふれあってもらいたいと思うかもしれませんが…来客がウィルスを持っている可能性があるので注意が必要です。
鳥インフルエンザの感染が増えていることに対する事情を説明して、消毒してから触れてもらうようにお願いしましょう。
来客が鳥を飼っている場合には特にウィルスを持ってくるリスクが高いので、自分のインコを守るために感染リスクについて説明して話し合ってからふれあうかどうかを決めるのがいいです。
愛鳥家同士ならその辺りの理解は得られるはずです。
犬猫の散歩で鳥インフルエンザウィルスをもらってくる可能性もある
インコのほかにペットを飼っているお宅では、犬や猫を散歩に連れ出すこともあるでしょう。
最近は猫は室内飼育が主流ですから、飼い主さんが猫にリードをつけて散歩させてる姿をよく見かけます。
そういった外出時に体にウィルスをつけて、自宅に持ち帰ってくることもあります。
ペットにはペット用の消毒剤を使うべきですが、弱い菌から強い菌まで幅広く除菌消毒してくれる消毒剤を選ぶことがポイントとなります。
いくら除菌能力が強くても、ペットの体に悪影響を与えるものでは本末転倒。
しかしカンファペットは安全性が高く、ウサギやマウスを使った試験では目の粘膜や皮膚への刺激性がないことがわかっているため、ペット用除菌・消臭剤では「カンファペット」をおすすめします。
カンファペットは東京都から表彰(東京都ベンチャー技術大賞 奨励賞)を受けた信頼性のある技術で生成された衛生水であり、味の素、キッコーマン、アサヒビール、日本赤十字社など500社以上の企業で導入の実績をもっています。

.
インコの命にかかわる大問題だからやりすぎくらいでちょうどいい!
本当に堅苦しいことばかり言うようですが…ウィルスは目に見えるものではないので厳重な注意が必要です。
ウィルスに感染しても発病しない個体もいますが、多くの鳥にとっては命にかかわる大問題ですので、大切なインコを守るために「やりすぎ」というくらい感染防止対策を徹底した方が良いと思います。
「人を見たらコロナと思え!」は鳥インフルエンザでも同じ。うちの子を守れるのはあなたしかいないのです。
子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人です。
ここには鳥ブログあるあるな「うちの子自慢」や「かわいいでしょ♪アピール」はありません。鳥の飼育本を丸写ししただけの机上の空論解説や、繁殖した雛の販売目的の宣伝PRもありません。鳥と飼い主のQOL向上(健康に楽しく)が目的のコンパニオンバードブログです。
フィンチとインコでは飼育に異なる点がありますが 小型~中型インコには共通項が多いことから、オカメインコだけに限らず中型までのインコ・オウム飼育に役立つ内容を更新していきます。