【手乗り崩れの直し方】セキセイインコの警戒心とトラウマを解いた話

【手乗り崩れの直し方】セキセイインコの警戒心とトラウマを解いた話

手乗り崩れのセキセイインコ

画像はイメージです
 

セキセイインコの飼い主さんの寄稿
私たち家族は以前から飼いたいと思っていたセキセイインコを飼い始めたのですが、お迎えした子が人見知りな性格でなかなか懐いてくれませんでした。

このセキセイインコ(3歳・こむぎ)は友人の友人が家の事情で飼えなくなったために譲り受ける形で我が家にやってきました。

元々は手乗りインコだったのですが、我が家でお迎えした時には完全に「手乗り崩れ」になっており、ほとほと困り果てていました。

そこで家族会議をして「どうにか噛む癖だけでも直そう!」と決め、一丸となって愛鳥への歩み寄りに奮闘することになりました。

 

手乗り・手乗り崩れ・荒鳥の定義は?

回答
回答1

手のりは、雛が目がよく見えるようになる前に人が親代わりに餌をやって 人を怖がらずに育った鳥のことです。人が怖くないので肩や頭、手にも簡単にのってくれます。

 

手のり崩れは、荒鳥と混同されがちですが、手のりも長い間遊んであげたり構わないでいるとか、とても嫌なことを人にされると 人を怖がるようになります。もともと人が親代わりに餌を与えたので、ゆっくり関わっていけば手のりに戻る可能性があります。ペットショップなどで見分けるコツは手を近づけると逃げるが顔を近づけると逃げない子です。

 

荒鳥は、親鳥が大きくなるまで育てた鳥です。人が親代わりだったこともないので、人間を怖がります。手のりにすることはほぼ無理です。たまに荒鳥を手のりにしたという話がありますが、手のり崩れと混同していて手のり崩れが手のりになっただけなので荒鳥が手のりになるのは諦めたほうがいいです。ペットショップで見分けるコツは近づくだけで逃げまわったり、ひどいとパニックになるこたちです。

 

回答
回答2

手乗りは、あからさまに別次元の大きさの人間を『同種である』と認識している洗脳鳥。

手乗り崩れは、雛~幼鳥の段階で自分は鳥なのか人間なのかと疑問を持ち始めてしまった精神疾患を持つ鳥。

荒鳥は、普通の鳥。

 

回答
回答3

手乗りは、生後◯日を経過後、巣引きして世話人から給餌され育つ。その後飼い主をダチorパートナーと見なしてまとわりつく。自分を鳥とは思っていないフシがある。

 

手乗り崩れは、一旦手乗りとして育てられるが、途中育児放棄されたり、曖昧な状態で育てられ疑心暗鬼になった鳥。人間と鳥(親)のあいだで揺れ動く心情で殻に閉じこもる傾向が。

 

荒鳥は、正真正銘の親に育てられた鳥。誇り高き鳥。

引用:Yahoo!知恵袋

手乗り崩れのセキセイインコは人間恐怖症のトラウマを抱えていた!

手乗り崩れのセキセイインコ

ネットでセキセイインコのことを調べた時は「個体差はあるものの 人なつこい性格の子が多い」と書いてあったので 私はお迎えするのを楽しみにしていました。

ところが我が家にやって来たセキセイインコのこむぎは「人なつこい」とはほど遠いインコでした。

なでようとすると逃げるし 容赦なく本気で噛まれることばかりでした。

元々は手乗りなんだから 肩に乗ってくれるかも。

…と挑戦してみるも こちらにやって来る気配すらありませんでした。

両親も「この子は懐かない性格なんだね~」と困ったように笑っていましたが、私にはそうは思えませんでした。

確かにインコにも個性や性格はあると思いますが、こむぎの場合は「人に関わるのが嫌」というよりは「人への警戒心」から自分を守っているように見えたのです。

手乗り崩れのセキセイインコ

譲ってもらったインコが逃げるようにしてばかりで全然懐かない。

…と友人を通して元の飼い主に伝えてもらうと、元飼い主曰く

うちであの子が飼っていた時、息子(未就学児)が悪気なくインコを握るように掴んでしまったことがあって…それ以来 人から逃げるようになってしまったんだ。

…と伝えられ、ようやくこむぎが私たちを避ける理由がわかったのです。




最低限のお世話と声掛け意外の手出しをしないことで少しずつ距離が縮まってきて…

手乗り崩れのセキセイインコ

長年セキセイインコを飼っている友人にその相談をしたところ、

あなたたち家族がこむぎにとって「害を与える人間ではない」ことを理解してもらう必要があるよ。

…と言われました。

確かにそうだ。こむぎは人間に近づいたら また怖い・痛い思いをすると考えているんだ。

…と思った私はケージは開けっ放しにして こむぎを家の中で自由に飛び回らせることにしました。

本当はかまいたい気持ちがありましたが 敢えて手出しは一切せず、とにかく自由にさせてかまいすぎないこと、何があってもスルーするように心掛けました。

そんな日々が続いてもインコの方からアクションを起こして来ることはなかったものの こむぎは少しずつ人に近い距離に止まることが増えて来ました。

それでも私は一切手を出すことはなく、必要最低限のお世話だけをすることに決めて

私たちはこむぎに危害を加えるつもりなんてないんだよ。

…とわかってもらえるように過ごしました。

ただ、餌をあげる時や何かをしてあげるときには 必ずこむぎの名前を呼んでから「餌、置いとくね」などと声かけをするようにしていました。

声を掛けないと こむぎが自分の名前を理解できなくなると思ったからです。

それで声かけだけは欠かさぬようにしていたところ、こむぎは名前を呼ばれたときに反応だけはしてくれるようになりました。

辛抱強く向き合っていたら威嚇噛みが甘噛みに変わり噛む回数も減ってきた

手乗り崩れのセキセイインコ

私はその後もしばらくの間 同じことを繰り返しながら 辛抱強くこむぎに向き合っていました。

そんなある日、こむぎが近くに来た時に たまたま軽く指を差し出してみたのです。

するとこむぎは最初こそはガブッ!と噛んできました。

「やっぱり噛むよね~」と思いつつ 我慢してそのまま手を差し出していると、こむぎはようやく「この人は自分に危害を加えない」と分かってくれたのか、それ以降は噛む回数が減っていきました。

そして完全に噛まなくなった頃には 家族の肩に乗るようにもなりました。

数ヶ月かけてようやく心を開いてくれた時にはとても嬉しかったです。

しかし敢えてそこは可愛がりすぎないように努めました。

今はまだこちらから触っていくのは早すぎる。あくまでこむぎのペースで近づいて来れるように、こむぎが近づきたい様子の時のみ なでたり触るようにした方がいい。

…と考えたからです。




お迎えから半年が過ぎて…インコの方から家族に近づいてくるようになった!

手乗り崩れのセキセイインコ

そしてこむぎが我が家にやって来て半年くらい経過した頃、何も言わなくてもこむぎのほうから 家族の元に近づいてきて甘えてくれるようになりました。

向こうから甘えて来たタイミングでこむぎに声をかけると 心なしか嬉しそうにも見えます。

とはいえ、今でも時々は噛まれることはあります。

ですが以前のように警戒心からくる威嚇噛みではなく、甘え噛みであることが伝わるので 家族がそれを怒ることもなくなりました。

最近はこむぎの方から寄ってきたり鳴き声を掛けてくれるので ますます可愛くて いとおしい存在になっています。

友人にその話をすると まるで赤ちゃんを相手にしているみたいに 私たち家族がこむぎに接している様子が伝わるらしく、「みんなでこむぎを溺愛してるのが伝わってくるよ」と言われるました。

手乗り崩れのセキセイインコ

インコにもいろいろな性格や個性、癖を持った子がいます。

もともとなつきづらい性格だったり、何らかのトラウマを持っている場合、インコの心を開くのはとても大変です。

でも「かわいい!」と思う気持ちが勝れば、凍りついたインコの心を溶かす努力も苦労も苦になりません。

寛大な心と愛情を持って接してあげれば、時間はかかってもその気持ちが必ずインコに伝わります。

そしてようやく懐いて心を許してくれた時の嬉しさは 言葉に表せないほどの感動があります。私がそうでした。

インコが手乗り崩れになってしまっても 愛情を持って接することで 必ず心を許してくれる日が来る。

私は自分の体験を通して そう思うのです。