最近は葬送と供養の自由度が上がり、そのやり方も大きく様変わりして、新しいスタイルを取り入れる方が増えています。
と公言する奥さん、いっぱいいますし(わかるよ~www)
…などの希望を持つ人がいたり。
…と生前準備を進めている人もいれば
…という人も多いです。
故人とペット、どちらも手元供養できますよ。
手元供養をおしゃれで自由に!時代にマッチしたメモリアル作法
年々墓じまいが増加傾向ですし、それを機に手元供養を始める人もいます。
初めからお墓を持たない選択をしたり、一から手元供養を選ぶ人も多くいます。
そもそも手元供養とは?
最近は故人やペットの遺骨(遺灰)をペンダントに入れて身につけたり

遺骨をオブジェに特殊加工してインテリアにするなど、新しい供養の形が生活の中に浸透してきました。
手元供養は専用の小さなスペースを設けて故人や亡くなったペットを偲び、祈りを捧げる方法なので
日本の狭い家屋に大きな仏壇を置かなくてもいいことも若い人に受け入れられやすい要因です。
これが手元供養です。






手元供養ならおしゃれなミニ仏壇・仏具を選んだり、簡略化して供えてもOKなのです。
犬・猫に限らず、インコも同じように手元供養する飼い主さんが増えています。
小動物や小鳥でさえ火葬サービスを使って葬儀を執り行い、丁寧に拾骨したお骨を手元供養する飼い主さんがたくさんいます。

手元供養の納骨方法と供養は自由度が高い
故人の手元供養では火葬された遺骨のすべてを手元に残しておく人もいますが、ごく一部を残しておいて、残りは別の納骨方法を使う人がほとんどです。
- 手元供養+従来のお墓に納骨
- 手元供養+永代供養墓
- 手元供養+本山納骨
- 手元供養+本山納骨+従来のお墓
- 手元供養+自然葬(散骨や樹木葬)
- 手元供養+自然葬+従来のお墓
- 手元供養+自然葬+永代供養墓
- 手元供養+仏壇
- 手元供養のみ
大きな仏壇は必要?手元供養ならミニ仏壇でもOK
仏壇は亡くなった人を供養するもの…と思っていませんか?
本来は仏壇は宗派の仏様(ご本尊)をお祀りするものです。
宗派のご本尊への信仰心や宗教観やこだわりが強い方は仏壇がある方がいいかもしれませんが、故人を偲ぶため…とだけ考えているなら、必ずしも大きくて立派な仏壇にこだわる必要はないです。

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手元供養専用のミニ仏壇や遺骨ステージを家族が集まる居間の片隅に設置すれば、仏壇がなくても立派な手元供養ができます。
このあたりはその人の考え方によりますし、故人もペットも考え方はまったく同じです。
自分が納得するし落ち着けるから立派な仏壇はあった方がいい!…と思うなら、それがあなたにとっての最適解でしょう。
「戒名に意味なし」と思うならつけなければいい
最近は菩提寺を持たない人やお寺との付き合いがない人が多いですが、日本人は信仰心がないのに「葬式仏教」を選びますよね。
そして葬儀で初めて会った僧侶から高額な戒名料の請求が来て、うわっ!と驚いた人もいるのでは。
戒名料はピンキリで数万円から100万円以上。ランクによって幅があり、相場は30万円くらい。
もし、戒名なんて意味ないんじゃね!?…と思っているなら、はじめから戒名をつけなければいいのです。
戒名は仏教信心からくるただの心の安寧なので、
…と自分で決めたのなら、それはそれで良いのです。
戒名がないとお墓や納骨堂に入れないことはありますが、自分や家族が納得していて困らないのなら問題ありません。
最近は無宗教葬儀を行う人も多いですし、お骨の大半を海洋散骨等の自然葬にして、ごく一部を分骨して手元供養にするなど、お墓を持たないと決めてる人がたくさんいます。
「故人が成仏できないのでは!?」と言う人もいますが、そんなのは迷信です。
葬儀も供養も、生きている人間の心の安寧のために行う要素が色濃いのです。
戒名は亡後につけるもの(没後戒名)…と思っている方が多いですが、自分が生きているうちにつける「生前戒名」を選ぶ人もいます。
どうしたいかは自分で自由に決めればよし。
手元供養は良くない!分骨では成仏できないから…は嘘!
…と心配する方がいますが、根拠のない迷信です。
お釈迦様の遺骨だって世界中に分骨されていますし、西日本の遺骨の全部をお骨上げしない風習を考えても、分骨はごく一般的であり、法的にも何ら問題はありません。
何を根拠にしているかは不明ですが、「成仏できない」はナンセンスです。
最近はお墓を持たないお宅は多く、関東だけでも100万個以上の骨壺が自宅に安置されていると言われていますが、そのせいで成仏できない…なんて話、個人的には聞いたことないですけど?
分骨も骨壺も地域で慣習が異なるが手元供養は年々増加している
これまで手元供養は西日本の方が東日本よりも積極的に行われる傾向でした。
それはお骨上げの慣習が東西では異なることによります。
西日本では分骨は当たり前なのです。
東日本ではお骨上げのときにすべての骨を拾うのが当たり前で、灰まできれいに骨壺に納めますが、西日本では のどぼとけ等のごく一部しか拾いません。
骨上げされる骨の量が少ないため、西日本では骨壺のサイズが小さく、東日本の半分くらいの大きさです。
焼骨を納めるのは「骨壺」と思いきや、青森県では木箱だそうです。
骨壺と木箱を使う地域が混在しているのは 北海道・新潟県・石川県・福井県・愛知県。骨壺もところ変われば品変わる…ですね。
西日本では元々が部分収骨なので、お骨上げの時点でいくつかのパターンにお骨が分かれています。
それぞれ家族の事情に合わせて お墓に入れたり 本山納骨したり 手元供養にしたり。
ただし地域によっては分骨に証明書が必要なことがありますので、事前に確かめてください。
火葬場で分骨を行う場合は その旨を火葬前に伝えておけば「分骨証明書」を発行してもらえ、各自がミニ骨壺など分骨用の容器を用意すれば、お骨を分けてもらえます。
面倒なのは、改葬…いわゆる「墓じまい」です。
墓じまいは墓地や納骨堂に一度納めた遺骨を分骨して 別の墓地や納骨堂に移します。
最初に分骨元の管理者に「分骨証明書」を発行してもらい、その証明書を分骨先の管理者に提出するなどの手間がかかります。
しかしはじめから手元供養を決めているとか、海洋散骨や樹木葬を望んでいる人は ほんの少しの量ならば証明書をもらわずに分骨してもらえることがほとんどのようです。
墓じまいサービス
粉骨サービス
手元供養は現代のトレンド!供養はフリースタイルでOK
骨上げ量の違いから東日本では火葬場に残る灰が少ないものの、西日本ではかなり大量に残るはず。その処分の行方は明かされていません。つまり遺族の知らないところで土に還されているようです。
知らない所で土に還しているのが事実ならば、え!?と思う人もいるでしょう。
そういう方はこういう流れ の方が良いのではないでしょうか。
お墓に納骨しなくても、気持ち的にはまったく問題ないと思われます(行方がわかっているだけ安心感があるというか…)
こういった自由な葬送や供養のスタイルが近年のトレンドのひとつであり、これはペットの葬送と供養についてもまったく同様です。
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故人の遺骨は仏壇や遺灰よりも身近な存在だから。
ずっとそばにいたい・置いてあげたかったから。
持ち歩けるといつも一緒にいる気持ちになり安心する。
そしてこんな風に 考える人が、手元供養を選んでいます。
お墓はあるのだが、継承者がないので この先無縁仏になる可能性がある。
お墓が遠くてお墓参りができない・難しい。
経済的な理由でお墓を建立できない。
喪失感が強く、寂しすぎて遺骨を手放せない。
自然葬(散骨や樹木葬など)をするが、遺族が手を合わせる対象物も必要と考える。
分家の身だけれど、両親を供養したい。
海洋散骨サービス