西川正勝と住田紘一の死刑執行!再審請求中の死刑執行は極めて異例!執行を逃れるための形ばかりの再審請求は認めない!

西川正勝・元死刑囚(61歳)~スナックママ連続殺人事件(警視庁指定119号事件)

 


 
今日、2人の死刑囚の死刑が執行されたという報道があった。

一人は1991年に京都・兵庫・島根で飲食店経営者の女性4人が相次いで殺害された警察庁指定119号事件(スナックママ連続殺人事件)で大阪拘置所に収監されていた西川正勝・元死刑囚(61歳)

1991年(平成3年) 西川正勝は4人の女性を殺害。

松江市のバー経営者の女性(当時55歳)

京都市のスナック経営者の女性(当時55歳)

京都市の別のスナック経営者の女性(当時51歳)

兵庫県姫路市のスナック経営者の女性(当時45歳)

さらに1992年1月に 西川正勝は大阪市で女性落語家(桂あやめさん)の首を絞めて負傷させ、現金を奪う事件を起こしている。

いずれも犯行手口が同じなので(首を絞めて刃物で殺害し現金を奪う) 警察は同一犯の犯行として 広域重要指定119号に指定したもの。

西川正勝は取り調べに対して一連の犯行を全面自供していたものの、公判では全面否認に転じたが、2005年6月の最高裁判決で死刑が確定した。

【西川正勝】桂あやめ殺人未遂事件/スナックママ連続殺人事件(119号事件)

西川正勝元死刑囚に襲われた桂あやめさん「今でも首を絞められる夢を見る」

西川正勝元死刑囚に襲われ、幸いにも負傷ですんだ女性落語家の桂あやめさんは未だに事件の恐ろしい体験が頭を離れず、時々首を絞められる恐ろしい夢を見るという。

桂あやめさんは、今でも西川死刑囚に首を絞められる夢を見る一方、恐怖心から人混みや自宅への訪問者に対して常に用心深くなったという。

「私を殺そうとした瞬間に見せた獣のような目は今も忘れられません。(死刑執行まで)どうしてこれだけ時間がかかったのか。どんな順番で執行されているのかと思います」と話していた。

via:産経ニュース

事件以降ずっと、西川死刑囚が戻ってきてまた襲われるのではないかという恐怖を感じていた。

死刑が執行され、安心感はあるが、それは4人の方が命を奪われたからだと思うと複雑な気持ちだ。

私は健康で仕事ができ、子どもを持った。4人の被害者にもそれぞれに人生の展開があったはず。

それを突然奪われた無念を思うと西川死刑囚を許すことは絶対にできない。

生きている私が『許せない』と言い続ける必要があると思う。

via:毎日新聞

 
 
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住田紘一・元死刑囚(34歳)~岡山元同僚女性バラバラ殺人事件

 


 
もう一人は岡山市で元同僚の女性を殺害して 広島拘置所に収監されていた住田紘一・元死刑囚(34歳)

住田紘一は2011年9月、岡山市北区の倉庫に元同僚の女性を連れ込んで所持金などを奪い、暴行を加えて殺害、遺体を遺棄した。

2013年2月に岡山地裁一審の裁判員裁判で死刑を言い渡され、弁護側が控訴したが、本人自ら控訴を取り下げたために死刑が確定していた。

死刑判決はほとんどが複数人を殺害した場合が多いが、本件での一審判決は「被害者は1人だが、性的被害も伴っており、結果は重大。死刑を選択するほかはない」とされ死刑が言い渡されていた。
 


 
 
被害者女性の父親である加藤裕司さんは 今回の執行についてこう語っていました。

加藤裕司
死刑になってもみさが帰ってくることはない。

特にうれしいとかよかったとかいう感想はなく、執行が早かったなという印象だけです

永山基準(※)に逆らった形で、被害者1人でも死刑判決を受けることができた。

あしき判例で長年被害者家族は苦しんできた。

その悔しさ、むなしさが少しは晴れたと思います。

※永山基準では、被害者が1人の場合に死刑を回避する傾向が強い。

執行を逃れるための形ばかりの再審請求は認めない!

スナックママ連続殺人事件の西川正勝元死刑囚は再審請求中だった。

再審請求中は死刑執行が回避されることが多いため、7割以上の死刑囚が再審請求をするらしい。

ところが今回のように再審請求中でも死刑は執行されるケースもある…個人的には驚いた。

ただ再審請求中の執行は極めて異例だという。

いちばん最近の例では1999年12月に同じように再審請求中の執行があった・・・強盗殺人罪などで死刑が確定した小野照男・元死刑囚(執行時62歳・長崎雨宿り殺人事件)である。

再審請求中の死刑執行は「執行を逃れるための形ばかりの再審請求は認めない」という法務省の強い姿勢の表れとみられている。

執行に関して法務省内では「罪を受け入れた人が執行され、受け入れない人が執行されないのでは不公平感が生まれる」という意見もあったという・・・確かにその通りかもしれないと思う。

再審事由がないと判断されれば、再審請求中でも死刑執行がある

西川正勝元死刑囚は死刑確定からこれまでに再審請求を10回繰り返している。

そしてその再審請求を起こす理由も実質的にほぼ同じだった。

そのため法務省はこれを「再審事由はない」と判断し、執行に踏み切ったとみられている。

死刑囚に「再審請求すれば執行を免れる」という発想があるのなら認められないとする法務省幹部も一部いる。

2017年7月現在、死刑執行されていない収容中の死刑確定者は124人、その中の91人が再審請求している。

確かにこの中に冤罪はいくつかは含まれているだろう。

でも、それ以外のほとんどは 死刑執行を回避するための再審請求であることは否めない事実だと思う。

死刑執行 再審請求中
via:東京新聞

金田勝年法相は今回の死刑執行について 会見でこう述べている。

いずれの事件も、身勝手な理由から被害者の尊い人命を奪うなどした極めて残忍な事案で、それぞれの被害者や遺族の方々にとって、無念このうえない事件だ。

裁判所で十分な審理を経て、最終的に死刑が確定したもので、慎重な検討を加えたうえで、死刑の執行を命令した

さらに、再審請求中の執行についても言及。

一般論として、再審請求の手続き中はすべて死刑の執行命令を発しないとなれば、請求を繰り返すかぎり、永久に刑の執行をなしえないことになり、刑事裁判の実現を期することは不可能となる。

再審請求中であったとしても、当然に棄却されることを予想せざるをえないような場合は、死刑の執行を命ずることもやむをえない。

引用:NHK news web

今回の死刑執行は昨年11月11日以来で、安倍政権下では11度目、合計19人。

金田法相就任後の執行はこれが2度目である。

なぜ死刑執行まで時間がかかる?

刑事訴訟法475条は、
1.死刑の執行は、法務大臣の命令による。
2.前項の命令は、判決確定の日から六箇月以内にこれをしなければならない。但し、上訴権回復若しくは再審の請求、非常上告又は恩赦の出願若しくは申出がされその手続が終了するまでの期間及び共同被告人であつた者に対する判決が確定するまでの期間は、これをその期間に算入しない。
と規定しています。

したがって、6ヶ月以内に死刑施行しないことは、形式的には明らかに刑事訴訟法475条に抵触しています。

もっとも、同条1項が死刑執行を法務大臣の命令によるとした趣旨は、通常の刑罰執行は検察官の指揮によるところ、生命を奪う最大の人権侵害である死刑施行を慎重ならしめることにあります。

下級審裁判例(東京地裁平成10年3月20日判決)の判示ですが、同条2項の6ヶ月以内の規定は、法的拘束力のない訓示規定であって、法務大臣が6ヶ月以内に死刑執行しなかったとしても、違法の問題が生じないと判断されたことがあります。

したがって、同条2項は訓示規定であるため、違反していても具体的な違法の問題は生じないということになります(星野弁護士)

via:アメーバニュース

「再審請求中の死刑囚は死刑執行が中断される」という規定はどこにもない

再審請求中の死刑囚につき死刑執行が中断されるとの規定はどこにもありません。

よって、再審請求中であっても、死刑執行は可能です。

これまでは、再審請求中の死刑囚については、死刑執行を慎重ならしめるために、ある程度順番を後回しにしてきた事情があります。

しかし、再審請求していれば死刑執行されないとの誤ったメッセージを死刑囚に与えかねないこともあり、今回のように実質的には同じ内容の再審請求を繰り返している場合には、再審請求中であっても、死刑執行したものと考えられます(星野弁護士)

via:アメーバニュース

 
 
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