hspの人間関係うまくいかない・人付き合いで空気読み過ぎの対処法
30代女性 基本的に誰かと一緒にいることや人付き合いがとても苦手です。相手が何を考えてどう思っているかを常に気にしてしまうため 人といることでものすごく疲労が溜まります。他人は他人、自分は自分という線引きが苦手で、特に職場の休憩時間は地獄でした。単なる雑談でさえ余計な感情に流されすぎてしまい、職場内の休憩室にはいられず タバコを吸うわけでもないのに喫煙室に入ったり トイレに長時間いたこともあります。
30代女性 その場の雰囲気を瞬時に感じ取って、自分がどう立ち回ればいいのかを常に自動的に考え行動してしまいます。一緒にいる人たちの感情に自分の感情も左右されるので、空気読み過ぎで疲れやすく心が落ち着くときがなかなかありません。いつも頭の中のモーターが回っている感覚で、人が気にしないことにも自分だけ気になってしまいます。
20代女性 仕事柄、定期的に大勢の参加するミーティングに出席する必要があります。いろんなタイプの人がいてみんな良い方なのですが、1人1人の顔色や表情などを敏感に感じ取ってしまうせいで、相手のちょっとした疲れ、不安、緊張などを感じ取ってこちらも疲れてしまいます。家に帰るとすごく疲れてしまい、何もやる気力が起きません。
30代女性 職場に機嫌が悪くなると、あからさまに態度に出す同僚がいます。仕事に支障が出るほどではないし、そのうち元に戻ることなので、他の人は「感じは良くないけど、いつものことだし慣れたよね。」と軽くあしらい、気にしていませんが、私は自分が怒られているかのように感じ、恐くて仕事に集中できなくなります。
hsp対処法!繊細さんの人付き合いで疲れやすい・空気読みすぎ対策
20代女性 相手の口調がいつもと少し違ったり、些細な行動で不機嫌そうなことが伝わったときは、出来るだけ関わらないようにしています。こちらからは極力話しかけないようにして、急用以外の用件は後回しにすることで、とばっちりを受けることを回避できますし、あの時こう返せば良かったのかななど、クヨクヨ考えなくて済むからです。空気が読めれば相手の機嫌が良いときも察知できるかと思うので、相手の機嫌が良いときを見計らって用件を済ませると良いかと思います。
逆にこちらが気をつかい相手の機嫌を取ろうとしてしまうと、自身がマイナスの思考に入ってしまう可能性があるので、相手の感情に左右されないためにも放っておくことも時には大切だと思います。私の場合、視界に入るとどうしても気になって放っておくのが難しいので、パソコンや書類など、さりげなくバリケードを張って見ないようにしています。
20代女性 いくら他人の顔色を伺ったところで、相手の気持ちを正しく読み取れることはない。そして自分が他人を絶対に傷つけないのは不可能。この2つを心に刻んでいます。基本的に他人との関わりで自分に出来る最低限のことだけをやる、それ以上「自分が悩んであげることになんの意味もない」を自覚しながら人間関係を構築するよう、強く考えています。
30代女性 人の感情に左右される自分には気が付いていて、昔はそれがなぜなのかわかりませんでしたが、自分がhspと自覚してから、他の人は他人の感情に鈍感なことを知りました。それからは、怒っている人や「自分の機嫌を自分で取れない人」が近くにいるとわかった時は、その人に意識を向けない練習を始めました。最初は大変でしたが次第に慣れてきて、そうすることで自分のことだけに集中できることがわかり、以前よりも生きやすくなって、疲れる日も減っていきました。
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hspとうまく付き合う方法
まわりからの刺激を弱められるように生活環境を整える…電球の光を少し弱くしたり、やさしい色合いの電球を選んでみることも1つの方法です。また、人混みや騒音の大きい場所を避けるようにしたり、大勢での食事や飲み会などを断ることも自分を守ることにつながります。
疲れきってしまう前に身体を休める…職場で「疲れたな」と感じたら、休憩室や静かな場所で少し目を閉じて休息をとるなどして、外からの刺激を意識的に断つ時間をつくることが大切です。家の中で過ごしているのであれば、電気を消して静かに過ごす時間をつくるのも良いです。
日々の生活習慣を整える…自分の身体のコンディションを整えておくためにも、食事や睡眠には十分に気をつけていきましょう。野菜やフルーツなどを食事に積極的に取り入れる、安定した睡眠時間を確保するなど。
引用元:うららか相談室
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hsp気質を相談できる鑑定師・カウンセラー3選
hsp気質は生まれつきのもの。病気ではありませんので、病院での治療はありません。
そのため「治療」ではなく、hspが引き起こす症状を改善して、自分の気質との付き合い方に折り合いをつけていくことが対処法です。
ただし、まれに精神疾患の初期症状としてhsp的症状が現れていることもあります。
まずはメンタルクリニックを受診して不安障害や睡眠障害が見られる場合は薬物療法をする場合がありますが、それ以外は精神療法(カウンセリング)で行います。
心理カウンセリングでは困っていることを伝え、どうすればもっと生きやすくなるのかを一緒に考えていきます。
hspの特性を理解して、音や光などの刺激をうまく和らげるよう、耳栓やサングラスなどの小道具を活用しながら刺激を緩和する工夫をしていきます。
hspは神経が過敏なことから疲れやすいので「疲れたら休む」ではなく「疲れる前に休む」を心がけるようにすることも大切です。
カウンセリングではカウンセラーとの対話を通して、他人と上手に距離を取る方法や、他人の感情を自分に結びつけやすい思考のくせを見直していきます。
時間がかかりますが「急がば回れ」…心の問題を改善していくのはたやすいことではありませんから、一歩ずつ着実に進んでいくこと、続けていくことが重要です。