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サザナミインコのおもちゃトラブル事例!ぴよちゃんのバードトイ遍歴

サザナミインコの飼い主の寄稿です

私のサザナミインコのぴよちゃんは、クチバシより足を使うのが得意で、粟穂も足でしっかり掴んでムシャムシャ食べていました。

おもちゃの場合も同様で、初めはつついて遊んでいても、最後は足で掴もうとします。

遊びが軽い発情行動に変わることも多く、何にでもまたがってしまうぴよちゃん。

ここでは、そんなサザナミインコの特性(ぴよちゃん限定の特性?)に合わせたおもちゃ選びに苦労したお話や、おもちゃによる事故の対策や発情の対策についてお話しします。

サザナミインコのおもちゃトラブル事例!ぴよちゃんのバードトイ遍歴

サザナミインコのおもちゃ

サザナミインコは「小さなオウム」と言われますが、ぴよちゃんも器用に足を使って粟穂を掴んで食べていました。

そんなぴよちゃんのおもちゃの遊び方も、やっぱり少し変わっていました。

私が吟味して選んだおもちゃでも、ぴよちゃんが初めから遊んでくれたことはほとんどありません。

サザナミインコのおもちゃ

そしてビビリなぴよちゃんには遊んでもらうより先に、もっと大事な取り組みがありました。

それは「おもちゃを避けないでもらうこと」

まずはここから始めなければいけませんでした。

新しく入手したおもちゃは、ぴよちゃんのケージから遠く、かつ放鳥中に行き来をするルートに置きます。

初めの1週間、ぴよちゃんはそれに目も合わせません。

まるでそこには何もないかのように素通りをします。

1週間と書きましたが、もっと長くなる場合もあります。

そして忘れた頃に、ぴよちゃんは何気なくおもちゃに近寄り、2~3回軽くつついてみるのです。

大抵の場合、おもちゃへのファーストコンタクトはこれで終了となります。

サザナミインコのおもちゃ

その後も「たまにちょっとだけつつく」日が続き…

ある日、突然スイッチが入ったように、ぴよちゃんはおもちゃを「攻撃」し始めます。

何度か激しくつついた後、ぴよちゃんはおもちゃを足で掴み…またがります。

これって発情行為だよね!?それに楽しそうに見えない…

ぴよちゃんがあまり遊ばないので部屋でスタンバっているおもちゃ もたくさんありました。

かじる系のおもちゃ
ゴーゴーペンギン=下に車輪がついている鳥型のおもちゃ、つつくと戻ってきたり奥に行ったりで追いかけるのが楽しいおもちゃ(らしい)
くるくる回る小さい鏡のついた吊り下げタイプのおもちゃ

サザナミインコの足が思わぬ所に挟まって却下されたバードトイも…

サザナミインコのおもちゃ

ゴーゴーペンギンと遊ぶセキセイインコ

ぴよちゃんからはほとんど見向きされない「ゴーゴーペンギン」でしたが、このおもちゃはぴよちゃんの目の前でわざと動かすと、たまに遊んでくれることがある、ある意味貴重な?おもちゃでした。

ところがある日、いつものように「ゴーゴーペンギン」をつついてるうちに興奮してまたがってしまったぴよちゃんが、どういうわけか急に暴れ出したのです。

慌ててぴよちゃんの様子を見ると、なんと車輪をガッツリ掴んだ足の指が抜けなくなっているではありませんか!

幸いこの時はすぐに足の指が外れたのでケガもありませんでしたが、その後はおもちゃにまたがりそうになる前にぴよちゃんの気を逸らすなど、必ず間近で見ているように注意を払いました。

サザナミインコのおもちゃ

この他にもケージに吊るしていた鈴がついたおもちゃを、足で強く掴んで引っかかってしまったこともあります。

こうしてぴよちゃんのお眼鏡にかなった数少ないおもちゃでも、ぴよちゃんが正しい遊び方をしなかったり、軽いトラブルが発生したせいで、残念ながらどんどん退場になっていったのでした。

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メデューサボールで発情誘発!ケージから退場になった大好きなおもちゃ

サザナミインコのおもちゃ
そんなぴよちゃんが大好きだったおもちゃがあります。

その名も「スパゲッティボール」というおもちゃで、カラフルな太いゴム製の輪が組み合ってボールになっているものでした。

これは現在は「メデューサボール」と呼ばれているようですが、ゴム製で適度な弾力と隙間があり、足の指が深く入ってもすぐ抜ける素晴らしいおもちゃでした。

ぴよちゃんのケージの中に入れておけるおもちゃがとても少なかったこともあり、私はこの「スパゲッティボウル」をいくつか買い、ケージの中と外に置いていました。

サザナミインコのおもちゃ
しかし、安全面では完璧だったはずの「スパゲッティボール」にもある問題がありました。

ケージの中で、ぴよちゃんが四六時中このおもちゃにまたがって、発情行為をするようになってしまったのです。

ぴよちゃんの大のお気に入りおもちゃを取り上げてもよいものか!?

どうするかを悩みましたが、このままにしておいたら発情行為がエスカレートすることは確実だと思えたので、ケージ内の「スパゲッティボール」のみ退場させることにしました。

ちなみに、ぴよちゃんがケージで使っていた設置型のおもちゃのほとんどは「JW Pet Campany」というブランドの製品でした。

このブランドの製品で挟まったことは一度もなく、ぴよちゃんが初めから怖がらなかった唯一のブランドでもありました。

サザナミインコの発情と事故防止を考慮したバードトイ選びに悩んで

サザナミインコのおもちゃ

ぴよちゃんは、サザナミインコの特性である「ものを掴む」インコです。

そのため、他のインコでは安全おもちゃも、ぴよちゃんにとっては「危険なおもちゃ」になってしまうことが多かったのです。

サザナミインコのおもちゃ

お迎えしてしばらくたった頃、ぴよちゃんのカルシウム値が低いことが分かったので、カルトボーンをケージに取り付けたことがあります。

ぴよちゃんは、そのカルトボーンとケージの重なったところ(すごく細く小さい接点)に足の指を入れてしまい大騒ぎしたのです。

その後、カルトボーンが退場となったことは言うまでもありません。

愛鳥のお気に入りのおもちゃを撤去することは、飼い主にとっても心が痛むことではありますが、外出時に事故が起きてしまったら…という恐怖に勝るものはなく。

そしてそれを知っていながら放置した結果が悲しいものになってしまったら…と考えただけで、その後悔の大きさは計り知れません。

それだけに事故対策は自分でもかなり神経をつかっていたと思いますし、はたから見れば過保護と映っていたとも思います。

サザナミインコのおもちゃ

おもちゃが引き起こす発情対策についてはぴよちゃんの状態が通年、安定していたこともあり、少し緩めに対策していました。

お迎えして1~2年の頃は、換羽期と発情期が重なり、少し元気がない時期もありましたが、成長するにつれ、そういったこともなくなりました。

他のサザナミインコがそうなのかは分からないのですが、実はぴよちゃんは毎日発情行為をしていて、一年中、頭にはツンツンした「筆毛」が生えていました。

換羽期もありましたが、フワフワした小さな羽がたくさん落ちている時期が少しある程度で、ものすごく痒がって羽繕いをする姿も見られませんでした。

言い訳のようになりますが、日々、ぴよちゃんの様子は見ていましたので、前述のように「これ以上はダメ!」と判断すれば対策を講じるつもりでいたこともあり、発情対策については 私は優等生の飼い主とは言えなかったかもしれません。




インコのおもちゃは楽しむと同時に危険なもの…と心得て慎重に選ぼう

サザナミインコのおもちゃ

幸いにもぴよちゃんは大きな事故に遭うこともなく、14年という長い期間を元気に過ごしました。

とはいえ、やはり過去に「ヒヤリ」とした経験は何回もありました。

その度に私は大事にならなかったことに安堵し、これは単に運がよかっただけなのだと肝に銘じました。

そして、私なりにですが、「ヒヤリ」の対策は必ずすぐに講じていました。

愛鳥が毎日を楽しく過ごすために、おもちゃ選びはとても大切です。

毎日おもちゃで遊んでいる様子をよく観察して危険がないか確認することも、外出時に事故が起きた場合には自分が対応できない事実を認識することも、同じように大切なことです。

飼い主の皆さんには、その時々の様々な「最悪のケース」を想定して欲しいと思います。

ケージのレイアウトやおもちゃの配置についてあれこれ考えることは、きっと飼い主さんにとっても、やりがいのある楽しい時間になることと思います。

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