ペットが病気になって動物病院を受診する頻度は意外に多いもの。それはインコも例外ではなく…
最近はセキセイインコでも15年、オカメインコで20~30年もがんばって飼い主さんを癒してくれている子が多いです。
鳥の食餌の品質や医療技術の向上で長生きするインコが多くなり、それはとても喜ばしいことですが、それに伴って医療費もかなりかかることが想定されます。
小型種のインコの場合生体代を大きく上回る治療費が発生する事は当たり前。
当時は笑って読んでたけど、今なら分かる。
目の前のこのコを救いたい…ただそれだけ。ちょっと前までこの心境。
【ゴールド文鳥かい?】😅 pic.twitter.com/YQGT7oNA8c— まるこ (@maru_pipo) August 3, 2018
ペット保険のインコの加入年齢は?長生きインコの病院代用意してる?
あっ…、今週だけで鳥の病院代5万行く…。
人間みたいに高額医療費補助あったら良いのにな〜。
今行ってるとこは他の病院の2,5倍高いけど、ちゃんと診てくれてるから良い感じ。
メガバクとカンジダでこれから毎日通院です。 pic.twitter.com/weTBBWeEvZ
— うすあげ (@niwatori_totto) December 12, 2019
2022年12月に執筆した記事です
インコ・オウムの医療費は全額実費負担。人間のように高額療養費制度がありませんから大変です。
ただでさえ鳥をきちんと診られる動物病院は少ないのに「鳥専門」となると…(汗)
ペット保険にはどんな種類の鳥が入れるの?
保険スクエアbang! の保険料試算のページでは ペット保険の【ペットの種類】で【その他】→【鳥類】を選ぶと、ドロップダウンでこのように フクロウなどの猛禽類からジュウシマツ、カナリア、文鳥、ヨウム、オウム…と幅広い鳥種が出てきます。
保険スクエアbang!がご案内するペット保険で鳥も加入できるのは「アニコム損保」と「プリズムコール」の2社です。
加入できる鳥種について、アニコム損保のパンフレット(2022年4月改訂版)によると「鳥」とひとくくりにしてありますが、プリズムコールのパンフレット(2022年2月版)によると鳥の種類によって加入・更新可能年齢が違います。
具体的な内容を知りたい方は最新版のパンフレットをこちらのページから無料で取り寄せてみてください。
鳥のペット保険の加入年齢は?ペットの生年月日がわからないと加入できない?
年齢選択のドロップダウンには「8歳」までしかないのですが、これは保険料試算時の年齢であり、加入年齢ではありません。
アニコム損保は「鳥」が申し込める年齢は3歳11か月までとなっていますが(継続は終身OK) プリズムコールでの加入年齢はもっと上まで対応しています。
プリズムコールでは申し込める年齢は鳥種によって異なります。ちなみにプリズムコールは生後30日から加入できます。
文鳥・サイチョウ・カナリア・インコ…満9歳未満
オウム・ヨウム…満20歳未満
「インコ」ではなくてオウムの仲間であるオカメインコは満20歳未満まで新規加入できます(プリズムコールのカスタマーセンターに問い合わせ済み)
動物の正確な生年月日が分からなくてもペット保険の加入は可能で、動物病院で推定年齢を出してもらえばOKということで、ペット保険と動物病院に届け出ている生年月日で統一することになります(2022年12月時点)
インコ・オウムの病院代はおいくら?鳥の治療費は5ケタ・6ケタが当たり前!?
ペットが病気になるとペット自身は肉体的な、そして飼い主は精神的な苦痛を伴いますが、その治療費が100%負担だと飼い主のフトコロ事情にもなかなか厳しいものがあります。
鳥用積み立て貯金をすることも「備えあれば憂いなし」ですが、場合によっては「え!?」と絶句してしまうほどの高額医療費が必要になり、積み立てくらいでは賄いきれないケースも多々あります。
ペットショップで誰かお迎えした時、誓約書的な紙書くじゃないですか?
あそこにしれっと遺伝の病気とメガバクテリアは対象外って書いてあったりするんですよね。
それほど鳥界隈に病気は蔓延しています。
鳥さんお迎えする時は絶対にお迎え健診に行って、遺伝子検査もしてもらってください。— はむつぐ (@sengokuhamu) September 5, 2022
あの子が病気していた5年間にかかった治療費は、入院費用をいれて、7桁。ちっちゃいインコでも、場合によっては何万も、何十万も治療費がかかってしまうことがあることは、理解してほしいです。
— はせくら まきと (@makqui) September 5, 2013
お向かいの奥さんが来て、お孫さんが骨折をさせたインコの治療費10万円を出すべきか、それとも命に別条がないのでこのままにするか相談されたが、こういうのって人それぞれだからな。「元気で鳥籠に登ってるから大丈夫だとおもうんだけど(ごにょごにょ…)」って言葉を濁しておいたけど。
— hiromi☆ (@f_roze_x) June 1, 2015
この一年のインコちゃん経費
病院代(5羽分健診代含む)がなかなかすごい。
私は病院代が飼い主の自己満足になっていないかそらちゃんの本音を聞けたらいいなといつも思ってる
私はお金のない人はペットを飼ってはいけないというのは反対。大事なのは愛情。(もちろん飢えさせるのは論外) pic.twitter.com/LZITA0478w— S_Berry (@sa_bb_berry) December 26, 2021

1歳のインコがペット保険に加入したら掛け金は?いくらかかるのか試算してみたら…
セキセイインコ1羽の病院代でさえこれだけかかること 実は普通にあるあるです。
980円のセールで買ったインコ氏の病院代が今回10万超えたけど、齢120歳の死にかけてた爺ちゃんが、元気になって今日ものんびり生きてくれているのが嬉しい。
本当、お金はただのツールだと思い知らされるよ。 pic.twitter.com/jNR2Io6Zyk— Chisato. (@cohenchisato) July 29, 2019
今どきの飼い鳥は長生きです。犬も猫も小動物ももちろん同様に。
我が家生まれのジュウシマツはもうすぐ9歳で よぼよぼ感はあるものの元気ですし、息子の夏休みの自由研究で誕生した白ヒメウズラ(オス)は現在8歳5か月ですが、まだまだ現役で時々雄たけびを上げています(笑)
セキセイインコだって大切に飼ってる人が多いから13~15年生きる子が珍しくないですよね。オカメインコだって、普通に20年くらい生きますよ。
今どきのペットは優れたフードや医療技術の進歩のおかげで本当に長生きです。だから鳥にもペット保険が登場して、加入者が増えているんでしょう。
長生きは喜ばしいことですが、先立つものもそれだけ必要…という避けては通れないシビアな現実もあります。
…という気がしないでもありません(個人的見解です。自分自身があまり保険を活用できていないので・汗)
アニコム損害保険(どうぶつ健保)と SBIプリズム少額短期保険(プリズムコール®)のネットで調べた試算がこちらです
インコ(1歳)がアニコム損害保険(どうぶつ健保)に加入する場合(2022年12月時点)
ここには契約内容の一部しか提示されていないので、詳細を知りたい方は資料請求してみてください(無料でもらえます)
インコ(1歳)がSBIプリズム少額短期保険(プリズムコール®)に加入する場合(2022年12月時点)
ここには契約内容の一部しか提示されていないので、詳細を知りたい方は資料請求してみてください(無料でもらえます)
ペットの治療費が高額すぎて払えないかも!?の状況をペット保険に助けられた体験談
ここからは実際にペット保険に加入していて通院時に「ペット保険に助けられた!」と感じた人の体験談を紹介します。
残念ながら現時点ではインコ・オウムのエピソードが入手できずに犬猫の事例となりますが、ペット保険を検討している方には参考になります。
2022年の時点では 鳥を動物病院に連れて行ってきちんと治療を受けさせる人は少数派ですし(鳥を診られる獣医が少ないこともあり)ペット保険に加入することは 犬猫と比べてまったく浸透していませんが…
それでも日本でもアニマルライツ(動物の権利)や動物福祉(アニマルウェルフェア)の意識や取り組みは年々向上していますので、ペットバードに対する意識も少しずつ変わってくるはずです。
愛犬の治療費に「50万円なんて払えないかも!?」が頭をよぎった体験談
「犬を病院へ連れていかない」が私の両親の方針でした。
子どもの私は「そんなものなのか」と思いましたが、2頭の犬は7歳…犬としては短い寿命で亡くなっていました。動物病院に連れて行かないので死因も分かりません。
そういうやり方に対して疑問を持ってた私は 自分の愛犬(ウェルシュコーギ・オス)には、
…と決めていました。
愛犬には長生きしてほしい!という切実な思い。それが私がペット保険に加入した理由です。
愛犬が生後10か月のある日、ドッグランでボールを誤飲をしてしまうアクシデントが起こりました。
あわてて病院に駆け込み、獣医から治療方針と治療費についての説明を受けたのですが
愛犬の命が第一には違いありませんが、50万円という数字にはビックリして
…という考えが頭をよぎりました。
「若いうちは保険を使うことはないだろうな」…と思いつつ お守り代わりに入ったペット保険でしたが、まさか1歳未満で使うなんて夢にも思っていませんでした。
その後、無事ボールは内視鏡でとることが出来て一安心し、施術費用は10万円で済みましたが、治療費を70%補償してもらえるペット保険を選んでいたので、実質的な負担は3万円ほど。本当に助かりました。
その後はこういう事故はほとんどなくなりましたが、耳がかゆくなったり足がただれたりと、1才でも何かと病院に通うタイミングは多くあって そのたびに「ペット保険に入っておいてよかった」を実感しています。
ペット保険対応病院で窓口清算できるから簡単!頻繁な通院でもコスパ最高
愛犬(シーズー・オス)を他県からお迎えすることになり、その時にペットショップから
…との説明を受けました。
犬も人間同様に病気にかかりますし、飼い主に体調不良を伝えることができませんから 異変があれば動物病院受診は必須ですが、その費用負担を考えたときに「ペット保険に加入していれば支払う金額が大きく変わる」と考え
…と思ったことが加入の決め手となりました。
ある日、朝起きると愛犬が片目を閉じており、よく見ると目から出血した様子と充血が見られたのです。
動物病院を受診をしたところ獣医から
…と言われ、点眼液と抗生剤を処方してもらい、治療費用は1回1000円程度でしたが4回の通院が必要でした。
その後、愛犬は腰を痛めるトラブルで動物病院を受診したこともありました。
ある日 急に動きが非常に鈍くなり、大好きな散歩も行きたがらなくなり 足がプルプルと震えて 明らかにいつもと違う様子。
…と獣医から説明され、その時には痛み止めの薬や治療薬を処方してもらい、1週間に1回の受診で3ヶ月ほど通院が続きました。
かかりつけの動物病院が 愛犬が加入しているペット保険と提携している「保険対応病院」だったため、治療費は窓口清算で済み、人間の医療保険のように後から保険会社に請求する必要はなく簡単でした。
ペット保険に加入していたおかげで、だいぶ節約ができました。
うちの愛犬はまだ3歳なのでこの程度で済んでいますが、これから歳をとっていくにつれて 病気だけでなく怪我や大きな手術の必要が出てくることもあるでしょう。
今の時代は人間と同様に ペット保険の加入は必須だと感じています。
備えあれば憂いなし、です。
猫の腎臓病治療で30万円!ペット保険で実費負担が半額未満になった体験談
私のペットはマンチカンのメスでした。
ペットにも保険があるというのは 恥ずかしながら実際に猫を飼うまでは知りませんでした。
私にとってはこの子が初めてのペットだったため、健康に長生きして欲しい!思いから ペット保険の加入を決めました。
もし急な病気になったりけがをした時、動物病院の診療には多大な費用がかかることを周囲から聞いていましたので、
…と思ったこともペット保険加入の決め手でした。
愛猫を飼い始めて2ヶ月経ったある日、じゅくじゅくの目やにが出るようになって結膜炎で治療することになりましたが、この時にはまだペット保険に加入していなかったので、治療費は毎回4000円〜5000円ほどかかりました。
1週間に1度の通院で、毎回点眼薬と飲み薬を処方され、治療を続けて半月すぎた頃に結膜炎は回復しました。
その後の経過は良かったのですが、2~3ヶ月に1度くらいのペースで結膜炎が再発するようになりました。
再発で動物病院を受診し始めるころにはペット保険に加入していたため、診療費の70%負担してもらえるようになり、実際に窓口で支払う医療費は1500円程度になりました。
お財布に優しいことがうれしかったです。
1歳5ヶ月頃のある日、愛猫が大好きだったちゅーるを食べることも拒否して 部屋の隅っこで丸まってしまいました。
すぐに病院に連れて行ったところ
…と言われて そのまま入院・手術となりました。
夜間ではなく日中に動物病院を受診したのですが、手術費23万円と2週間分の入院費7万円ほどの医療費がかかることを知りました。
私は絶句しました。確かにペットの医療費は高いとは聞いていましたが、こんなにかかるなんて予想もしていなかったのです。
しかしペット保険に入っていたおかげで、手術費は10万円負担、入院費についても一日の負担額上限まで使用できたのでした。
その後の経過通院では毎回点滴と投薬治療を繰り返すこととなり、毎回の通院では1万円〜2万円の費用が掛かっていたところ、70%補償プランだったので3割負担で治療を受けることができました。
うちの場合はトータルでは50万円は下らない金額が手術と治療費でかかっていましたが、ペット保険のおかげで自己負担額がかなり少なく済んだことに、本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。
そんな闘病生活を頑張ってくれた愛猫は2022年1月に4歳で亡くなりましたが、ペット保険の解約の電話の際にも事情をお話ししたところ、保険会社からは真摯な対応をしていただきました。
自分の経験から、もしもの備えのためのペット保険加入はおすすめできます。
動物の治療は概して高額になりますので、転ばぬ先の杖としてペット保険の加入は絶対必要だと思います。
お金の話をします。家はペット保険に入ってないので全て実費
①病気当初、血液検査、レントゲン、バリウム、セカンドピニオン、¥70,000円程度。
②通院一回につき、
再診、検査料、処置料、薬代合わせて
¥9,000円❌3回=¥27,000/月
③酸素装置¥16,500円/月いざという時に備えて早めにインコ貯金を
— cocoro(#ウロコインコ) (@cocoro_cocoro1) January 15, 2020
2週間重度の肺炎で入院させてもらってかかった金額でつ
社畜やってた甲斐があったというものです。おうちに帰ってきてくれてよかった。
そしてやっぱり、ペット保険に入ろうね。#インコ pic.twitter.com/BY5qUPdqbM— ひとみちやん (@htume_taro) March 30, 2021
ここまで目を通してくださった読者さんは 愛鳥が病気になった時にきちんと鳥を診察できる動物病院で治療を受けさせる「飼い主の鑑」でしょう。そもそも「鳥を病院に連れて行くの~!?」なんて言ってる人がペット保険を気にするはずがないので。
ペットの治療費が気になっている方は、保険に加入しなくても、今後の参考のためにその概要や補償内容についてザックリ知っておくといいですよ。
ネットでも調べられますが、紙のパンフレットの方がわかりやすく読みやすい仕様になっていると思います。

子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人です。
ここには鳥ブログあるあるな「うちの子自慢」や「かわいいでしょ♪アピール」はありません。鳥の飼育本を丸写ししただけの机上の空論解説や、繁殖した雛の販売目的の宣伝PRもありません。鳥と飼い主のQOL向上(健康に楽しく)が目的のコンパニオンバードブログです。
フィンチとインコでは飼育に異なる点がありますが 小型~中型インコには共通項が多いことから、オカメインコだけに限らず中型までのインコ・オウム飼育に役立つ内容を更新していきます。