大阪個室ビデオ店放火殺人事件 (小川和弘死刑囚)

大阪個室ビデオ店放火殺人事件 小川和弘

2008年10月1日午前3時頃、大阪市浪速区の雑居ビル1階の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」から出火し、約37平方メートルが燃え、約1時間40分後に鎮火した。

試写室キャッツなんば店には32の個室があり、出火当時は26人の客と3人の店員がいた。

このうち16人が一酸化炭素中毒で死亡し、上層階の住民らを含む10人が重軽傷を負った。
 
 
大阪個室ビデオ店放火殺人事件 小川和弘

via:事件現場(大島てる)

当初 この火災はタバコによる失火と見られていた。

ところが小川和弘が現場に駆けつけた警察官に「火を付けた。客が死ぬかもしれないのはわかっていた」などと自供したため、10月1日午後、火元の個室を使用してた小川和弘(当時46歳・無職・東大阪市)が 殺人・殺人未遂・現住建造物等放火の容疑で逮捕された。

取調べで小川和弘は、知人に連れられて10月1日午前1時半頃にキャッツなんば店に来店したが、

小川和弘
生きていくのが嫌になり、ライターで店内のティッシュペーパーに火をつけ、持ってきたキャリーバッグの荷物に燃え移らせた。

・・・と供述している。

これが火元となり、ソファーに燃え移って大惨事になったと見られている。
  
  
事件のあった店では、個室エリアへの出入り口は1箇所しかなく、火元から奥の部屋に被害者が集中していた。

また、店員による消火活動や避難誘導なども行われなかったという。

大阪府警は、事件当事者の店舗やビル管理会社に対して業務上過失致傷罪を適用する検討をしたが、「誘導等や火災報知機に不備がなかったとしても、放火による被害状況は変わらない」として立件は見送られた。
 
 


 
2008年10月22日、大阪地検は小川和弘を殺人・殺人未遂・現住建造物等放火の罪で起訴した。

一人の人間が1日で犯した殺人による死者16人…これは事件当時は 1948年の帝銀事件の死者12人を超えて戦後最多だった(2016年の相模原障害者施設殺傷事件の19人殺傷が起こるまで)

公判で小川和弘は「火はつけていない」と無罪を主張したが、2009年12月2日、大阪地裁は求刑通り、小川和弘に死刑判決を言い渡した。

控訴・上告を経て、2014年3月6日に小川和弘の死刑が確定した。
 
 
小川和弘は1993年に離婚し、大手電機メーカーの下請工場も退職し、退職金はギャンブルなどで使い果たしていた。

事件当時は無職で定職もなく、消費者金融に多額の借金があり、自暴自棄になって犯行に及んでいた。

逮捕時は肌着とトランクス姿で、所持金もなかったという。

2017年8月現在55歳の小川和弘氏死刑囚は大阪拘置所に収監されている。
 
 
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