オカメインコの年齢早見表!人間年齢で何歳?寿命とギネス記録は?

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オカメインコの年齢早見表!人間年齢で何歳?寿命とギネス記録は?

片福面鸚哥(おかめいんこ)はオウムであって「インコ」ではないですが、インコの仲間として分類された場合は「中型インコ」に属しています。

オカメインコは最小サイズのオウムですが、中型~大型のインコ・オウムは50年以上生きるのがザラです。

コンゴウインコなどの超大型種になると100年近く生きるものもいます。

もちろんこれだけのご長寿は「飼育下」ならではのことで、厳しい野生下では25年生きることは少ない…と言われていますが、それでもやはりインコ・オウムの仲間はほとんどがご長寿です。

その分飼い主さんも元気に長生きしなければいけません!

オカメインコの年齢換算の考え方

オカメインコを人間の年齢に換算するとどのくらいなのか?

オカメインコの年齢換算ははっきりしていませんが、人間は鳥の大きさや寿命から換算して「人間の年齢だと○○歳くらいに相当するだろう」…という見方をします。

オカメインコくらいの中型サイズのインコ・オウムで換算してみると、オカメインコの20歳は人間の90~100歳に相当すると思われます。

中型インコ・オウムといっても種によってだいぶ異なりますから、これは一つのめやすとして考えてください。

 

オカメインコの人間年齢早見表
  • オカメ誕生~3か月⇒新生児~未就学児
  • オカメ3か月~半年⇒人間の小学生
  • オカメ1歳⇒人間の18~20歳
  • オカメ2~3歳⇒人間の25歳前後
  • オカメ4~5歳⇒人間の30歳前後
  • オカメ6~9歳⇒人間の35~45歳前後
  • オカメ10歳⇒人間の50歳前後
  • オカメ12~13歳⇒人間の60歳前後
  • オカメ14~15歳⇒人間の70~75歳前後
  • オカメ16~18歳⇒人間の80~85歳前後
僕が飼い主の年齢を超えるのはいつなのかな?

オカメインコが生後1年くらいで人間の18~20歳程度。

オカメインコのメスは早い子で8~10か月で初産卵しますから、生殖年齢的にもまんざら外れていないと考えられます。

産卵といえば、オカメインコは10歳すぎても産卵する子がいますが、それって人間の50歳前後?に相当すると思われます。

オカメインコは10歳ころからシニア(老齢期)

オカメインコは10歳頃からシニア(老鳥期)と言われていますが、卵産むほど元気で若い(?)なら「シニアなんて言うな!」と怒られそうですが^^

人間だって50代でシニアなんて言われたら怒られますけどw

そんな風に年齢を見ていくと、個体差も大きいことがわかるので、一概に「人間の○○歳」と当てはめるのは なかなか難しいものがあるでしょう。

年齢は年月だけで決められるものでもないですしね。

オカメインコのギネス記録は32歳!もうすぐ塗り替えられるかも!?

オカメインコは弱い!とのイメージを持つ人が多いですが、飼育に気を遣わなければいけない時期は育雛期や1歳半くらいまでの間で、一般的に思われているほどオカメインコは弱い鳥ではありません。

オカメインコの平均寿命は以前は15歳前後と言われていましたが、昨今はおおむね20年前後といわれます。

オカメインコの寿命最長ギネス記録は32歳!1983年生まれのアメリカ育ち

画像はイメージです
オカメインコの最高齢のギネス記録は32歳で、名前はサンシャイン。飼い主はニューメキシコ州在住のアメリカ人で、サンシャインは1983年にコロラドでお迎えされたオカメインコです。

現存する最高齢のオカメインコは、アメリカ・ニューヨーク州で1992年3月13日に生まれたフランキー(31歳)です。近い将来、ギネス記録が塗り替えられる可能性があります。

The oldest cockatiel living is Frankie (USA, b. 13 March 1992) who is 31 years old, as verified in South Salem, New York, USA, on 13 March 2023.

Frankie’s owner, Carol Gamez-Citron, mentions that Frankie is a very content bird that has a great appetite. Carol believes his healthy diet and great veterinary care are the reasons for his longevity.
引用元:GUINESS

現存する最高齢のオカメインコはフランキー(米国、1992年3月13日生まれ)で、2023年3月13日に米国ニューヨーク州サウスセーラムで確認された31歳である。

フランキーの飼い主、キャロル・ガメス=シトロンは、フランキーは非常に満足感があり、食欲も旺盛な鳥であると述べています。キャロルは、健康的な食事と手厚い獣医師のケアが長寿の理由だと信じています。

日本にはギネス非公式の38歳のオカメインコがいた!

ギネスに載らない非公式の情報では、日本にも数羽、30歳越えのご長寿オカメがいます。

もしかしたら国内で暮らしていたこの子たちが  最高長寿記録の可能性もありますね。

オカメインコの寿命が25年はザラ!珍しいことではない

2つ目の動画のタロウちゃんは2016年2月にお星さまになりましたが、38歳の大往生はあっぱれ!!!

これらのご長寿オカメたち、どちらもノーマルグレイまたはノーマルパールの男の子です。

生まれ持っての体質や気質も関係しますが、飼い主が正しい知識を持ってお世話をしていけば、オカメインコはこんなにも長生きする家族だという証です。

オカメインコの色変わり…ルチノー・アルビノ・パイドの寿命は短い?

これはフライトケージで運動させているときのうちの子たち

真ん中にいる真っ白なオカメインコはアルビノではなく、ルチノーです(ホワイトフェイスルチノー)

オカメインコには「ルチノー」や「シナモン」「パイド」などの色変わりがありますが、オカメインコは生物学的には1種しかありません。

オカメインコは「中型インコ」に分類されることがありますが、体長30~35センチ、翼開帳40センチ以上、体重80~120グラムほどの「オウム」であって「インコ」ではありません。

新しい色柄の品種を固定したばかりの色変わり種はどうしても虚弱傾向がありますが、オカメインコには最近生まれたばかりの色変わりはいません。

色変わりが登場し始めたのは、パイドが1940年代、ルチノーが1950年代、パールの初発見が1967年。

品種固定されてからいちばん日が浅いパールでも半世紀以上の年月が経過していますので、色変わりだからといって虚弱ということはありません。

うちのオカメインコでも、特にパールはノーマルと同じくらい強健で賢い子が多いですし、ルチノーにも20歳超えても元気に過ごしている子がかなりいます。

色変わりだから弱いとは限りません。インコの寿命はお世話の仕方・育て方次第で大きく変わるものです。

オカメインコの寿命を1.5倍伸ばすお迎えのしかたとお世話 4つのポイント

鳥類の餌の改良・進化・多様化と医療技術の進歩により、最近のオカメインコは20年以上生きるのはザラであり、25年~30年強もの長きに渡り、元気に過ごしている子もたくさんいます。

肉体の健康だけでなく精神の健康や安定によって寿命が変わってくるのはインコもヒトもまったく同じ。長生きする手乗りオカメインコには3つの共通点があります。

雛が健康で虚弱体質ではない(体質)
温度管理と寒暖の差への配慮が万全(環境)
鳥と飼い主の適切な距離感が保たれている(メンタル)

【体質】健康かつ虚弱体質でない雛をお迎えするために入手先を厳選する

生き物には個体差があり、病気がちだったり 生まれつき虚弱体質な子が一定数存在します。長生きしてもらうにはまず健康なオカメインコの雛をお迎えするのがいちばん重要です。

健康な雛を入手するためには、入手先が適切な環境で雛を飼育していることが条件です。ペットショップから雛を入手する際は以下の2点を確認しましょう。

清潔な飼育環境のショップであること
飼育経験が豊富なスタッフがいるショップであること

清潔な飼育環境のショップからお迎えする

いちばん大切なことは飼育環境を清潔にしていることです。

本来 草食動物の体臭は軽いので、におうのなら店の管理が良くないわけです。排泄物や餌が長時間放置されているとにおいの原因になります。

清掃が徹底している店はにおいがほとんどありませんから、店内の匂いがきつかったり、成鳥のケージの掃除が行き届かない店から生体をお迎えするのは止めたほうがいいです。

飼育経験豊富なスタッフがいるところからお迎えする

ペットショップ店員の飼育に対する知識や経験値もポイントです。

雛を入手する上で疑問に思うことは店員さんにどんどん聞いてみましょう。オカメインコを担当している店員なら飼育者ならではの視点でいろいろ教えてくれます。

特に飼育用品の使い勝手や餌の良し悪しを聞いてみると、ネットや飼育本に載っていない有益な情報を教えてくれることがあります。

アルバイト店員が多く、飼育知識が乏しい店からのお迎えは、本当は止めておくのが賢明です。

 【環境】オカメインコ雛の保温と温度管理…もっとも危うい時期を脱する必須条件

健康なオカメインコ雛をお迎えしても、飼い主の飼育環境が良くないと雛が衰弱します。少なくとも初めての冬を乗り越えるまでは温度・湿度に気を遣う必要があります。

オカメインコの雛から幼鳥の適正温度は27〜30度ですが、室内の温度は、戸建てやマンション、階数などの条件により異なりますし、同じ自宅でも北向きの部屋、南向きの部屋では室温にだいぶ違いがでます。

床にケージやケースを直置きしたり、何かの台に乗せる場合でも変わります。

少しの条件の違いでも飼育環境の室温は違ってくるので、ケージやケースの近くに温度計を設置することはもちろん、その場所の寒暖の差がどのくらいあるのかチェックすることも重要です。

【メンタル】オカメインコを甘えさせすぎない+節度を持った付き合いを心がける

飼い主とインコの適切な距離感を意識して育てることも大切なポイントです。

好きな飼い主以外の家族や他のペットにもやきもちも焼きますし、オカメインコは特に甘えん坊なところがあります。

インコの気持ちや状況によって鳴き声を変える賢さも持ちあわせていますから、適切な距離感を心がけて、あえて「甘えさせすぎない」意識も必要です。

健康なオカメインコは20年以上生きるのが普通ですが、その間、飼い主である人間側には様々な環境の変化が予想されますし、時に思いがけないことも起こります。

飼育を始めた当初はいつも飼い主の傍にいられたのに、数年後には事情がガラリと変わり、ほとんど相手をしてあげられない…なんてこともあり得ます。

しかしインコは人間の事情を理解できません。

意味が分からないままショックを受けたりストレスにさらされていると、毛引きや自咬といった問題行動を起こしたり、人間でいうところの「愛着障害」のような症状が出てきます。

精神のバランスを崩したことから病気になって、あっけなく亡くなることもあります。

オカメインコとの付き合いでもっとも大切なのは、

節度のある距離感を維持して、いつも変わらぬ態度でインコに接すること

ちなみに「節度」とは成鳥になったインコを一介の「大人」として扱うことです。

日本の法律ではペットはモノ扱いですが、鳥たちをモノや小さな子供のように自分の所有物として見下して付き合うのは間違い。

長く続くオカメインコライフで最も重要なことは これに尽きます。

【メンタル】つかず離れずの適切な距離感がオカメインコの精神の安定につながる

現代人は忙しいので定期的に放鳥してあげられないこともありますが、飼い主が無理をしない範囲でオカメインコのためにできることを続けていくことが大切です。

適切な距離をキープしてつかず離れずの関係を保つのが、オカメインコの精神の安定につながります。

それぞれに事情がありますが、インコの気持ちが安定する環境を整えることが、オカメインコの長生きにとって必要なことです。

オカメインコはとても賢く感情豊かな鳥。その体調の変化やインコの気持ちを飼い主さんが注意深く観察しながら「察する」努力をしてください。

 

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