オカメインコがオカメパニックの怪我や爪切りで出血したときの対処法
オカメインコの爪切りの頻度を気にされる方が多いですが、爪は伸びたときに切る…という認識でいいと思います。
通常は爪がそんなに急激に伸びることはないですし(病的に伸びるようなら病気の可能性もあるので すぐ病院を受診したほうがいいです)
普通は自分で噛んだり、止まり木が自然木であれば、自然に擦れて研がれたりするものです。
我が家のオカメインコのご長寿チームの中には 今まで一度も爪切りをしたことがない子がいるんですよ。
爪が伸びづらい体質なのか、あるいは自分で全部処理しているから 切る必要に迫られるほど伸びていることがないのだと思います。
一見してあまり爪が伸びていないように見えても、放鳥している時に飼い主の衣類に爪が引っかかったり、歩くときにちょっと不便さが気になるなら ほんの少し爪を切ってあげたほうがいいでしょう。
爪切りは概ねひと月に1回程度といわれています。
ですが定期的に切らなくちゃ!というほど神経質になる必要はないのです。
爪の伸びはその子の体質によるところも大きいですから、臨機応変に対応すればOKです。
ただ、爪切りで深爪すると流血沙汰になりますので、爪を切るときには細心の注意が必要です。

爪切りでは確実に鳥を保定する必要がありますし、保定は一見簡単そうに見えますが 実は慣れてないと難しい技術です。

飼い主さんが自分で鳥の爪を切るのが怖いなら、爪切りは動物病院で500~1000円程度でやってもらえますので、病院にお願いしてみたほうがいいでしょう。
オカメインコに安全な爪切りのやり方と深爪したときの対処法
爪を切りすぎて出血してしまったら、市販の止血剤(クイックストップなど)を使って止血しましょう。
とはいえ、家庭には止血剤がないことがほとんどですから、そのときは片栗粉で代用できます。ギュッと押さえての応急処置で、とりあえず出血が止まれば大丈夫です。心配な場合は後で病院を受診してください。
線香などで焼いて止血をする方法もありますが、やけどの恐れや煙の吸引が危険なのでおすすめできません。

オカメパニックでオカメインコが怪我をした!出血時の対処法
オカメインコは臆病な性格上、物音や衝撃でパニックになったりすることが多々あります。
「オカメパニック」という言葉があるくらい、それは頻繁に起こります。
オカメパニックでケージの中で暴れて オカメインコの爪が折れたり、翼から出血してしまったりという経験はありませんか?
オカメインコの怪我の出血がほんの少しにじむ程度なら 確かに自然治癒する場合が多いかもしれません。
ですがいつも爪切りで深爪したときと同じ対応をするのは適切ではないです。
なぜなら外傷の場合は裂傷の恐れがある場合もあるから。
オカメインコの外傷が裂傷であれば縫合などの外科的処置が必要になってくることもあります。
また、外傷で動脈を傷付けてしまっていたり、傷口からばい菌が入ったりして感染症になる恐れもあります。
オカメインコが怪我をしたときには滅菌ガーゼなどで傷口を抑えて止血しつつ、速やかに病院へ行きましょう。
病院では状況を見て外傷部の縫合、エリザベスカラーの装着、抗生物質やかゆみ止めの処方などがされます。
オカメインコに限らず、小鳥は体が小さいですから、わずか5~6滴の出血でも大量出血です。
ほんの2~3滴でも体調を崩す場合があります。
玉のようにしたたり落ちる出血の場合は命の危険もありますので、必ず病院に行ってください。
子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人で、これは鳥と飼い主のQOL向上(健康に楽しく)に役立つ情報や体験談を集めたコンパニオンバードブログです。
フィンチとインコでは飼育に異なる点がありますが 小型~中型インコには共通項が多いことから、オカメインコだけに限らず中型までのインコ・オウム飼育に役立つ内容を更新します。