【オカメインコの爪切り】爪の切り方・止血・爪切り道具おすすめ紹介
オカメインコの爪は小さいけれど、飛び立つときにはスパイク、着地するときはストッパーの役目を果たしています。
野鳥であれば、自然と研がれていくので爪切りは必要ありませんが、ケージの中で暮らしている飼い鳥は どうても爪が伸びすぎてしまいます。
爪が長すぎると止まり木に止まりにくくなります。
また放鳥時には飼い主の衣服やカーテンに引っかかって爪や足指を負傷する可能性もあります。
さらに爪が伸びすぎると 歩いての移動もしにくくなります。
では、爪が伸びてきたらどうしたらよいのか?
オカメインコにとって一番ストレスのない方法は、自然に爪が研げるようにしてあげることです。
止まり木にはまっすぐの棒よりは自然界に近いでこぼこのある木や 少し曲がっている木を準備してあげるといいでしょう。
オカメインコの指は長いものと短いものがありますが、まんべんなく爪を使うために 止まり木は太いものと細いものを準備してあげることも役立ちます。
飼い鳥の場合は、これらの工夫や気配りをしても やはり爪が伸びてきてしまうことが多いです。
ここではオカメインコの爪切りに関する情報を紹介していきます。
オカメインコの爪の切り方~飼い主が爪を切る手順とは?
爪の伸び方には個体差があります。
止まり木に工夫したり 同じように放鳥していても、爪切りの必要がない子もいれば、どんどん伸びてしまう子もいます。
オカメインコの爪切りで準備するもの
■毛足の短いタオル
■小動物用の爪切り
■止血剤
小鳥を安全に保定をする
オカメインコはとても臆病でデリケートですので、てのひらで包み込むようにやさしく体を掴んで保定します。
保定で怖がらせると 最悪の場合 人の手を怖がるようになって 手乗りでなくなってしまうこともありますので 注意が必要です。
どうしても爪切りに自信がなかったら、動物病院でお願いする手もあります。
自分で鳥を怖がらせないように気をつけてやってみよう!と思う方へ爪切りのコツをアドバイスすると、人差し指と中指で首をしっかり伸ばすように支えると 脚も伸びやすくなります。
鳥を掴むときには決してお腹を抑えないように注意しましょう。

鳥の保定に慣れていない場合は 1人が保定し、もう一人が爪を切るというふうに 2人がかりで行う方がよいでしょう。
どうしても1人で行わなくてはいけない場合は、爪が引っかからないような毛足の短いタオルで体をまいてあげると 暴れずに処置できます。
いざ!オカメインコの爪を切る時に特に注意することは明るさ
オカメインコの爪には神経も血管も通っています。
昼間に明るい場所で爪切りを行うか、見づらければライトを当ててください。
ライトで照らすと血管が透けて見えるので、深爪にならないように血管の少し手前で切ってあげましょう。
人間の爪切りでは小さなオカメインコの爪は隠れて見えなくなるので、ペット用の爪切りか 爪切りばさみを使用するのがいいです。
ノーマル系のオカメインコは爪の色が黒いため ライトで照らしても透けて見えづらいです。
切りすぎには十二分に注意してください。
オカメインコの止血!爪を切りすぎてしまったら
つい爪を切りすぎて出血してしまったら、市販の止血剤(クイックストップ)を使って止血しましょう。
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※大量につけると粉が飛ぶので必要最小量を塗布すること
普通の家庭には止血剤がないことがほとんどですから、そのときは片栗粉で代用できます。
片栗粉をつける応急処置で、とりあえず出血が止まれば大丈夫です。
心配な場合は後で病院を受診してください。
線香などで焼いて止血をする方法もありますが、やけどの恐れや煙の吸引が危険なのでおすすめできません。
まだ鳥との信頼関係が築けていないうちや不安があるときは病院で切ってもらい(500~1000円程度のところが多いです) 正しい保定の方法や爪の切り方を教えてもらう方がいいですよ。
病院に相談すれば、少量の止血剤を分けてもらえることが多いです。
自分で切る方は常備しておくといいですね。

【オカメインコの爪切り道具】爪切りのおすすめは?
オカメインコの爪切りに使える小鳥専用爪切りがあります。
子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人で、これは鳥と飼い主のQOL向上(健康に楽しく)に役立つ情報や体験談を集めたコンパニオンバードブログです。
フィンチとインコでは飼育に異なる点がありますが 小型~中型インコには共通項が多いことから、オカメインコだけに限らず中型までのインコ・オウム飼育に役立つ内容を更新します。