オカメインコは尾羽が長く、全体長は30センチ前後、翼開帳は40センチ以上あります。
インコはくちばしの力が強くてかじるのが大好きですが、もちろんオカメインコも然り。
オカメインコケージはステンレスがおすすめ!金属中毒を予防しよう
オカメインコの特徴や性質はもちろん、
さらに安全性とコストパフォーマンスも考慮して、
オカメインコにやさしいケージを選んでみませんか。
オカメインコケージはHOEI(ホーエイ)がコスパ最高!
国産・老舗メーカーのホーエイの鳥かごは
シンプルかつスタンダードなケージが揃っています。
オカメ465は前面扉が上部も大きく開くので、
鳥の出入りも中の掃除もやりやすいです。
ホーエイは鳥かごメーカー老舗だけのことはあって
材質も造りも最上。
他のメーカーの追随を許さない!
…と言っても過言ではありません。
HOEIは鳥かご底の引き出し部分や
フンきり網などの交換パーツ、
止まり木・餌入れ・飛び散り防止カバー等の
各種付属品が別売で入手できるので、
ケージを長く愛用できてコスパも申し分ありません。
オカメインコケージはステンレス製がおすすめ
オカメインコケージは数々あれど
もっとも優秀な鳥かごは
間違いなく HOEI465オカメステンレスです。
ホーエイ465オカメステンレスがイチオシな理由は
名前の通りオカメインコ仕様に作られていることと
素材がステンレスであることです。
465オカメステンレスとは別の商品で
465オカメ…というケージがありますが
465オカメ は金網に銀メッキが施された
ごく一般的なレベルの鳥かごです。
465オカメステンレスはその名の通りステンレス製で
高価な鳥かごですが
安全性・耐久性・手入れのしやすさの3拍子が揃った、
465オカメよりもはるかに優秀な鳥かごなのでおすすめできます。
ステンレスは掃除が楽なこともポイントが高いです。
もっとも重視すべき安全性の高さはステンレスがいちばんです。

【金属中毒】ステンレスケージを選ぶべきインコの健康上の安全性について
インコケージの材質は2種類あって、
その違いは金網の素材です。
亜鉛メッキが施されているか、
ステンレスを使っているか。
ステンレスケージ最大の優れている点は
オカメインコの健康や安全性の問題です。
インコ・オウムはかじることが好きで
くちばしを使って金網をよじ登って移動します。
つまり365日ケージの金属部分を口にしているわけです。
銀色メッキケージの金網は
亜鉛メッキ後に三価クロムを塗装しています。
これらは劣化してくると剥がれ落ちますし、
当然インコの口に入るわけです。
銀メッキケージが古くなってくると
メッキの剥落物をインコが飲み込むことで、
金属中毒症(亜鉛中毒)を起こすことがあります。
ホーエイは自社ホームページで
「三価クロムは動物にも環境にもやさしい」とする一方で
…と謳っています。
安全性の受け止め方は飼い主さん次第ですが、
亜鉛剥落物の摂食が気になるのであれば、
はじめからステンレスケージを使うことをおすすめします。
ステンレス製だからといって半永久的に使えるわけではないですが
金属剥落物の誤食を予防する安全性を第一に考えるなら
ステンレスを選ぶのがベストな選択です。
インコが金属中毒で両足麻痺!命が助かっても重い後遺症が残ることも
ウチのミカヅキインコも、
金属中毒で両脚麻痺になりました。
温熱療法などで脚の回復も
視野に入れましたが難しいと診断され
断念しました。やはり腹這い生活なので初めは
褥瘡などもお腹に出来てましたので心配も。。クチバシを上手に使って移動したり出来るようになってからはこんな感じです pic.twitter.com/tUM5dC9ydK
— life915@みなっち🌙ミカヅキ (@life9155) December 21, 2021
オカメインコは他の小型インコよりも
亜鉛中毒症(金属中毒)の発症が多くみられます。
亜鉛中毒症に陥ると急に元気がなくなり、
緑色のフンをしたり、痙攣をおこします。
左は金属中毒の時のオカメインコの濃緑色便です。溶血することで血色素からビリベルジン産生が増えたのが原因です。右は食欲不振の時の緑便です。便量が少ないためにビリベルジンの色が濃くなることで緑色になります。同じ緑便でも色や量で、ある程度鑑別ができます。 pic.twitter.com/FTn4Ta8MGN
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) November 22, 2021
金属中毒のオカメインコの糞便です。金属中毒を起こすと溶血し、ビリベルジンの産生が増えるので、便が濃緑色となります。また尿酸も緑色から酷いと写真のようなオレンジ色になります。症状の重さは、食べた金属によりますが、金属の種類が分からないことも多いです。金属誤食には十分注意しましょう。 pic.twitter.com/V6SegUXzqI
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) June 14, 2020
中毒症は鳥の診療に長けた獣医師がいる病院で
早めに適切な治療を施せれば命が助かりますが、
治療が遅れたり放置すれば助かりません。
亜鉛中毒は金属成分が体内に蓄積していくことで、
鳥の体にじわじわと中毒症状が現われます。
目に見えるものではないので
有毒物質が体内に蓄積しているなんて
体調不良が起こるまで誰も気づきません。
気が付いた時には重篤になっていたり
ある日突然別れの日がくる恐ろしさがあります。
大切な家族の安全には
万全の注意を払ってあげたいものです。
予算が許すのであればオカメインコの鳥かごは
ステンレスケージを選ぶことをおすすめします。
