感情がストレートに表れる冠羽が特徴のオカメインコのメインカラーは白とグレーですが、その他の色変わりにシナモン系やシルバー系など、派手さはないもののグレー系の色幅が豊富なことが特徴です。
- オカメインコ18種類!ノーマルグレーと人気色変わりのうちの子紹介
- ノーマルグレーは誰もが「オカメインコ」で思い浮かべる代表品種
- ルチノーはオカメインコ界のアイドル!日本では不動の人気ナンバーワン品種
- オカメインコホワイトフェイスはシックでエレガントな雰囲気漂う人気品種~ホワイトフェイスノーマル・パール・ルチノー・パールパイド・シナモンパールパイド
- オカメインコ シナモンは柔らかい色調で人気!パールやパイドの色変わり多数~オカメインコシナモン・シナモンパール・シナモンパールパイド
- オカメインコ パールはゴールデンとシルバー…パールの色にもバリエーションあり~オカメインコパール・シナモンパール・パールパイド・シナモンパールパイド
- オカメインコ パイドは多彩なカラーと色柄が人気なオンリーワン品種~オカメインコパイド・シナモンパイド・パールパイド・シナモンパールパイド
オカメインコ18種類!ノーマルグレーと人気色変わりのうちの子紹介
顔にあるオレンジ色のチークパッチがオカメインコの特徴ですが、ここにもバリエーションがあり、チークパッチが完全に消失したホワイトフェイスや淡い色合いのパステルフェイス・イエローフェイスなども人気があります。
さらにそこにパイドやパールなどの模様も加わって多くの色変わりが登場していますが、日本では特にルチノーに人気が集まっています。
チークパッチの色や有無、羽毛のカラーと色柄の掛け合わせに複雑な遺伝子情報も相まって、オカメインコの品種は想像以上にたくさんあります。
そんな中のごくほんの一部ですが、我が家にいるオカメインコの品種、全18種をご紹介します。
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ノーマルグレーは誰もが「オカメインコ」で思い浮かべる代表品種
オーストラリアに生息する野生のオカメインコに見られる色柄を持つ「ノーマルグレー」は並オカメとも呼ばれます。
黒に近いグレーの体に、オレンジ色のチークパッチがあり目も爪の色も黒です。
オスは成長するとともに顔から冠羽にかけて広く黄色になります。
メスは尾羽が黄色とグレーとの縞模様になっていて、顔から冠羽にかけてもグレー。
オレンジ色のチークパッチはオス・メス共通ですが、オスの方が赤みが強く濃くはっきりしていますし、その特徴がはっきり分かれているため成鳥になればオスメスの見分けが簡単です。
この子は オカメインコノーマルグレーのオスです。
これは生後4週で初飛行した直後に撮った画像。
成鳥になると黄色い顔になるオカメインコノーマルグレーのオスも、雛の時には顔の色がメスと同じような
くすんだ色合いをしているので、オスメスの見分けはつけづらいです。
幼雛期にはオスメスともに尾羽に縞模様が入っていたりしますし、中にはトラのパンツをはいてるみたいな子もいて(笑)めっちゃかわいい!
オカメインコノーマルグレーはカラーは地味ですが陽気で明るく賢い子が多いので一緒に過ごす時間がとても楽しいんですよ。
さらにノーマルグレーは原種に近いので体質が強健な子も多くて育てやすいですから、オカメインコを初めて育てる方には特におすすめできる品種です。
見た目には地味な原種に近いノーマルグレーですが、様々な色変わり遺伝子を隠し持つ個体が多く存在します。
例えば、首筋や後頭部に白色や黄色の小さな色抜けがある場合(前出の生後4週の子の後頭部にもあります)
この色抜けは「ティッキング」と呼ばれますが、これは外見上は「ノーマルグレー」でも、実は「パイド」の遺伝子を併せ持っていることを示しています。
「ノーマル」(N)の遺伝子は、遺伝的にすべての色柄に対して優勢に働くので(=優性遺伝)同一遺伝子を持たない両親の間に生まれる雛には「ノーマル」が発現します。
ブリーディングしてみて初めてそのオカメインコがどんな遺伝子を持っていたのかわかることも多くあります。
親鳥の組み合わせによっては遺伝の法則により生まれた時点でオスかメスかが確定できる場合もあります。
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ルチノーはオカメインコ界のアイドル!日本では不動の人気ナンバーワン品種
「オカメインコルチノー」というと、ひよこチックなみんなが大好きな「ルチノー」と、全身が真っ白純白の「ホワイトフェイスルチノー」がいます。
オカメインコルチノー



オカメインコホワイトフェイスルチノー

オカメインコルチノーパール

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オカメインコホワイトフェイスはシックでエレガントな雰囲気漂う人気品種~ホワイトフェイスノーマル・パール・ルチノー・パールパイド・シナモンパールパイド
顔の黄色とチークパッチがなくなり、顔全体が白またはグレーになったオカメインコが「ホワイトフェイス」です。


オカメインコ シナモンは柔らかい色調で人気!パールやパイドの色変わり多数~オカメインコシナモン・シナモンパール・シナモンパールパイド
体の色がやわらかいシナモン色の人気品種で、オカメインコシナモンは別名「イザベラ」と呼ばれることもあります。

オカメインコ パールはゴールデンとシルバー…パールの色にもバリエーションあり~オカメインコパール・シナモンパール・パールパイド・シナモンパールパイド

左はルチノーパール。右はシナモンパール
オカメインコパールは羽色1枚1枚に白またはクリーム色の斑が入り、さざ波模様ができる美しい品種。
成鳥のオスのパールは消失しますが、メスは生涯 美しいパールを鑑賞できます。

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オカメインコ パイドは多彩なカラーと色柄が人気なオンリーワン品種~オカメインコパイド・シナモンパイド・パールパイド・シナモンパールパイド

オカメインコ ホワイトフェイス パイド
オカメインコパイドは体に斑が入る品種。
眉毛みたいなブチ模様が入ったり、泥棒ひげみたいな斑が入ったカールおじさんみたいな顔をした子がいたりと、斑の出方は個体によって様々で、愛嬌のあるブサかわいい子もたくさんいます。
逆に斑がすべて抜け落ちる「クリアパイド」もいて、パイドの中には「この子はルチノーか!?」と見まごうものもいますが、パイドは目の色(黒目)で識別できます。

オカメインコ「ホワイトフェイス・ルチノー」と同じように全身が真っ白なのが「スノーホワイト」

スノーホワイトはパイドが完全に消失した「クリアパイド」の一種で、純白オカメインコの黒目バージョンです。
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