雛鳥をお迎えするとき、多くの場合は性別不明と書かれているのではないでしょうか。
じつはインコの性別判断は 雛の場合はプロでも難しいのです。
オスと書いてあったのに、成長するとメスだったなんてこともよくある話です。
とはいえ、愛するわが子の性別、気になりますよね。
ここでは オカメインコの成鳥の、オスとメスのそれぞれの特徴と見分けるコツをお伝えします。
オカメインコのオスの特徴
オスの外見
オカメインコは品種によって色が異なりますが、雛換羽(ひなかんう)を終えると ノーマル種やシナモン種などの場合、顔の色が鮮やかな黄色になります。
また、尾羽裏の縞模様がなくなります。
ただし、縞模様がなくなる時期には個人差があり、1年くらいかかる子もいます。
オカメインコの特徴でもある頬のチークパッチも オスの方が鮮やかで大きいのですが、単体で見ても判断は難しいかもしれません。
ちなみに、上部画像のホワイトフェイス・ノーマルのオスは頬が真っ白になるので、別名「ほおじろオカメ」とも呼ばれます。
雛の時はこんな感じ↓ですので、ガラッと雰囲気が変わりますよね。
オカメインコのオスのしぐさ
生後4ヶ月頃からよくさえずるようになります。
テレビや電話の音をまねしたり、口笛のまねをして歌ったりするのもオスの特徴です。
繁殖期になると『ウキョキョキョキョ~』と甲高い声で鳴きます。
また、ワキを広げて前かがみで歩く『アジの開き』ポーズをとるのもオスの特徴です。
オカメインコのオスの性格
一般的にオスの方がやんちゃで落ち着きがありません。
ケージの中をひっきりなしに動いているようならオスの可能性が高いと言えるでしょう。
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オカメインコのメス
メスの外見
メスのオカメインコの場合、換羽が終わっても羽色に変化はあまり見られません。
チークパッチもオスに比べて薄くぼんやりとしています。
一番の違いは尾羽裏の模様にあります。
メスの場合、大人になっても尾羽裏の縞模様がはっきりと残っています。
オカメインコのメスのしぐさ
メスはオスに比べておとなしく、あまり鳴きません。
歌や言葉にもあまり興味がなく、覚えが悪いです。
鳴き声も『ピィッ』といった短い鳴き方をします。
繁殖期になると尾羽をあげて低くかがんだり、翼を広げてさかさまにぶら下がったりといった行動が見られます。
こんな感じです↓
オカメインコのメスの性格
とてもおとなしくて物静かです。
甘えてきたかと思えば、急にそっけなくなったり、ツンデレな態度を見せるのもメスの特徴です。
オカメインコの性別は頭の形ではわからない!?性別を特定したければ遺伝子検査(DNA鑑定)がおすすめ
雛の性別判定は、ブリーダーが親鳥の遺伝子情報を正確に把握していない限り難しいです。
逆に遺伝子情報を正確に把握しているならば、卵から孵ったばかりの目も見えてない雛でも その子がオスなのかメスなのかが、遺伝の法則でわかります。
よくオカメインコの性別は頭の形でわかるというのをネットで目にするのですが、個人的には頭の形ではまったくわからないです。
しかしこれはあくまでも個人的見解ですよ。どこかに見分けるコツがあって、私が知らないだけかもしれませんし。
ちなみに私は性別を雛の顔つきで判断しています。やはり女の子オカメは優しい顔つきをしていますから、何となくわかります(外れることもありますがw)
とりあえずオカメインコのオスメスの見分け方についてざっくりまとめますと、
・メスは尾羽裏に縞模様があり、おとなしい性格であまり鳴かない
オカメインコはオスもメスもとても温厚で人懐っこいので、繁殖させたいなどの特別な理由がなければ、どちらでも問題なく仲良くなれます。
早い時期での性別の判断はとても難しいので、どうしてもはっきりさせたい場合は病院で遺伝子検査を受けるといいでしょう。
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