オカメインコ、特にルチノーは性別判定が難しい!?
この画像の子は顔つきは優しいのですが 綺麗な子なので男の子かなあ・・・と思っていたんのですが、実は女の子オカメでした。
成鳥になるまで待つかDNA鑑定をしないと、ルチノー種の性別は雛のときにはわかりづらいです。
特にルチノーは遺伝の法則的に女の子が多数派、ルチノー男子は少数派です。
オカメインコのルチノー、パール、シナモンにオスは生まれづらい「遺伝の法則」
オカメインコは性別判定が難しい鳥です。
うちの子が男の子なのか女の子なのか 大きくなるまでは はっきりわからない飼い主さんもかなりいますよね。
ペットショップからお迎えした場合などは店頭に「性別不明」と表示されていますし、オカメインコは成鳥になるまで性別がはっきりわからないケースが圧倒的に多いのです。
特にルチノーのオスは幼鳥までの段階ではDNA鑑定をしない限りわかりません。
メスは両親の遺伝子(スプリット:遺伝子を1つしか持たない)を把握していれば 遺伝の法則によって生まれたとたんに「女の子だ」とわかるケースが多いですが、オスははっきりとはわかりません。
持っている遺伝子の掛け合わせによっては、両親が同一でもオスもメスも両方生まれてくるためにすぐにわからないケースもあります。逆に遺伝の法則によって さっき孵化したばかりの生まれて間もない丸裸の雛でもその場で性別がわかる場合もあります。
ただしルチノーのような劣性遺伝の場合は話が別で、前出の「オカメ男子だと思っていたオカメ女子」などは、両親ともルチノーであるため、生まれてきた雛の性別の断定はできません。
だから顔つきだけを見て、男の子か女の子かを予想していたんですよね…間違ってたけど^^;
ルチノー同士のペアから生まれたルチノーは、性別を見た目で断定することは不可能です。
まあ、2つにひとつの確率なので適当に言ってれば当たるかもしれないですが、遺伝の法則的にはそれを断定することはできない。
ルチノーだけでなく、パールやシナモンも男の子が少数派で、これらは性染色体劣性遺伝であるため、両親ともにそれらの遺伝子を持ち合わせていない限り、男の個は生まれてきません。
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オカメインコの性別や病気は、遺伝子検査で調べられる
一般のペットショップからお迎えした子の場合は 両親鳥の遺伝子がわかりませんから、成鳥になるまではほとんどが性別不明です。
成鳥になればしぐさや行動や一部の羽毛の色柄、「卵産んだ」などで、雌雄判別ができます。
それまで待っていられない!早く知りたい!という飼い主さんは 動物病院にDNA鑑定を依頼すれば調べられます。
鳥の場合は、羽毛か血液の検査で、性別が鑑定できます。
鳥の病院で依頼すれば性別鑑定はやってもらえますが、最寄にそういう動物病院がない場合は、こんぱまるで 郵送で調べる遺伝子検査キットを扱っています。
ちなみに、DNA検査で調べられる項目は性別鑑定だけではありません。
PBFDやクラミジア、BFD、マイコプラズマ、アスペルギルスなどの遺伝子分析ができます。
遺伝子分析についてくわしくは佐々木核酸科学研究所HPをご覧下さい。
この3羽は、生まれてすぐの丸裸の雛の状態でも 遺伝の法則によって性別が断定できました。
全員が女の子オカメです。
右側にいる純白のオカメインコも「ルチノー」です。
「ホワイトフェイス」という品種の、オレンジほっぺではないルチノーは、このように全身が真っ白になります。
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