オカメインコの飼い主の寄稿です
私の愛鳥はオカメインコ（オス）コピー、享年11歳です。
大切に育てて１５年くらいは生きてほしいと思っていましたが、１０歳を過ぎてから「歳をとったのかな」…と思うような様子が見られるようになってきました。
よく眠るようになったり、飛び回るよりもじっとしていることが増えたり、元気よく動き続ける時間が少し短くなっていきました。
オカメインコの老鳥の呼吸音がおかしい！呼吸器疾患時の看護体験談
11月のある日、コピーが呼吸をするときに「クルクル」と喉がなっているような音が聞こえているように感じました。
最初は僅かな音だったので、本当に音がしているのかどうか微妙なところでした。
オカメインコの老鳥の呼吸音がおかしいので動物病院を受診
当の本人はいたって元気そうで、食事もよく食べるし水も飲んでいて、
…とちょっと不思議に思う程度でした。
しかし、段々とその音がはっきりきこえるようになっていったため「これは何かの病気なのでは？」と不安になってきました。
音が鳴っているかどうかが分からないかすかな程度の時からはっきり聞こえるようになるまで、１週間ほどでした。
音が鳴っているのがはっきりと分かる場面が増えているように感じ始めたので、まず友人に相談をしたところ「すぐに病院に受診した方がいい」と言われて小鳥の病院を受診。
獣医からは
…とのことでしたが、レントゲンや血液検査を行っても詳しい原因は分かりませんでした。
…との助言をいただき、早速そのように環境を整えました。
この受診時には栄養剤入りの餌が処方され、血液検査、レントゲン検査などを合わせて病院代が10,000円ほどかかりました。
オカメインコの老鳥の住環境を保温・過湿して様子をみることに
動物病院を受診しても病名がつかず、不調の原因も分からなかったので、帰宅してからインターネットや書籍を使って鳥の病気について調べてみました。
鳥に関する病気の資料は鳥インフルエンザをはじめウイルスや菌によるものばかりで、どれも心当たりがありませんでしたが、いずれにしても獣医の助言どおりに環境を整えることから始めました。
家の中では換気をよく行いつつも 寒暖差が発生しないように 換気の時も暖房器具はつけたままにしました。
また、ケージから外に出すのも体調をみて回数や時間を考えてから行いました。
病院で処方された栄養剤入りの餌はなるべく細かくすりつぶして、消化に負担がかからないようにしました。
呼吸音の後に咳が出て肺炎を起こしてしまい…
病院受診後、１週間ほどたったころから、今度はコピーから咳が出るようになってしまったので、餌を少し湿らせて液状にして食べさせるようにしました。
エサが喉を通りやすく、むせ込まないように気を付けるためです。
室内の加湿も行おうと思いましたが、加湿器は相当きれいに手入れをしているものでないとカビを繁殖させてしまうので使うのをやめて、加湿用の陶器に水を入れてケージの近くにおき、毎日水を入れ替えました。
コピーが咳をしはじめてから３日後、もう１度病院を受診しましたが、風邪をこじらせて肺炎を起こしていることしか分かりませんでした。
動物病院に入院し、簡易的な呼吸器を取り付けてもらって少しだけ楽になったように見えましたが、看護の甲斐なく、3日後にコピーは亡くなりました。
呼吸音などに異常はあるのでしょうか？
— インコっこ (@mi_co_pi_chan) July 9, 2020
気管や気管支、鳴管に炎症が出ると呼吸音や咳が出ます。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 9, 2020
「老鳥は空気の悪さでも呼吸器を患う」と言われて…
その後に鳥に詳しい友人から、
年を取ってくると肺が弱ってくるのは当たり前なんだけど、寒暖差が厳しい時期に埃などが舞ったり、部屋の中に普段とは違う気体(スプレーやミスト)が充満したりすると、老鳥の呼吸器に影響が出てしまうことがあるんだ。
特に老鳥は空気の悪さが肺に悪影響を与えやすいから、こまめな換気をしたり、空気清浄機を設置して、汚れた空気を室内によどませないようにしてあげることが大事だよ。
…と聞きました。
もしかすると、変な音が聞こえてくる１週間前に、親戚の子どもたちが遊びに来て室内で走り回っていたストレスと、子どもたちが暴れまわることで舞い上がった埃を吸ってしまったことがコピーの体調不良の原因だったのでは？…と思いました。
