オカメパニック防止対策・ビビり軽減の工夫とバードトレーニングの話

オカメパニック防止対策・ビビり軽減の工夫とバードトレーニングの話

オカメパニック防止

穏やかでおっとりした性格が人気のオカメインコですが、彼らはとてもビビりです。

繊細でおとなしいので、自分より体の小さな文鳥や強気の小型・中型インコたちに威張られたり、いじめられたりすることもしばしばあります。

そんなちょっとナイーブな感じもまたかわいいのですが、ちょっとしたことで怖がってオカメパニックに陥る愛鳥に悩んでいる飼い主も少なくありません。

オカメインコでオカメパニックを起こさない子はほとんどいません。

また、オカメパニックを防止するための対策ケージも存在しません。

オカメパニックのときにオカメインコに怪我をさせないようにする防止対策には、できるだけ広いケージを用意することと、おもちゃなどの「なくても困らないもの」をできるだけケージ内に置かないようにすることです。

オカメインコのケージレイアウトと置き場所を決める7つの重要ポイント
オカメインコケージの置き場所に迷う方は多いようです。基本は飼い主とコミュニケーションがとれるところに置くことですが、最終的には間取りやライフスタイルに合わせて決めることになります。その時に注意すべき7つの重要ポイントを紹介しします。

少しのことでは動じない、タフなオカメインコにすることはできるのか?

鳥種の気質上、オカメインコから完全にビビリをなくすことはできないと私は考えています。

ですが 飼い主の接し方や環境を整えることで、ほんの少しメンタルが強いオカメインコにすることは可能だと思います。




飼い鳥ナンバーワンビビリなオカメインコだけど臆病なのはメリットでもある

オカメパニック防止

野生のオカメインコたちは、常に捕食者の待ち構えている危険と隣り合わせで生きています。

鋭い牙も強いかぎ爪も持たない弱い小鳥たちが野生の中で生き残るためには、いち早く危険を察知して逃げ出すことしかありません。

自然界の光と影のゆらめき、ほんの小さな物音、葉っぱのざわめき・・・そんなかすかな気配に、瞬時のうちに気づくか気づかないかが、彼らの生死を分けます。

よって警戒心の強い臆病な小鳥ほど生き残りに成功して、子孫を残す可能性が高い・・・つまり小鳥の遺伝子には「臆病であれ!」と刻み込まれているのでしょう。

オカメインコもまったく同様で、彼らが臆病なのは 生き残るためには それが重要な要素のひとつだからです。

とはいえ、何でもかんでもむやみに怖がるのでは、鳥のストレスも大きく、飼い主も大変です。

できるだけストレスの少ない幸せな鳥さんになってもらうためには、どんな育て方をしたらいいのか、考えてみましょう。




オカメパニックの防止対策とビビりを軽減させる工夫

オカメインコに規則正しい生活を遅らせる

オカメパニック防止

オカメインコは集団で暮らす習性があるので みんなといっしょにいて、みんなと同じことをすることで安心感を得ます。

また、鳥は日の出とともに起床して 日が暮れれば眠りにつくという、規則正しい生活をするのが常です。

飼い主が毎日の世話をいつも決まった時間に行うことで 鳥も生活のリズムを整えやすくなります。

いつもの時間に必ずお世話に来てくれる飼い主さんだからこそ、鳥も信頼できて 安心して毎日を過ごしていけるのです。

つまりこの部分はオカメインコのメンタルを整え 落ち着かせるための基本となります。

オカメインコと飼い主でたくさんおしゃべりしよう

オカメパニック防止

毎日の生活の中で いつも決まったあいさつをすることは、オカメインコに安心感を与えます。

「○○ちゃん、おはよう。いい朝だね」
「○○ちゃん、ごはんだよ。おいしそうだね」
「○○ちゃん、夜だよ。もうおやすみなさい」

オカメインコは飼い主に話しかけられることがとってもうれしいのです。

放鳥タイムだけではなく、ケージの中にいる時にも声をかけましょう。

飼い主がウキウキしながら楽しそうに話せば、愛鳥も楽しい気分になります。

それは鳥は言葉の向こうにある「感情」を理解しているからです。

飼い主が愛鳥の鳴き声を真似てみたり、口笛を教えて一緒に鳴いてみたりするのも楽しいです。

鳥と人との信頼関係はこういう部分からもしっかり築かれます。




オカメインコと飼い主でお出かけしてみよう

オカメパニック防止

時にはオカメインコを散歩に連れ出して、外の世界を見せてあげることもおすすめです。

一歩家を出れば、人や犬・猫、木や建物や車など、多くのものに出会います。

風が吹いてざわめく木々や 空を飛ぶ鳥のさえずりなど、いろいろな音を経験させ慣れさせてあげることも大切です。

外の世界では オカメインコにとっては飼い主さんだけが頼りです。

「頼れる飼い主」と認識されれば さらに鳥から慕われ、愛鳥との絆が深まります。

しかし外出の際は脱走させないように、猫や蛇などの外敵に狙われないように、くれぐれも気をつけてください。

オカメインコの餌やりを工夫してみよう

オカメパニック防止

野生のオカメインコは忙しいです。

日の出から日没まで、空の上から食べ物を探し、木の実をつついたり、地上に降りて穀類や昆虫をついばんだりと、大半の時間を「エサを探すこと」「食べること」に費やしています。

この採食行動をフォージング(フォレイジング)といいますが、愛鳥の餌やりにもフォージングを取り入れるとおもしろいです。

市販のフォージングトイもありますが、餌を紙で包んでみる、お菓子の箱や布の下に隠してみる・・・など ちょっとした工夫で手軽にフォージングさせることができます。

餌を探してみたり、くちばしで入れ物をひっくり返してみたり、噛みちぎってみたり。

自分の知恵と体を使って餌を獲得した時、オカメインコは喜びと自信を感じるはずです。

オカメインコの苦手なものは取り除いてあげる

オカメパニック防止

個体差がありますが、オカメインコには「慣れれば平気なもの」と「生理的にどうしても受けつけないもの」があります。

赤・青・黒と黄色の組み合わせ、目玉のように見える模様、ベルトやロープなど蛇のように見えるもの・・・などをオカメインコは怖がることがあります。

オカメパニックが起こったときや落ち着かずに騒がしい時など、オカメインコが何に反応して騒いでいるのかを探ることは重要です。

どうしても苦手なものは、取り除いてあげてください。

うちの子達は 飼い主がストライプ模様の服(ポロシャツなど)を着ているのを見ると すごく嫌がりますよ。

「飼い主なのはわかってるけど、そのシャツの模様が怖い!」と騒然とします。

オカメインコの視力と動体視力は、私達とは比べ物にならないほど優れています。

鳥の視力は人の3~4倍と言われます。

おそらく色覚も人よりずっとすぐれていると思いますが、このあたりは正確なところがわかっていません。

でも、特定の模様や色などに反応してオカメパニックを起こすこともあるので、色や柄などははっきりと識別できているんだと思います。

うちの子たちはストライプのシャツだけではなく 真っ白なパーカーに過剰反応したこともあるので、色彩は明確にわかっているんだと思いますね。

ルチノーのような赤目系のオカメは、黒目に比べると若干 視力が弱いといわれいます。

だから黒目系のオカメよりもビビりやすくて、オカメパニックを起こしやすいのかもしれません。

オカメインコが何を嫌がるか・怖がるかは、その時にならないとわからないことが多かったりしますが、一度うちの子の苦手なものや癖を把握しておけば、「あれもダメだろうな」とおおよその予測がつけられます。




日本一臆病なオカメインコのバードトレーニング

『日本一(?) 臆病なオカメインコ ピピンのバードトレーニング その4  ニガテな音に慣れてもらおう』

『日本一(?) 臆病なオカメインコ ピピンのバードトレーニング その6 みんなと仲良くなろう(男性編)』




子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人で、これは鳥と飼い主のQOL向上(健康に楽しく)に役立つ情報や体験談を集めたコンパニオンバードブログです。
 
フィンチとインコでは飼育に異なる点がありますが 小型~中型インコには共通項が多いことから、オカメインコだけに限らず中型までのインコ・オウム飼育に役立つ内容を更新します。