オカメインコも人間と同じく、日光にあたることでビタミンDを身体内に作り出します。
骨を健康に育てるために、ビタミンDは必要不可欠ですが、室内で飼育されているオカメインコはビタミンD欠乏になっていることも少なくありません。
ビタミンDが欠乏することによって、骨粗しょう症やカルシウム欠乏症などの恐れが出てきます。
オカメインコも年を取ると、骨折しやすくなってしまうので 積極的に日光浴を行いたいものです。
日々日光浴することは健康な身体を作るためにも大切な習慣ですが、場所や季節によってはなかなか日光浴できないのが実情ではないでしょうか。
ここでは日光浴についての基本事項と、日光浴の方法やコツをお伝えします。
ガラス越しでは日光浴にならない。オカメインコに限らず全てにおいて!

日光浴は一週間に一度、長時間まとめて日の光を浴びるよりも、毎日短時間の日光浴をする方が効果的であり、理想的です。骨を育てるのに必要なビタミンDは一度に摂れる上限があります。ですから毎日少しずつ日光浴した方が 継続的にビタミンDを作り出せてよいのです。
ですが、季節や天候や飼い主の都合もありますので、なかなか理想どおりにはいかないですよねえ^^;
日光浴する時間は1回に10~30分程度で大丈夫です。長時間、日光浴させてしまうと季節や天候によっては日射病になる恐れもあるため、その時々で時間などを調節しましょう。
もう一つ大切な点は、室内にケージを置いてガラス越しに光が当たっていても、それは日光浴にはならないということ。
ガラスで紫外線がカットされて 鳥体内ではビタミンDが作られなくなってしまうため、日光浴は直接日光にあたることが重要です。
外にケージを出してしまうと間違えて扉を開けてしまって逃がしてしまいそう、猫やカラスに狙われそう・・・など心配事は多いですから、室内の網戸越しでの日光浴が安全でいいと思いますよ。
オカメインコが日光浴できない時はスパイラルライトを利用しよう
なかなか日光浴をさせてあげる時間が取れないという方もいると思います。そういった場合は市販されているスパイラルライトの利用がおすすめです。
スパイラルライトは自然の太陽に近い効果が期待できるため、日光浴と同じ効果が得られます。
市販のスパイラルライトでいちばん多く見かけるのは爬虫類用のものですが、これは小鳥には強すぎるのでダメです。
ですから必ず小鳥用のスパイラルライトを選んでください。
女の子鳥は特に注意!日光浴不足は卵詰まりの原因

オカメインコの日光浴の時間と夏・冬の注意点
外で日光浴をする際は 扉にナスカンや南京錠を付けて 扉を開けられないようにしましょう。
愛鳥に季節感を感じさせることは健康に育てるために大切なことなので、季節や天気によって時間や場所を変えて できるだけ毎日日光浴させるのが理想です。
夏は直射日光に当てないように風通しのいい日陰で10分程度の短時間の日光浴にとどめ、冬は日なたで30分程度の日光浴がよいでしょう。