オカメインコはオウムの中では最小ですが、インコとして考える場合は中型サイズです。
HOEI公式サイトでは中型インコ向けにHOEI35が掲載されていますが、オカメインコのケージには35サイズを選ばないでください!(きっぱり)
サイズが中型といっても、オカメインコのケージ選びは他の中型インコと同じに考えてはいけません。
分けて考えなければいけないポイントがいくつかあります。
オカメインコケージおすすめランキング!HOEI465シリーズ3選
オカメインコは尾羽が長く 体長は30~35cm、翼開長(つばさを広げたときの長さ)は40cm以上。
その翼開長を考えたら 35サイズでは狭すぎることがわかるでしょう。
最低でもHOEI465以上のサイズを選ぶべきです。
「オカメインコのケージは広ければ広いほどいい」…と言われるのは体の大きさだけでなく、オカメパニックが関与していることも理由に挙げられます。
オカメインコのケージは大きければ大きいほどいいと言われる理由
初めからHOEI35などの小さなサイズのケージを使っている場合、鳥にとってはそれに抵抗を感じることは少ないかもしれません。
しかしオカメインコの小さいケージの利用は他の中型インコよりもデメリットが多くあるため、できるだけ大きなケージを選んであげてほしいです。
人間大好きオカメはケージ内をよく動き回る
オカメインコはケージから出たいときや嬉しい時にチョコチョコとよく動き、止まり木の上で反復行動などを繰り返します。
特に手乗りのオカメインコは人のそばに行きたくて、いつもウズウズしてます。
外に出たくて動きが激しくなりますので、小さいケージではストレスになります。
オカメパニックで負傷する可能性が高い
オカメインコは性格が大人しく人懐こいと同時にとても臆病で「オカメパニック」の言葉があるくらいにパニックになりやすい鳥です。
オカメパニックが最も多い時間帯は夜で、何も見えない闇の中で、揺れたり物音がするだけでパニックを起こします。
パニックを起こせばケージの中でバタバタと暴れ回りますが、この時小さいケージだと負傷する可能性が高いです。
特に羽が網に引っかかって痛めてしまうパターンが多く、ひどい場合は羽が折れたり、体を傷つけて流血沙汰となることも珍しくありません。
日本は地震大国です。人にとっては小さな揺れでも 鳥にとってはとてつもない衝撃に感じられるかもしれず、飼い主はオカメパニックに対して 常に注意を払っていなければいけません。
こういったトラブルの発生は回避できませんが、起こってしまった時にできるだけ被害を最小限にするためにも、大きめのケージを選ぶことをおすすめします。
また、ケージレイアウトを、オカメインコの場合は特にシンプルにする必要があります。
オカメインコのケージレイアウトと置き場所を決める7つの重要ポイント
基本的に、オカメインコのケージ内に入れるのは2本の止まり木とエサ入れ・水入れのみ。
ケージ内に所狭しと設置されたおもちゃはオカメパニックが起きたときの凶器に豹変するため、入れないのが無難です。
オカメパニック対策用ケージなどは存在しません。
飼い主の裁量で予防線を張るしか、インコの事故やケガを回避する方法はないと考えて間違いありません。
大きなケージを置くスペースがないならオカメインコのお迎えをおすすめできない
物理的なスペースの都合上、室内に大きなケージを置くのが難しい方もいると思いますが、その場合は「そもそもオカメインコをお迎えできるかどうか」から考え直してください。
狭すぎる居住スペースでは人間でも窮屈でストレスになるものですが、オカメインコもまったく同じです。
オカメインコの目線で考えて、ケージから鳥を出しやすいか、形状はどうか、家に置けるかなどの条件を事前にしっかり調べておいてください。
オカメインコケージはHOEI465シリーズがおすすめ!465のラインナップを紹介
オカメインコは人気でメジャーな鳥種なので、専用のケージが販売されていますから、ケージ選びに迷う場合はその中から選ぶのが良いでしょう。
オカメインコケージで代表的なのは465オカメ。サイズは幅465 ・奥行き465 ・高さ580mmです。
オカメインコに適したサイズは465mm以上の大きさが理想的ということです。
体長が30センチ以上あるオカメインコがケージ内を移動するときにこのサイズがあれば クルッとターンもしやすいです。
ケージ全体の大きさも大事ですが、出入口の大きさにも注目してください。
ケージが小さくなれば出入口も小さくなるのは当然ですが、大きなサイズのケージでも出入口が小さいものがあります。
オカメインコのように尾羽が長い鳥は通常の出入り口サイズでは出にくい場合があります。
中には自分の尾羽の長さを理解しておらずに網に引っかけてパニックになる子もいますので、オカメインコのケージ選びでは出入口のサイズを考慮することも重要です。
以上の点から、やはり465以上のケージがオカメインコを飼育するのに最もおすすめできるサイズです。
「HOEI465オカメ」と「HOEI465インコ」の違い
HOEIには「465インコ」というケージがあります。
両者のサイズはほぼ同等なのでこれでオカメインコを飼うのは問題ありませんが、別に「465オカメ」を出してるのには意味があります。
ケージの高さが違う
同じ465なのに何が違うのかというと、若干高さが違います。
465インコ:幅465 ・奥行き465 ・高さ565mm
わずかな差ですが、鳥にとってはこの少しの差が大きいな意味を持ちます。
オカメインコは尾羽が長い鳥なので、二羽一緒にケージに入れた場合、上の止まり木にいるオカメの尾羽が下の止まり木にいるオカメに当たることもあるため、より高さがある方が良いのです。
縦網と横網…網の形状が違う
サイズ以外にもこの両者の異なる点としては 網の形状があります。
465インコは縦網(465インコ手のりは出入口部分のみ横網)に対して、465オカメはほぼ横網です。
これはオカメインコがよくケージに張り付くからでしょう。
懐きやすいオカメはとにかく人の側に行きたいといつも思って、ちょこちょこさかんに動き回ります。
…と網に貼り付いてそのまま横移動もしますので、横網の方がオカメにとっては負担も少なく動きやすいです。
ただし、横網のケージは、バナナ水入れが使えなくなります。
バナナ水入れは縦網に取り付ける仕様ですので、横網のケージに変えたら、水入れも別のものに変える必要があります。
こちら を使っている人が多いようですよ。
出入り口の形状や大きさが違う
出入口の形状もオカメインコのことを考えて作られている465オカメは、オカメインコの安全の確保にも貢献する設計になっています。
出入り口の扉が手前に大きく開く仕様になっているのがオカメ465の特徴です。
465インコや465インコ手のりでは 出入り口の扉が右側にガバッと大きく開きます。
オカメパニックの時にオカメインコをケージから出す時には確かに出入口は大きな方が楽です。
しかしパニックが起きたからといってすぐに鳥をケージの外に出しても良いかどうかはケースバイケースです。
465オカメの出入り口は465インコよりも小さいので、465インコを使っていた人は465オカメの出入り口の小ささに不便を感じる場合があり、そういうレビューをたまに見かけます。
ですがパニックが落ち着いた頃合いを見計らってケージ外に出すならば465オカメの方が好都合ですし、465オカメは上部が全開にできるため、出入り口の大きさはあまり問題ないのではないでしょうか。
ちなみに総合的に見ると、465パラキートの方が465インコよりオカメインコに向いています。
465パラキートについては、この記事の最下部で紹介します。
465オカメと465オウムにはステンレスケージがある(465インコにステンレスはない)

バードケージのメッキは注意してケアしていても時間の経過とともに錆が生じやすくなります。
ケージメーカーがどんなに安全性の高い銀色メッキを使っていても、経年劣化には抗えません。
そもそも、よく見かけるケージは鉄でできていることがほとんどですから錆びます。
濡れや経年劣化によって錆びたりはがれたメッキをオカメインコが舐めてしまうことは金属中毒のリスクを高めます。
こちらは鉛中毒症のオカメインコの排泄物です。濃緑色便の他に尿酸がピンク色になっています。鉛によって溶血が起こり、この時に出た多量の血色素が肝臓で処理され多量のビリベルジンが胆汁内に排泄されるので便が濃緑色になります。そして赤い血色素が腎臓から排泄されると尿酸がピンク色になります。 pic.twitter.com/momSqK1w5a
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) March 16, 2021
ウチのミカヅキインコも、
金属中毒で両脚麻痺になりました。
温熱療法などで脚の回復も
視野に入れましたが難しいと診断され
断念しました。やはり腹這い生活なので初めは
褥瘡などもお腹に出来てましたので心配も。。クチバシを上手に使って移動したり出来るようになってからはこんな感じです pic.twitter.com/tUM5dC9ydK
— life915@みなっち🌙ミカヅキ (@life9155) December 21, 2021
465インコにはステンレスケージはありませんが、465オカメと465オウムにはステンレスケージバージョンがあります。
HOEI465シリーズからオカメインコケージのおすすめ3選
オカメインコケージ選びのポイントは上述の通り 安全性 鳥に合った広さ 掃除のしやすさ…です。
ステンレス製ケージは安全性が高く汚れに強いので、長年愛用している愛鳥家が多いです。
鉄製銀色メッキケージはステンレスケージと比べると安全性に不安がありますが、しっかりと飼い主が目を配り、観察することでリスクが減らせます。
【3位】465オカメ…銀色メッキケージ
465オカメは鉄製なので銀色メッキ加工がされていますが、HOEIはメッキ材は三価クロムを使用しています。
三価クロムは従来のメッキ材に比べて鳥や人に無害なので安全性が高く、鉄製ケージの中でも安全性に配慮された商品です。
サイズは「HOEI465オカメステンレス」と同じで幅と奥行きが46.5cmと十分な広さがあるため、オカメインコに適しています。
網は全面横向きの形状をしており、鳥がつかまりやすくなっています。
オカメインコ一匹飼いです。ものすごく迷いましたが、やはり奥行もあり、オカメちゃんが伸び伸び過ごせるのはこれだと思いこちらにしました。また網が横なのもよいとおもいます。天上が2/3ぐらいがばっと空くのもポイント高いのでは。
オカメインコ用に購入。はばたいでもぶつかることがないので購入して良かったです。
引用元: HOEI 465オカメ
【2位】465パラキート…銀色メッキケージ
465パラキートもその名の通り幅と奥行きが465ミリのインコ用ケージです。
465オカメとの違いは高さで、465オカメが580ミリであるのに対し、465パラキートは650ミリと その差は7センチ。
465パラキートも手のりケージなので、出入り口の扉が前面に開き、T字型止まり木が設置できるようになっています。
オカメとパラキートでは止まり木のサイズも異なります。
465オカメは15パイ、465パラキートはそれより太く20パイあります。
個人的には オカメインコに15パイの止まり木は細すぎると思うんですよね。
もちろん個体差がありますが、オカメインコサイズの鳥なら20パイでも問題ないと 私は考えています。
まあ本当は、付属している止まり木を使わずに自然木の止まり木に変えた方が、鳥の脚にやさしくて健康的なのですが…。
つるつるの止まり木を長期間使い続けるとバンブルフット(趾瘤症)になる可能性が高く、それが悪化するとインコが止まり木に止まれなくなることがあるので 鳥の足の健康は常に注意して観察してあげてください。
想像していたより大きかったです。デラックスで、しっかりしています。一羽では本当に広すぎる感じです。贅沢すぎる気がしますが・・・とても満足いたしました。他のオカメちゃん達には申し訳ないくらい、高級住宅になってしまいました。「465オカメ」と比べ、高さが7センチ違うだけとは思えないゆったり感です。つがい用にお勧めかもしれませんが、鳥の気持ちになればこちらの方が良いと思います♪
放鳥以外の時間をゲージで過ごしやすくしたくて、高さのあるこちらを購入して良かったです。
引用元:HOEI 465パラキート
【1位】465オカメステンレス…ステンレスケージ
オカメインコケージでもっとおすすめなのはHOEI465オカメステンレスです。
名前の通りのステンレスケージで、オカメインコに必要なケージの条件をほぼ満たした商品です。
安全性の高さはもちろん、幅と奥行きが465ミリと十分な広さがあります。
オカメパニックが頻発しケージ内で暴れるオカメインコに適しており、翼をばたつかせたときに挟まりにくい横網のメリットをオカメインコが享受できるすぐれたケージです。

ステンレス製の安全性については上述の通り。汚れがつきにくく、掃除する飼い主の負担が減らせることもポイントが高いです。
オカメインコの長~い鳥人生を考えると、劣化しやすい鉄製銀色メッキケージを何度も買い替えるより、経年劣化しにくく長期間使い続けられるステンレス製ケージの方がおすすめできます。
ケージそのものの寿命はお手入れや扱い方次第で変わってきますが、長い目で見ると、ステンレスケージの方が鉄製銀色メッキケージよりもコストパフォーマンスの点においても上です。
465オカメステンレスの口コミ
メッキケージを10年使ったらサビが出て、オカメインコがアレルギー反応が出て大変な目に遭いました。ステンレスなら見た目もきれいで、簡単にサビが浮いてこないから安心です。
オカメインコの健康を考えてケージにステンレスを選びました。465ステンレス銀メッキケージより少し上に餌や水をセットする形です。ケージの重さはそれほど変わりないし、銀メッキケージにはついていた支柱パーツがなかったので、組み立てが楽でした。
さすがに国産品!何の不可もなし。大切な鳥のことを考えたらメッキモノよりステンレスです。
ステンレスはさっと拭くだけで汚れが落ちるので掃除が楽。健康被害を考えてステンレスにしたけど、長持ちしそうでうれしい。
前面の一部分が縦アミで、最初はオカメインコがとまどっていましたが、慣れたら問題なさそうです。オカメがかじっても錆びないから安心できます。465オカメよりもステンレスの方が組み立てが楽でした。
465オカメが部分的にメッキが剥げてしまい、そこを狙ってオカメインコが舐めるため、奮発してステレンスケージを買いました。時々緑色のフンをしていたことも気になっていたのですが、今はまったくそれがなくなりました。金属中毒に関係していたのかはわかりませんが、飼い主は気分的にも安心できるようになって良かったです。
うちの子はフルーツなどの甘いものを食べると鳥かごをなめる癖があったので、銀メッキケージではその部分が錆びてきてしまい、怖くなってステンレスケージに替えました。水と餌入れの場所が少し変わっていたので最初は怖がっていましたが、お腹がすいてきたら普通に餌を食べていました。
このステンレスケージは465オカメ(銀メッキケージ)の素材がステンレスになっただけではないです。前面扉が変更されているので、使いやすくていい。メンテナンスや耐久性、鳥の健康を考えたら、多少高価でもステンレスがおすすめです。
465オカメインコケージで 普段使いはステンレス、病院用にメッキケージを購入しましたが、ステンレスが良かった。つやが違うし、オカメは嘴を使って移動するから、それを見るたびにステンレスがいい!と思う。
実家のオカメちゃんがずーっとぺろぺろしちゃうそうです。
舐めすぎて心配だからステンレスのケージに変更。
パニック対応でおもちゃが入れられず、そのかわり決まった放鳥時間を確保してるとのことでした。
それでも執着してしまうのを試行錯誤…でもやっぱりぺろぺろです— かな鳥垢 (@kana_toriaka) May 2, 2022
