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インコの毛引きの原因とは?やめさせるには初期の病院受診が重要

インコが自分の羽をくちばしで引き抜く…いわゆる『毛引き症』は鳥の「自損」行為です。

知能が高い鳥、人なつこい鳥、愛情深い鳥ほど毛引きをしやすい傾向にあり、小型インコではラブバード(コザクラインコ・ボタンインコ)がダントツに多いです。

インコの毛引きの原因とは?やめさせるには初期の病院受診が重要

インコの毛引きの原因

ある日ケージの底に落ちている大量の羽と
はげてボロボロになったインコを発見して
愛鳥の毛引きに悩む飼い主が少なくありません。

健康上の問題がある場合は「毛引き症」

そうでない場合は単に「毛引き」と呼びますが
ほとんどのケースが「毛引き」です。

インコの毛引きの原因とは?

インコの毛引きの原因

毛引きの要因は大きく分けると4つ。

心理的要因は小さな子どもが
相手の気を引きたい時に見せる心理に似ています。

病的要因
心理的要因:愛情問題・コミュニケーション不足
心理的要因:ひますぎる・退屈
環境要因:住環境が不適切
インコの毛引きの原因:病的要因

感染症(ボルナウィルスの神経障害 その他)
代謝異常
ホルモンバランスの異常…過剰発情・エストロゲンやテストステロンの過剰
ホルモンバランスの異常…ヨウ素不足による甲状腺機能の異常(皮膚のかゆみから毛引きに走る)
腫瘍…体に痛みがあると、気を紛らわすために毛引きをすることもある
アレルギー…食餌・ダニ・ホコリによる皮膚炎のかゆみから毛引きに走る
内部寄生虫…ジアルジア原虫など
慢性の亜鉛中毒…銀メッキケージを鳥がかじって起こる慢性中毒症(アメリカの研究段階)
亜鉛の欠乏…脱羽症状が現れ、毛引きにつながる可能性もある

インコの毛引きの原因:病気以外

不適切な栄養…高カロリー食・ビタミンA不足・カルシウム不足・栄養の偏り
羽毛への付着物…軟膏などの塗布・外傷の凝固血液の放置・脂粉の沈積
鳥に良くない刺激物…タバコ・芳香剤その他
ケージや住環境のストレスによるもの・近所の騒音
日光浴不足…毛引きする鳥は血中カルシウム濃度が低い傾向にある(ビタミンD3不足に起因か?)
水浴び不足…脂粉の蓄積や羽の汚れ
不順な換羽期
発情期
産卵したメス鳥(抱卵のための一時的な毛引きは病的ではない)
低湿度・極度な乾燥
 羽毛の汚れ・コンディションの悪化

生活や就寝時間が不規則
しつけ・トレーニングやりすぎ・しなさすぎ
暇・退屈からくるストレス・メンタルの不安
毛引きが癖になっている…羽があることが次第に違和感に感じてくる
環境の変化…引っ越し・飼い主が変わった
環境の変化…飼い主の不在・孤立感・分離不安・情緒不安定
環境の変化…同居のペットが増えた・飼い主に子どもが産まれた
同居するペットへの嫉妬・鳥同士の関係悪化
喪失感…つがいの相方との死別など
クリッピング(羽を切る)…飛べないストレス
飼い主の気を引きたい…愛情の倒錯・「飼い主にウケた!」との思い込み・飼い主があまり鳥と遊んであげない・日によって違う接し方
毛噛み・毛齧りが楽しくなっている…自分の羽をかじるおもちゃにする
ヒトの食べ物を時々もらって食べているインコに毛引きが多い(もらえないことがストレスになる)
遺伝の可能性
人工育雛された個体

インコの毛引きは癖になるから早期受診が大切

インコの毛引きの原因

インコが毛引きするところを発見したら、
鳥類の診察に長けた獣医師のいる動物病院を
できるだけ早く受診するのが望ましいです。

毛引きはクセになると改善が難しくなります。

インコの毛引きの原因究明を早急に!病気?メンタル?アレルギー?

インコの毛引きの原因

毛引き症の原因は何らかの病気やアレルギー、
ストレスによるメンタルヘルスの問題など、
複数の原因が混在することが多いため

毛引きの原因を特定するのも困難ですから
獣医師の力を借りるべきです。

毛引き症は治療法がありますが、
毛引きは「病気」ではないので、
治療のしようがありません。

インコの毛引きをやめさせるのは大変ですが

フォージング(採餌行動)をさせてみるとか
日光浴を兼ねた散歩で良い刺激を与えるとか

飼い主がインコの心の隙間を埋めてあげるだけで
「毛引きが治った!」ケースもかなり多いのです。

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インコの毛引きはとてもクセになりやすいので、
早期に発見することとともに
正確な原因をつかむことが解決のキーになります。

まずは鳥を診察できる病院を受診して
毛引きにつながる健康上の問題の有無を調べましょう。




インコの毛引きをやめさせる!病院受診で獣医に伝えるべき12のポイント

インコの毛引きの原因

病院受診時に鳥の排泄物を持参すれば、
感染症や栄養状態を見ることができますから
フンを持参することをおすすめします。

インコの餌から住環境周辺で使われた薬品まで洗い出せ!

インコの毛引きの原因

適切な治療を受けるためには、
飼い主ができるだけ詳細な状況をチェックして
獣医師に説明&情報を共有する必要があります。

以下の内容についてメモを取っておいたり
写真や動画を撮っておいて持参することもおすすめします。

いつから毛引きが始まったか
毛引きが始まった時に環境の変化はあったか
どんな餌を食べているか?食欲は?食べる量は?
排泄物の量や状態は?
毛引きをするのは一日のうちのどんな時、どんなシーンでなのか?
毛引きをするのは飼い主が見ている時か、見ていない時か?
他の鳥と同居しているのか?新しい家族が増えて愛情の分散はなかったか?
ケージの置き場所と周囲の環境は?
刺激の少ない退屈な環境に置いていないか?
飼い主の多忙で、インコと接する時間が減ったことはないか?
家庭内での喫煙の有無は?
インコの生活環境周辺で使われた化学薬品の類は?
洗剤、塗料、繊維製品等に使用されている化学薬品や、観葉植物に塗布されている害虫駆除剤がインコのアレルギーの原因である可能性もあります。
毛引きまで発展するかどうかは定かではありませんが、古い鳥かごのサビが原因でアレルギーを起こしたオカメインコもいます。
異常に通じる可能性がある心当たりをできる限り多く洗い出して、獣医師と情報を共有してください。

インコの毛引きはエリザベスカラーだけでは解決しない

インコの毛引きの原因

毛引き症の原因や自咬の状態に応じて
獣医師の指導のもとでエリザベスカラーをつけて
毛引きできないように対処することもあります。

毛引きはインコの心の病気!「ストレス」のひと言で片付けられるものではない

インコの毛引きの原因

毛引きが深刻な場合は、獣医の判断により
インコへ精神安定剤の投与を視野にいれますが
これはあまり良くないことなので最終手段です。

ヒトには抜毛症(自分で自分の髪の毛を抜く)という
精神疾患がありますが、
インコの毛引きはインコ版の抜毛症です。

つまりインコもヒトと同様にメンタルを病むということ。
精神的につらい思いをしているインコがたくさんいます。

毛引きは医療で治すものではなく、生活の改善が必要です。

インコが毛引きをしていたら見て見ぬふりをせずに
鳥の診療に長けた獣医師のいる病院に相談してください。




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