オカメインコは雛から育てると、飼い主にもよくなついてくれます。
雛のうちは挿し餌といって人の手から餌を与えますが、時折「雛が餌を食べてくれない」という心配の声を聞きます。
飼い主さんが挿し餌初心者の場合は餌の温度が低すぎるなどの部分に雛が餌を食べない原因があることもあります。
元気がない、体調が良くなさそうで挿し餌を食べていない場合は、できるだけ早めに病院を受診することをおすすめします。
しかし お迎え前は挿し餌を元気に食べていたのにうちに来てからはいまいちだな・・・とか、今までよく挿し餌を食べてた子が、体調が悪そうではないのに最近少し食いつきが悪くなったな・・・という場合、考えられる2つの理由をここでは紹介していきます。
オカメインコの雛が環境の変化に対応できていない
まずは、お迎えしたばかりで、まだ雛が環境の変化にあまり対応できないでいることが考えられます。
オカメインコは非常に繊細でデリケートです。
環境の変化のほか、今まで食べていたものと違う餌を与えられたりすると、ストレスから食べなくなってしまうことがあります。
これは雛だけに限った話ではありません。成鳥でも同じことが言えます。
大人オカメでさえ、環境ががらりと変わると餌を食べなくなったり、その影響で体調を崩して落鳥してしまう場合があるのです。
本当に彼らはどの子もガラスのハートの持ち主。なので、生まれて間もない雛がそれ以上にデリケートなのは、言うまでもありません。
雛が落ち着くまで注意深く様子を見守ってあげましょう。落ち着くまではあまり触ったり騒がしくしたりしないことが大切です。
購入したペットショップで与えていたものと同じ餌を用意してあげることは言うまでもありません。
どうしても食べられない場合は強制給餌が必要になることもありますが これは素人には難しいので、鳥の病院に相談したほうがいいでしょう。
そろそろ初飛行の時期に来ている
もう一つは、雛が飛行を始める時期であるということが考えられます。
雛が体重のピークを迎えるのは生後30日前後ですがそれ以降は体重ががくんと減ります。
体調不良ではなくて、成長期に一時的にそういう時期があるのです。
これは飛行のために雛自身が減量をしようとするためです。体が重いままでは飛べませんからね^^;
この時期の雛は概ね一割前後、体重を落とします。
そしてそれは、そろそろ挿し餌は卒業させて 一人餌に切り替えて行く時期に差し掛かっていることをも意味しています。
オカメインコは甘えん坊な子が多いので3ヶ月以上挿し餌を食べてるというケースも珍しくないのですが、この頃になれば様子を見ながら、少しずつ一人餌へと切り替えていって大丈夫です。

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