オカメインコ雛の値段や育て方・餌や温度は?お迎え時7つのポイント

これは2018年に執筆した記事です。コスト等も当時の情報のままで紹介しています。

オカメインコ雛の値段や育て方・餌や温度は?お迎え時7つのポイント

オカメインコは平均寿命が18年前後でご長寿さんが多く、人懐っこい性格で大変人気のあるコンパニオンバードです。

特に手乗りのインコは可愛いらしくて

自分で飼育するなら絶対手乗りにしたい!

…という人は多いと思います。

手乗りにするなら「ジャージャー」と餌をねだるヒナの時から育てるのがベストですが、自分で挿し餌をせずに中雛でお迎えした子であっても、人の手で大切に かつ健全に育てられた個体であれば、飼い主が変わっても人が大好きなべた慣れオカメになれます。

オカメインコのヒナはセキセイインコの雛育てよりもハードルが高いですし、小鳥の飼育経験があまりない方には少し育て方が難しいかもしれません。

雛育てに自信がない方は ショップやブリーダーに相談して 中雛まで育ててもらってからお迎えする方がいいと思います。

この記事ではオカメインコの雛育てのもっとも基本的なポイントをご紹介します。




オカメインコ雛の値段とお迎えに必要な備品等の初期費用例をざっくり紹介

オカメインコ雛の値段

(例)オカメインコ・ノーマルの雛   8000~15000円

雛の飼育ケース(水槽の場合)     1000~1500円

床材(バードマットなど)       1000円前後

保温用品(ひよこ電球+サーモ)    8000~9000円

挿し餌用品(スプーンやシリンジ)   500円前後

パウダーフード(はじめの1つ購入分のみ) 1000~2000円

オカメインコケージ(465タイプ)   10000~30,000円

かなりざっくりとした例ですが、上記以外の諸々の経費の合計で最低でも5~6万円前後のコストがかかります。

この中には 追加分の消耗品や餌(パウダーフード・一人餌になったあとの餌)の代金、光熱費、動物病院代(健康診断)などは含まれていません。

オカメインコの雛にノーマルではなく色変わり種を選べば、プラス数万円以上です。

それらをひっくるめれば 1羽のオカメインコヒナのお迎えには10万円前後はかかると思っていた方がいいでしょう。

鳥なら犬・猫ほどはお金がかからないし…

と思っている人もいるかもしれません。

まあ確かにそういうこともあるかもしれませんが、鳥一羽のお迎えでも結構な金額がかかることは事実です。

犬・猫なら自分でご飯を食べてくれますが、一人餌になる前の雛をお迎えすれば 一日数回の挿し餌のお世話がもれなくついてきます。

オカメインコは文鳥やセキセイインコのようにさっさと一人餌になってくれない子も多いので、愛鳥が大きくなるまでには相応の時間と労力と気苦労がつきものだ…と承知したうえで、雛をお迎えしてください。

オカメインコの雛は難しい!無神経で学ばない人はお迎えしない方がいい【苦言】

オカメインコ雛の値段

以前、ネット上でオカメインコ雛を普通の鳥かごに入れて ティッシュなどで包んでいるだけで保温している(つもりの)画像を見たことがあります。

それは春先に撮られたものでしたから、おそらくその子はほどなくしてお星様になってしまったのではないかと思います(←想像ですが)

なぜなら、そんな適当な飼い方でオカメインコの雛が健全に育つはずがない。ティッシュや布で包んだって保温にはならないです。

春先のまだ肌寒い季節に雛を飼うのに そもそも保温用品を使わないなんてことが 絶対にありえないタブーな飼い方です。

…というか、それ以前に 雛を育てるのに気温は28~30℃をキープすることが必要です。生まれて日が浅い鳥の赤ちゃんを育てるのですから、これは当然のことです。

ちょっと例えが違いますが「人間の赤ちゃんを裸で」育てることを想像してみてください…布でくるむだけで大丈夫なはずないですよね。

まあ1日中ずっと裸で育てることはないにしても、ベビーマッサージの時とか丸裸にしたりしますよ。そんなときに暖房がない寒い部屋で裸にするなんてありえないですよね?

それと同じことです。無加温でベビーを育てるなんて、無神経にもほどがあります(←本気で怒っているw)

雛を育てる場合は「飼育ケースの中全体の空気」を温めることがキモです。

たとえば家にある湯たんぽとか使い捨てカイロを使って部分的に保温しようとしても、それはヒナにとっての「保温」ではないのです。だって空気があたたまらないでしょう?

雛を収容している容器内の「空気全体」がまんべんなく温まっている状態でなければ「鳥の」保温にはなりません。

最近の鳥用ヒーターはいろいろなタイプが出回っていますが、雛の保育ケースにいちばんおすすめなのはひよこ電球タイプのもので、パネルタイプの保温ではダメです。

パネルヒーターは直接 触れはしませんが、湯たんぽと同じようなものです。

暖かい季節にオカメインコ雛をお迎えするにしても、ヒナは寒暖差に弱くて体調を崩しやすいですから、ガラス水槽にペットヒーターとサーモスタットをダブルで用意すべきです。

これは  60ワットで紹介して今すが、保温電球のワット数は飼育環境の温度を調べて「あと何度上げたいか」で決めるものです。

雛の飼育ケースに「ガラス水槽」をおすすめしているのは、プラケースは熱に弱く、プラケースメーカーもプラケとヒーターの併用を推奨していないからです。

それでもプラケースを使う場合は自己責任で、火災や事故に十分注意して使ってください。

インコのプラケース保温でヒーター火事・事故・やけどを防止する方法
インコの育雛や病鳥看護でプラケースとヒーターを併用している方は多いです。「何も問題ないでしょ?」とおっしゃる方へ「それ リスキーですよ」というお話です。

きついことを言うようですが、節約したいがためにその部分をはしょろうと考える人は、オカメインコの雛を飼おう(=命を預かろう)と考えないで下さい。

オカメインコ雛に限りませんが、幼雛に保温は絶対であり、保温しなければ体調を崩して弱って死んでしまう可能性があります。

無神経な人・学ばない人が雛をお迎えして 浅はかな独りよがりの飼い方をしたら、何の罪もない雛が苦しみぬく結末が待っているだけです。

ここは絶対にスルー出来ないところですので、「命を預かる」自覚をしっかり持って きちんと管理してほしいと思います。

オカメインコ雛の保温はヒーター+ガラス水槽+サーモスタットを用意する

オカメインコ雛の値段

オカメインコの雛を迎えるにあたり、まずはじめに準備するのが雛を収容する容器です。

羽が生えそろっていない雛は特に寒さに弱いので、いきなりケージに入れるのではなく、耐熱性と密閉性の高い容器をはじめての住まいとします。

暖かい季節になっても、雛は寒暖の差に弱いため、しばらくは様子を見ながら保温設備は必須です。

飛べるようになってケージに引っ越ししても、そのままヒーターを使うケースが多いです。

鳥類は呼吸や放熱システムが哺乳類とは違うので、床暖房的な保温では「鳥の保温」にはなりませんから、必ず保温容器内の空気そのものを丸ごと温めてください。

なので保温はひよこ電球タイプを使って 室内の空気を丸ごと温める、これに尽きます。

さらに雛の飼育容器内の室温が32度以上にならないように、サーモスタットを併用してください。

32度以上になると鳥が脱水症状を起こして危険ですから、ヒーターを使うときにサーモスタットは必須です。

これらの保温設備一式は一時的な使用ではなく 一生使うものですから 後々長く使える 納得できるものを購入しておくことをおすすめします。

例えば、自分的には保温電球は「アサヒ」一択です。

他のメーカーも使ったことがあり その中でいろいろ経験しましたが、なんだかんだ言ってもアサヒの保温電球がいちばん優秀だと考えています。

電球が特許製品ですしね。高くてもコスパ良好です。

オカメインコ雛の餌は元々いたところと同じものから与える

オカメインコ雛の値段

うちでは挿し餌を与えるのに フードポンプやシリンジを使っていますが

挿し餌をするのが初めての方や あまり馴れていない方は 挿し餌用に先が細くなったスプーンが使いやすくていいでしょう。

挿し餌スプーンはインコのくちばしにフィットする形になっていますので、雛は食べやすく、飼い主は食べさせやすいので便利です。

幼雛にはさし餌は1日4回以上与えますが、最初はお店と同じ物にしましょう。

一度に環境と餌を変えるのは、小鳥のストレスとなり 体調を崩す恐れもあります。

新しい環境になれて 少しずつ順調に育ってきたら、飼い主さんの判断で他のものに変えるのはOKです。

オカメインコ雛の挿し餌はパウダーフード!粟玉食で育つとどうなる?
オカメインコ雛の挿し餌はパウダーフード一択です。粟玉食で育つとどうなる?栄養失調に陥った鳥の末路は?

粟玉に色々混ぜて 自分でオリジナルフードを作って食べさせている人もいますが、成長期の栄養状態は鳥のその後の一生を左右しますので、パウダーフードの方が間違いありません。

粟玉とパウダーフードを混ぜて与える方法もあるにはあるのですが、そもそも粟とパウダーでは消化時間の差があるので オカメインコの雛が食滞を招く原因になることがあります(←必ず食滞を起こすと決まっているわけではありません)

オカメインコの雛の落鳥原因は食滞が原因の餓死が多いため、食滞には十分注意する必要があります。

市販されているヒナ用のパウダーフードであれば栄養バランスが取れていますのでどれを選んでも大丈夫ですし、挿し餌の新鮮さと温度に注意しさえすれば安全です。

オカメインコ雛をお迎えする直前に保温環境を整えておくべし

オカメインコ雛の値段

オカメインコ雛を家に連れて帰る時は、事前にプラケースを用意してお迎えに行くことをおすすめします。

そして帰り道に外気や冷たい風に当てないように注意しつつ、できるだけ早く帰宅して落ち着かせましょう。

そして、家に着いたら十分に保温した飼育ケースに入れてそっとしておきましょう。

あらかじめ飼育容器も保温環境も準備しておき、すぐに落ち着けるようにしておくことがヒナの負担を軽くします。

プラケースは移動時には便利ですが、高温になる保温電球(ヒーター)との併用には注意が必要です。

前述のとおり、安全性を考えるとプラケースよりもガラス水槽の方が安心です。

オカメインコの雛は結構大きいですし、よく動き回る活発な子だと、ちょっと手狭に感じることがあるかもしれませんね。

雛を育てる収容ケースは少し大きめのものを用意しておけば、成鳥になってから体調を崩したときの看護ケースにも使えます。

オカメインコ雛の値段

お迎え後の雛はできれば一週間くらいは あまり触ったりかまったりせず、少しずつ新しい環境に慣れさせてください。

ヒナの週齢にもよりますが、まだ羽が開ききらないようなこのくらいの幼雛↑↑↑ であればなおさら 挿し餌以外にはあまりかまわない方がいいです。

オカメインコ雛飼育の初心者さんは中雛をお迎えしよう

オカメインコ雛の値段

冒頭にも書きましたが、オカメインコの雛育ては 手乗り鳥を育て上げたことがない全くの初心者さんには意外と難しいので、心配な方は 少し大きくなったこのくらいの中雛↑↑↑ がオススメです。

中雛ってずいぶん大きくなってるんじゃない?それでもちゃんとなついてくれるの!?

・・・と思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫です。

人の手からの挿し餌で育った子は 飼い主さんが変わってもベタベタになつきます。そういう人なつこさがオカメインコの魅力です。

ブリーダーのところから雛をお迎えする場合は、相談すれば 挿し餌を卒業して一人餌になった中雛まで預かってくれる人もいますので、一般のペットショップからお迎えするよりも安心かもしれません。

愛情を持って育てれば オカメインコはどんどんなついてくれますから、大切な家族の一員として わたしたちを日々癒す大きな存在になります。

我が家がオカメインコに魅せられて 大所帯の自称「オカメインコ愛好家」になったのも そんな理由からです。

オカメインコをお迎えする皆様に最高のご縁と出会いがありますように!