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オカメインコの多頭飼い!複数飼いや2羽目のお迎えは慎重に進めよう

オカメインコに限らず 小鳥を飼っていると「この子にお友達やパートナーを作ってあげたいな」と思うことがあるでしょう。

飼い主との1対1の濃密な関係もいいのですが、インコ同士のコミュニケーションや自然な表情などが見られる、複数飼いならではの楽しみが多頭飼いの醍醐味です。

また留守しがちな家庭の場合、ひとりぼっちでさみしくないようにしてあげたい思いを抱くのもあるあるです。

でも多頭飼育が飼い主の思惑通りにいくかどうかは、ある種の賭け。やってみないことにはわかりません。

とはいえ、先住鳥と新入りの出会いをスムーズにするコツはありますので、ここではそれを紹介します。

オカメインコの多頭飼い!複数飼いや2羽目のお迎えは慎重に進めよう

オカメインコの多頭飼い

オカメインコは
とても臆病な鳥ですから

いきなり新しい子をお迎えして
双方を近づけると

それだけで
ストレスになることがあります。

コンタクトコールを聴かせて少しずつ慣らしていく

オカメインコの多頭飼い

ヒトと同じように
インコにも社交的な子もいれば、
一人遊びが好きな子もいます。

もしすでに新しい子を
迎えることが決まっているなら

YouTubeなどで
鳴き声(コンタクトコール)を聞かせ
事前に慣れさせておくのもいいです。

すでに飼い主が恋人の鳥は2羽目を迎えると三角関係に!?

オカメインコの多頭飼い

性成熟した大人の鳥さんが
飼い主をパートナーと認識…
つまりインコが人に恋している場合

2羽目をお迎えすると
三角関係が勃発する場合があるので
注意が必要です。

先住鳥が新入りを仲間として
気に入ってくれればいいですが

すでに飼い主が恋人!と決めている場合は
厄介なことになる可能性があります。

1つのケージで飼えないかも!?と覚悟してから2羽目をお迎えして

オカメインコの多頭飼い

先住鳥と新参鳥の
相性が合えばいいですが

インコ同士の相性が悪いと
けんかが多発したり

オカメパニックが頻発して
負傷することもあります。

インコ同士を会わせてみて
どうしてもうまくいかない…等の最悪の場合、

別々のケージで飼わなければ
いけないケースもあります。

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多頭飼育を検討している方は、
そこまでの覚悟を決めてください。

それでも受け入れる
覚悟を決めてから
新しい子を迎えてください。

実際にお迎えするまでは
多頭飼育がどうなるかは不明です。

吉と出るか凶と出るかは
そのときまで誰にもわかりません。




インコの多頭飼いの初めの一歩は防疫!病気の感染を防ごう

オカメインコの多頭飼い

多頭飼いでいちばん
注意しなければならないのが
先住鳥との相性と
思われるかもしれませんが

その一歩手前で
強く意識しておくべきこと…
「防疫」が最重要です。

ちょっと面倒ではありますが
病気の感染リスクをいちばんに考えましょう。

新入り鳥が持ち込む(かもしれない)病気の
先住鳥への感染を防ぐために
最初は別ケージを用意するのが理想です。

どんな事情でお迎えしたとしてもケージを分けて、
更に別室に隔離して飼育するのがおすすめです。

初期段階での健康診断はもちろん
どのくらいの期間隔離するのかなどは
獣医の指示に従ってください。

鳥たちを隔離していても
姿は見えなくても声は聞こえるので、
コンタクトコール(呼び鳴き)は交わします。

そこでお互いにどんな反応を見せているのかも
この期間中におおよそ確認できます。




先住インコファーストが鉄則!良い関係を取り持つ絶対条件を厳守する

オカメインコの多頭飼い

防疫期間が明けたら
まずは2羽を同じ部屋に連れてきます。

おたがいの存在に慣れてきたら、
手乗りインコであれば
片方ずつ放鳥して
様子を見ましょう。

この時必ず先住鳥を先に放鳥します。

餌をあげるのも、声をかけるのも
先住鳥が優先です。

この優先順位を守るのが大切です。

新しい鳥をむかえても
先住鳥への愛情は変わらないことを
きちんと態度で見せて知らしめます。

このステップを数日かけてきっちり踏んでおくと
先住鳥が新入りにやきもちを焼いて
攻撃することが少なくなります。

オカメインコの多頭飼い

オカメインコは人間臭いところがあって、
飼い主のことをよーく観察しています。

自分のわがままを飼い主は
どこまで許容してくれるだろう?とか

自分はセカンドでなく
ちゃんとファーストなのか?とか

何気に観察している
「かまってちゃん」がけっこういます。

中には自分の望みをぐいぐい押してくる
プッシュ力強めのキャラの子もいます。

そういう子には特に
「先住鳥ファースト」が利きます。

「自分がファーストだ」とわかると
インコの飼い主を見る目が変わり、
信頼関係がさらに強固になります。

だから、しつこいくらいに
先住鳥ファーストにこだわってください。

それで先住インコの心も満たされますから。




インコのパーソナルスペース問題!ケージサイズと鳥の習性を要チェック

オカメインコの多頭飼い

私が2羽目のオカメインコを飼い始めた頃に
え!?と思ったことがあります。

それはオカメインコは
ラブラブなカップルであっても
ぴったりくっついたりしないこと。

隣同士に並んでいっしょに過ごし
どこに行くにも共に行動するのですが
ペア同士でピタッと密着しないのです。

居住スペースが狭ければ
寄り添って過ごす時に
肩が触れ合うことはあるかもしれませんが、
好んで密着することはあまりないです。

巷では個体差があるかもしれませんが
今うちにいる33羽の中には
そういうのはゼロです。

オカメインコの多頭飼い

うちで以前に飼ってた文鳥のペアは
常にぴったり密着していたので

鳥のカップルはそういうもの
…と勝手に思い込んでいました。

でも違うんです。
鳥種によってまちまちです。

そう考えると、
オカメインコを2羽飼うのに
465サイズではサイズ不十分かも。

まあ、もともと465ケージは
本来1羽飼いのスペースでしょうね。

「日本の家はウサギ小屋」
(=小さくて狭い)…なんて言われますけど

残念ながらインコの居住スペースも同じですね。




ペアでも一緒にいたくない!?一羽一ケージの方が上手くいく場合もある

オカメインコの多頭飼い

2羽以上で放鳥しているときに

一方がもう1羽の所に寄っていっても
何も問題なさそうに見えたり

おたがいに呼びかけるように
鳴く間柄になったら

2羽を少しずつ同時に放鳥したり
同じケージに入れたりしてみましょう。

しかし、ここでも無理は禁物。

まずはおためし同居から始めて
いっしょにいる時間を
少しずつ延ばしていきます。

オカメインコの多頭飼い

逆に2羽のけんかが絶えないとか、
一方のストレスが見て取れるならば

いさぎよく同居飼育をあきらめて
別々のケージで飼育した方がいいです。

たとえどんなに仲が良いペアでも
常にいっしょにいることで
ストレスマックスになることがあります。

ヒトといっしょです(汗)
ずーっと変わらずラブラブなんて
めったにありません ^^;

オカメインコの多頭飼い

マンネリ関係を回避するには?
なんか独りになりたいな…を緩和するには?

「ワンクッション」の役割を
ヒト(飼い主)が担うこともひとつの方法です。

「飼い主も群れの仲間の一員」の認識を
しっかりインコに植え付けます。

多頭飼いを始めたことで
ペアとしてのパートナー関係や
友達関係みたいな仲間ができたからといって

鳥同士だけでコミュニケートさせるのではなく
「鳥同士で勝手に遊んで」と放鳥するのでもなく

飼い主自らが積極的に「群れ」に
関わっていく心掛けと仕掛けが大切です。

放鳥の度に毎度関わるのが難しければ
数回に1回はインコの遊びに参加して
楽しい時間を共有するところをインコたちに示します。

インコに嫌われたのは遊び方が悪いせい!ベタ慣れインコは作れる話①
べたなれインコを作るためのインコとの遊び方と本能・習性の話①

鳥類には「ボス」は存在しないのが通説なので
飼い主は「群れのリーダー」として関わるのがおすすめです。

新しい遊びを定期的にひねり出して提供するなどして

おもしろおかしく、かつ積極的に
インコの遊びに関わっていきましょう。

オカメインコの多頭飼い

ヒトと同様に
インコも同居には相性があります。

相性の合わない相手との同居は
大変なストレスになりますので

ストレスの少ない生活が送れるように
鳥たちの様子をしっかりと見据えながら

焦らずに多頭飼いを楽しんでいきましょう。