【オカメインコの多頭飼い】複数飼い・2羽目お迎えは慎重に進めよう
オカメインコに限らず 小鳥を飼っていると「この子にお友達やパートナーを作ってあげたいな」…と思うことがあると思います。
飼い主との1対1の濃密な関係もいいのですが、鳥たち同士のコミュニケーションや表情などが見られる、複数飼いならではの楽しみもあります。
また留守しがちな家庭の場合、留守の間にひとりぼっちでさみしくないように…ということもあるでしょう。
ここでは すでに先住鳥がいる家庭に新しい鳥の家族をお迎えするとき、どんなことに注意すればいいのか?という話をします。
オカメインコの多頭飼いは一筋縄ではいかないことも…
オカメインコはとても臆病な鳥です。
よって いきなり新しい子をお迎えして近づけると、それだけでストレスになってしまうこともあります。
人間と同じように 鳥にも社交的な子もいれば、一人遊びが好きな子もいます。
もしもすでに新しい子を迎えることを決めているのであれば、事前にYouTubeなどで他の鳥たちの声を聞かせて それに慣れさせておくのもいいかもしれません。
鳥同士の相性が悪いとけんかをしてしまったり、オカメパニックといわれるパニック状態になったりしてけがをすることもあります。
どうしてもうまくいかないなどの最悪の場合、別々のケージで飼わなければならなくなるケースもあります。

複数飼育を検討している方は、一応はそこまでの覚悟を決め手から 新しい子を迎えた方がいいかもしれません。
実際にお迎えするまではどうなるかわからないからです。
オカメインコの多頭飼いでも最初は別ケージで飼育して様子をみてみる
複数飼いで一番注意しなければならないのが 先住鳥との相性です。
新しくお迎えする子には 先住鳥とは別のケージを用意して 様子を見るのが安全です。
鳥同士の相性ももちろんありますが、それよりも先に考慮すべきは病気の感染リスクです。
新しい子がうつす病気を持っていると先住鳥に感染してしまうので、新しい子をお迎えしたら しばらくは別々の部屋で一時的に隔離して飼育することをおすすめします。
別居して姿は見えなくても声は聞こえるので、お互いにどんな反応を見せているのか しっかり確認しておくことも必要です。
そして1週間~10日ほどたったら、2羽を同じ部屋に連れてきて、おたがいの存在に慣れてきたら、片方ずつ放鳥して様子を見ましょう。
このとき、必ず先住鳥から放鳥します。
餌をあげるのも声をかけるのも先住鳥を優先します。
この優先順位をきちんと守ることも大切です。
新しい子をむかえても先住鳥への愛情は変わらないことがわかれば、新入りにやきもちを焼いて攻撃するということもなくなります。
そんな些細なこと…と思われるかもしれませんが、そういう愛情に敏感なところを見せるほど、オカメインコは賢くて繊細で愛情深いのです。
オカメインコの多頭飼い、場合によっては同居をあきらめる覚悟が必要
2羽以上で放鳥しているときに どちらか一方がもう1羽のところに行ったり、おたがいに呼びかけるように鳴いたりするようになったら、少しずつ同時に放鳥したり同じケージに入れたりしてみましょう。
しかし、ここでも無理は禁物です。
放鳥時にすんなりと同じケージに入れるようであれば、ためしに同居させてみても大丈夫かもしれません。
逆にけんかが絶えない、一緒に入れると鳴き声がうるさい…などのトラブルがあるなら、同居をあきらめて別々に飼育することも考えた方がいいでしょう。
■同居は慎重にすすめること
■おたがいの相性を見きわめること
■先住鳥のお世話を優先すること
人間同様、インコも同居には相性があります。
相性の合わない相手との同居は大変なストレスになります。
仲良く同居生活が送れるように、様子をしっかりと見ながら 焦らずにオカメインコの多頭飼いを進めていきましょう。
子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人で、これは鳥と飼い主のQOL向上(健康に楽しく)に役立つ情報や体験談を集めたコンパニオンバードブログです。
フィンチとインコでは飼育に異なる点がありますが 小型~中型インコには共通項が多いことから、オカメインコだけに限らず中型までのインコ・オウム飼育に役立つ内容を更新します。