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オカメインコと文鳥の同居や相性は?緊張を解くのに2週間かかった話

オカメインコをお迎えすることになった
我が家には先住の文鳥が2羽いました。

縄張り意識が強く、
時には自分よりも大きな相手へ
攻撃をしかけることもある文鳥と

それとは正反対な、
非常に臆病なオカメインコ。

文鳥たちのもとへ、
オカメインコが加わる状況でした。

オカメインコと文鳥

オカメインコはパニックを
起こしやすいとのことで、
小鳥たちの距離感の掴み方を
どうしたらいいか
計りかねていました。

しかしオカメインコの雛は
お迎え当初はプラケースでの
暮らしになるため、

鳥かご暮らしになるまでにはなんとか双方とも慣れるだろう

…と、私は楽観的に
お迎え当日を迎えてしまいました。

オカメインコと文鳥の同居や相性は?緊張を解くのに2週間かかった話

オカメインコと文鳥

お迎えしたオカメインコの健康診断がすみ
新しい家族を文鳥たちに紹介する日が
やってきました。

文鳥のケージの近くに
オカメインコのケージを準備しましたが、

文鳥たちから見えない位置で
プラケース暮らしだったオカメインコと
文鳥との対面はまだでした。

オカメインコと文鳥

当時オカメインコの挿し餌が終わっておらず、
飛ぶ練習もまだだったので、
手の中にいる雛を文鳥の鳥かごに
近づけて紹介しました。

すると、文鳥は警戒心MAXで
警戒鳴きをしてしまい、
オカメインコは怯えて
手の中でバタバタ。

思っていた以上に双方が
混乱してしまったため、

近くで対面するには早すぎた
…と猛省しました。




3羽の上手な距離感を掴むため段階を踏んで慣れてもらうことに

オカメインコと文鳥

オカメインコのケージ暮らしが始まったら、
文鳥もオカメインコも緊張しっぱなしで
ストレスを感じる毎日になってしまいます。

オカメインコがプラケース暮らし卒業までの間に、なんとか慣れてほしい

…と思った私は
いくつかの段階に分けて
小鳥たちにお互いが
「お隣さん」であると
認識してもらえるようにしました。

放鳥した文鳥の視界にオカメインコを入れてみる【7日間】

オカメインコと文鳥

1段階目は、まずお互いを
視界にいれるところからにしました。

普段は離れて生活してもらって、
文鳥が鳥かごから出て
自由行動をしている時に
オカメインコが見えるようにしました。

その時にはオカメインコからも
文鳥が見えているはずです。

初めて見るものにはあまり近寄らない
鳥の習性を利用し、
急激な接近を避けられるようにしました。

この時、文鳥たちは私に留まりながら
時折オカメインコのプラケースを
観察しているような様子がありました。

これを、1週間ほど続けました。

文鳥のケージから少し離れた場所にオカメインコのプラケースを置く【3日間】

オカメインコと文鳥

次に、文鳥のケージの近くに
プラケースをお引越しし、

文鳥の普段見えている風景に、
オカメインコが加わるようにしました。

すぐ隣に置くのではなく、
少し離れた場所に置いてみました。

お引越ししてすぐの時は
お互いにビクビクする様子でしたが、

距離が少し離れているので
対面時ほどパニックにはなりませんでした。

この距離を、3日間ほど維持してみました。

文鳥のケージの隣に置いたオカメインコのケージにプラケースを入れる【4日間】

オカメインコと文鳥

次に、オカメインコケージの中に
プラケースを入れました。

オカメインコと文鳥の距離は
かなり近づいています。

鳥かごの中にプラケースを入れるのは、
オカメインコにケージに慣れてもらう
意味合いもありました。

この時も、お引越ししてすぐは
双方とも緊張していましたが、
4日経つと落ち着いたようでした。

オカメインコがケージに慣れ、
プラケースから卒業できるようになれば、
この段階は終了です。

2週間の根回し後にオカメインコがプラケースから卒業させてみたら…

オカメインコと文鳥

いよいよ最終段階、
オカメインコをケージにお引越しです。

最初の段階から約2週間ほどかけて
慣れてもらったので、
とてもスムーズに
お引越しができました。

文鳥もオカメインコも、
お互いが隣にいても
いつもと変わらない様子で生活できています。




鳥の多頭飼いで大切なのはケージの配置・安全性の確保・放鳥のやり方

オカメインコと文鳥

鳥かごやプラケースの位置を工夫することで、
3羽はお互いに徐々に警戒心を解き、

放鳥時に互いの視界に入る
→ケージの中からの視界に入る
→お隣さんになる

…といった具合に、
だんだんと慣れていくことが
できたように思います。

また、ケージ内の安全性を保証することで、
鳥かごやプラケースが小鳥にとって
安全基地となる役割も果たせており、

小鳥たちの警戒心を和らげることに
一役買ったのではないかと考えます。

オカメインコと文鳥

先住の文鳥を放鳥し
プラケースのオカメインコの存在を
確かめてもらったことで、

まずは先住のペースで
距離感を確認することが
できたのではないかと思います。

初対面の時には私のミスで
散々だった彼らですが、

今では良きお隣さんとして
お互いのびのびと生活しています。

ケージは変わらず隣同士で、
放鳥時にはそれぞれの鳥かごの上に
乗ったりして慣れている様子です。

オカメインコと文鳥

しかし、あくまでオカメインコと文鳥。

種も気性もまったく違うということを
忘れてはいけません。

文鳥は喧嘩すると
相手の鳥が怪我をするほど
激しい攻撃を加える気の強さがありますし

オカメインコも温厚といえど、
止まり木が削れるほど
噛む力が強いです。

オカメインコと文鳥

生育環境や双方の性格によっては
仲良くなれるかもしれませんが、

全員を雛から同時期・同時進行で
育てているわけではないので、

事故の予防や安全性を考慮して
文鳥とオカメインコを
一緒に放鳥はしません。

万が一のことを考えると
文鳥とオカメインコは
一定の距離感を保った関係性に
限定した方がいいと考えています。

オカメインコと文鳥

オカメインコがケージ越しに
文鳥を目で追うのを見ると、同居鳥同士の
仲間意識の片鱗が見え隠れしますし、

群れで暮らす習性のオカメインコにとっての
「仲間の存在の大きさ」が見て取れるので

我が家では多頭飼いのメリットは
確かにあると感じています。

飼い主に可愛がられる文鳥に
嫉妬するオカメインコや、

気まぐれにオカメインコに向かって
歌いかける文鳥の様子を見ていると

鳥かご越しのお隣さん同士の交流も
とてもかわいらしくて癒されます。