人形の処分に困りお焚き上げに出してすっきりした体験談
30代男性 母の部屋の大掃除をしていた時、天井に近い引き戸から長い黒髪の日本人形が出てきました。祖母の遺品で、人間のようにリアルに作成された日本人形です。
必要最小限のものを残して断捨離するための大掃除でしたから、この日本人形も手放すつもりでいました。
当初はリサイクルショップで売りに出そうかと思いましたが、家族の反対があって売却は断念。
人形は「魂が宿りやすい」と言われているので「処分」よりも「供養」すべきだとの意見から、神社にお任せするのがよいだろうとの結論に至りました。
ネットで調べたところ、供養の実績があって家からもほど近い千葉県の櫻木神社を見つけ、そこでお焚き上げをしていただきました。
櫻木神社ではだいぶ以前からお焚き上げを行っているということで、人形のほかにもお守りや故人の私物なども扱っているとのこと。
お焚き上げの料金は神社によって異なるとのことでしたが、うちの日本人形は小さなサイズだったため、料金は2,000円ほどで済みました。
神社できちんとお焚き上げしたことにより、家族みんなの気持ちがすっきりしてホッとしました。
人形やぬいぐるみの処分…実は片付け業者でも困るシロモノ
故人が大切にしていた人形やぬいぐるみ、仏壇などは、誰もが心情的にゴミに出すに出せないシロモノではないでしょうか。それは個人だけでなく、遺品整理業者も同じなのです。
単に室内に飾ってあっただけの人形なら処分も気にならないかもしれませんが、故人が大切にしていた遺品であればあるほど、粗末に扱えないと思うのは無理もないこと。
人形やぬいぐるみは個人の思い出や特別な思い入れが詰まっていることが多いのは誰もが想像しうることで、プロの遺品整理士でさえ、いちばん処分に困るものの筆頭に人形やぬいぐるみを挙げるそうです。
…などと考える人も多く、そのままゴミに出すのがはばかられて、神社やお寺に人形供養を依頼するのです。
スピリチュアルな考え方に無縁だったり、人形を捨てることに罪悪感を持たないなら、人形の処分は家庭のゴミといっしょにゴミ出しすればいいでしょう。
自治体のゴミ分別ルールに則って人形やその付属品などを解体・分別してゴミに出す…これがいちばん手っ取り早く、安上がりな方法です。
一般的な人形やぬいぐるみは大きさも重さもそれほどではないので処分は楽ですし、ゴミに出すこと自体にまったく問題はありません。
「念」だの「魂」だのいろいろ言われていますが、人形を普通にゴミに出しても呪われたりしません。とはいえ
…と思う人の方が やはり多数派でしょうね。気持ちの問題は意外と大きいです。
お焚き上げは供養!人形と心安らかにお別れする方法を選ぼう
人形やぬいぐるみは潔くゴミに出せない人の方が多数派でしょう。無理してゴミに出したりしたら、この先もずっと後悔の念にとらわれることだってあり得ます。
そういった人形の処分には それらの思い出の品に対してきちんと「今までありがとう」とお礼を言って供養してあげるのがいちばんです。
「供養」というと「人形供養」を思い浮かべる方が多いと思いますが、供養は人形やぬいぐるみに限ったことではありません。供養は燃えないものでもOKで、基本的にどんなものでも供養可能です。
たとえば、お寺や神社と提携している遺品整理業者の中には、一軒家を丸ごと供養するサービスをしているところもあります。ここまでやったら 供養も完璧ですね。
人形供養をしているお寺や神社は全国各地にたくさんありますので、最寄りの神社仏閣に相談して、お焚き上げしてもらうのがいいでしょう。
お焚き上げは郵送で簡単にできる!みんなのお焚き上げがおすすめ
人形やぬいぐるみ、その他の供養してもらうのが小さなものであれば、ネットで郵送キットを購入し、供養したいものを箱や封筒に詰めて送るだけ…という簡単なお焚き上げサービスが便利です。それがみんなのお焚き上げです。
「みんなのお焚き上げ」では由緒ある神社でお焚き上げを行い、お焚き上げの証明書も発行してもらえます。燃えないものでも大丈夫です。
故人の遺品だけでなく、ご自身でも思い入れがあって捨てるに捨てられないものの処分にはお焚き上げという名の供養がいちばん心やすまります。